特定のお客様に特別感のあるメッセージを～ダイレクトメール～

「お誕生日のあなたに特別なプレゼントです！」

「今だけのお得なセールのご案内♪」

こんなメールや手紙が届いたことはありませんか？

まるで自分にだけお知らせしてくれているかのような特別感のある文章で、思わず中身をしっかり見てしまいますよね。

このように、一個人に直接送られてくるメールや手紙のことを、ダイレクトメール（以下DM）と言います。

DMとはどんなものなのか、詳しく見ていきましょう♪

DMとは？

DMとは、一個人に対して直接送るメールや手紙のことを言います。

商品の宣伝やキャンペーン情報、セミナーやイベント情報など、直接お知らせをするためターゲットを絞ったアプローチをすることが可能です。

一昔前まではDMの手段としては手紙やはがきが主流でしたが、現在はメールやSNSのメッセージなども使われるようになっています。

それぞれのツールの特徴を説明しますね。

はがき

手軽さが便利で、今も昔もDMとして多く使われているのが「はがき」。

特によく見るものとして、印刷した紙をはがきサイズに折って貼り合わせた圧着はがきがあります。

デザインや内容を自分で作り、印刷するだけで制作することができるため、コストがあまりかかりません。

無料テンプレートや素材も豊富で、簡単に自分で作ることができます。

誌面サイズ・面積の問題もあり、掲載できる情報量が限られてきます。

また、多くの業者がはがきのDMを送付するので、他のDMに埋もれないようにする工夫も必要になります。　デザインを変えたり、紙の種類を変えたり、においをつけたりなどの工夫をするところも多いです。

封筒

封筒の中にお手紙やカタログ、チラシや会社案内など、紙媒体を入れて送付する方法も昔からよくあるDMの手法です。

はがきよりも情報をたくさん入れ込むことができ、お客様にただ読んでもらうだけでなく、それ自体が購入やアクセスに繋がる可能性を持っています。

封筒にも様々な種類があり、

■紙封筒…白い封筒、色封筒、クラフト封筒

■ビニール封筒…OPP封筒、CPP封筒、片面白ベタ封筒（OPP)

■その他…宛名窓付封筒、片面半分白ベタ封筒（ビニール封筒）

などがあります。

とにかく安く抑えたい！

しっかりとした印象を与えたい！

中身が見えるようにしたい！

といった希望に合わせて、それぞれの封筒を選ぶ必要があります。

デザインから封筒の手配まで自分ですることができますが、より本格的で相手に伝わる封筒DMを作りたい場合は、広告代理店等に依頼するのも一つの手ですね。

メール

ネットが普及してきたころから使われるようになったのが「メール」。

デザインや印刷などが要らず、メールを作ってポチっと送信を押すだけで、お客様のメールアドレス宛にお知らせやキャンペーン情報を送ることができます。

手軽に送ることができる反面、メール内容は丁寧に作る必要があり、文章力も問われてきます。

また、多数ある別のメールに自分のメールが埋もれてしまい、後から開封されにくい・見返しにくいというデメリットもあります。

そのお客様が本当に必要としている情報をわかりやすく、そして興味を引くような、お客様の購入テンションを上げることのできるようなメールを送ることができた時には、高い確率で次のアクションへと導くことができます。

パソコンのメール機能があればすぐ簡単に始めることができ、メールも自分で作って送るだけなのでコストもほとんどかかりません。

SNSのダイレクトメッセージ

近年主流になってきているのが、このSNSのダイレクトメッセージ。

Instagram・Twitter・Facebookなどのメッセージ機能を使って、直接ユーザーにメッセージを送るものです。

10代・20代の若者を中心にSNS人口は増え続けており、SNSを触らない日はないと言っても過言ではない人も多くなってきています。

送る側も手軽で、見てもらえる確率も比較的高いのですが、InstagramやTwitterは実名制ではないため、送信者の信用性に欠けるデメリットもあります。

「私と一緒にお仕事をしてくれる仲間を探しています♪」

こんなDMが代表的ですが、なんとなく怪しい印象を持ちますよね…。

しかし、無料で簡単に始められますし、ハッシュタグを使って効果的にターゲットを見つけることもできるため、リスクなしでDMを始めることができるメリットもあります。

いかに相手に安心感を与えられるのか。

SMSのダイレクトメッセージでアプローチをする場合は、そのあたりの信用性をどれだけしっかりさせられるかがポイントになってきます。

また、今ではSNSマーケティング専門の会社も出てきているため、ダイレクトメッセージをはじめとしたSNS管理をすべて任せることもできますよ。

DMは誰に向けて使うもの？

DMは名前の通り、ダイレクト（直接的）に送るメッセージです。

基本的には、相手の住所を知っていたり、メールアドレスを知っていたり、アカウントを知っていたりと、何かしらの情報を知っていなければ送ることができません。

そのため、新規のお客様よりは、もうすでに知っているお客様・既存のお客様に対して使うものです。

また、送ってすぐレスポンスのある場合もあれば、何回か送る中で購入に至るような場合もあり、即効性と遅効性を兼ね備えたツールだと言えます。

ダイレクトメールのまとめ

DMは、特定の人に対して「あなただけ」といった特別な情報を送ることのできるアプローチ方法です。

特別感は、お客様の購入意欲や気持ちを高めることができます。

いくつかご紹介したDMのツールの中で、皆さんの事業や方針に合うものを見つけて、効果的に活用していきましょう。