特定の販売先や仕入先に依存しないよう、
取引先の分散を図るのはリスク回避の一つとなりますね。
もしかしたら、みなさんも
こんな話を聞いたことがあるのかもしれません。
現在、コロナショックが起きており
一つの取引先に依存する会社は
突然、仕事がなくなり倒産の危機に瀕している
そんな話も聞こえていますね。
周りで聞こえる、恐ろしい話
自身での体験談を元に、今後の戦略について
考えていきましょう。
答えは、至極単純で
一社集中の取引から、複数の取引先を持とうって
そんな話ですね。
100万円の売り上げを何社からいただいているのか
例えば、一例ですが
こんな図をご覧ください。
月間100万円の売り上げがあった場合
単純に、一社に営業をして、
一社から売り上げを回収します。
この場合、その会社が倒産した場合
いきなり売り上げが0円になってしまいます。
また、そこの会社さんから値引き交渉を受けたら
従わなければいけなくなります。
（反論して、仕事を減らされるリスクもありますからね）
100万円の売り上げを2社からもらっている場合
では、100万円の売上に対して
2社から仕事をもらっている場合はどうでしょう？
こんな図式ですね。
一社取引が無くなっても、残り一社ありますから
50万円の売り上げは確保できます。
全体の数字からすると、半減しますが
いきなり倒産とまではいかないでしょう。
でも、厳しい数字にはなります。
残った会社さんにもう営業をかけて
1割の数字アップを獲得しても
合計55万円、なかなか厳しい数字ですね。
100万円の売り上げを4社からもらっている場合
では、100万円の売り上げに対して
4社から仕事をもらっている場合はどうでしょう？
こんな図式になります。
一社取引が無くなっても、3社取引が残っているので
75万円の売り上げが確保できます。
これなら、まだ なんとか復活の可能性がありますね。
残りの3社から、1割アップの営業をしたと仮定すると
そうすれば82.5万円、なんとかなりそうですね。
このくらいなら、心が折れずに仕事できるかと思います。
100万円の売り上げを10社からもらっている場合
では、最後の一例として
100万円の売り上げに対して
10社から仕事をもらっている場合はどうでしょう？
1社から10万円の売り上げですね。
一社取引が無くなっても、9社取引が残っているので
90万円の売り上げが確保できます。
10万円くらいのお客様なら、
新規営業で受注できる可能性もあります
また、残りの9社から、1割アップの営業をしたと仮定すると
99万円となり、元の売上高に近い数字になります。
リスク回避まとめ
取引先が多くなるとリスク回避にもなります
値下げ交渉を受けた場合でも強く突っぱねることが可能です。
（もしも、そこがなくなってもなんとかなりますからね）
取引先が増えるほど
営業の手間などかかるようになりますが
リスク回避や、今後売り上げアップを目指すのなら
一極集中は避けていきましょう。
この原則でミスって、倒産する会社
かなり多いんですよ〜
今回、コロナウィルスの経済危機では
急に発注がなくなってしまったり
お客様が倒産した、なんて話も出てきますね
今後、同じような事が起きないとも限りません。
今現在、自社が倒産しないようにするのも大事ですが
可能な限り、リスク回避の手段は講じていきましょう。
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愛知県豊橋市を拠点として、全国のフリーランスの皆さんの売り上げアップ・集客アップをサポートしている、経営コンサルの笹野です。
今回はリスク管理の話になります。