今日は商品やサービス開発の際に直面する「サービス内容」「価格設定」の悩みについて、心理学の面白い視点をご紹介します。
この法則を知ることで
あなたの会社の利益は、もっと向上すること間違いなし
利益を最大化するための価格設定戦略
さっそく、具体的な一例も交えながら
順番に紹介していきます。
①消費者は3択の中から選びやすい
②「中間選択」がもたらす心理的安心感
③利益率を最大化する価格設定戦略
消費者は3択の中から選びやすい
商品を選ぶ時、多くの消費者は3つのオプションが
あると選びやすさを感じます。
これは心理学で「中間選択効果」と呼ばれ、
人々が極端な選択肢を避ける傾向にあるためです。
例えば、カレーライスを売る場合に
激辛、普通、甘口という3つの辛さを用意すると、
多くの人は極端でない「普通」を選びます。
これは、中間の選択が心理的な安心感と
バランスを提供し、決断を容易にするからです。
価格設定に悩む際にも、この原理を
応用することで、消費者に適度な価格の
商品を自然と選ばせ、売上げの最大化を
図ることが可能になります。
「中間選択」がもたらす心理的安心感
選択肢の中で、中間のオプションは心理的な
安心感を与え、バランスの良さから多くの人に
選ばれる傾向があります。
例えば、オードブルを「松」「竹」「梅」で
提供した場合、「松」は価格が高く避けられ
がちですし、「梅」は手頃だけれどもやや
物足りないと感じられがちです。
これに対し、「竹」という中間の選択肢は、
価格も品質もバランスが取れていると感じ
られ、多くの人にちょうどよいと思われるの
です。
このように、中間の価格設定は顧客に
とって魅力的な選択となりやすく、
商品選びにおける心理的な安定感を提供します。
利益率を最大化する価格設定戦略
効果的な価格設定戦略では、利益率の最大化を
目指します。その鍵は、消費者に最も選ばれや
すい中間の選択肢、「竹」に高い利益率を
設定することにあります。
一方で、高級オプションの「松」は、
高額で設定することによって、
少量売れただけでも大きな利益につながる
可能性を秘めています。
このような戦略は消費者の選択心理を
巧みに利用し、全体の売り上げと
利益のバランスを取りながら、
最適な価格ポイントを見つけることができます。
3択の法則|利益を最大化するための価格設定戦略のまとめ
商品やサービスの開発において、
心理学の知見を取り入れることは、
消費者の選択を巧妙に誘導し、
売上を伸ばす有効な手法です。
消費者が無意識のうちに感じる
心理的な安心感を利用して、
特定の商品を選ばせることができます。
このアプローチは、マーケティング戦略に
革新をもたらし、あなたのビジネスに
新たな価値を提供することでしょう。
是非、この心理学的アプローチを
ビジネス戦略に組み込んで、
販売促進に役立ててください。
こんにちは、愛知県豊橋市を拠点として全国の中小企業の皆さんの、集客と販売促進のサポートを、デザイナーとコンサルタント両方の視点でサポートしている、販促工房の笹野です。