「とりあえず、会社案内代わりのホームページを作っておこう」 「個人のお客さんも、法人のお客さんも、両方来てくれたらいいな」
もし、あなたの会社のホームページ(HP)が、このようなスタンスで作られているとしたら、少し危険信号かもしれません。
解体業のHPにおいて、最も多く、そして最も成果が出ない失敗例。それは**「誰に向けたHPなのか分からない」**状態に陥っていることです。
あれもこれもと欲張った結果、誰の心にも響かない、ぼんやりとしたHPになっていませんか?今回は、HPで成果を出すために避けては通れない「ターゲット設定」の重要性についてお話しします。
なぜ「全員向け」のHPは失敗するのか?

厳しい言い方になりますが、「全員に向けたメッセージ」は「誰にも向けていないメッセージ」と同じです。
なぜなら、解体工事を依頼する「施主(個人のお客様)」と、ビジネスパートナーを探している「不動産会社・元請け(法人のお客様)」では、知りたい情報も、求めているものも、全く違うからです。
この両方にいい顔をしようとすると、情報がどっちつかずになり、結局どちらのお客様にとっても「自分に関係があるサイトだ」と思ってもらえなくなってしまいます。
相手によって「刺さる言葉」はこれだけ違う
では、具体的に何が違うのか見てみましょう。
1. 【施主(個人)様】に向けたHPの場合

- 求めているもの:「安心感」「分かりやすさ」
- 刺さるコンテンツ:
- 専門用語を使わない、噛み砕いた説明
- スタッフの笑顔の写真、丁寧な対応姿勢のアピール
- 「いくらかかるか?」の目安となる料金表
- 近隣トラブルへの具体的な対策
個人のお客様は、解体のプロではありません。不安でいっぱいです。ですから、とにかく親切で、敷居を低くすることが重要です。
2. 【不動産会社・元請け(法人)様】に向けたHPの場合

- 求めているもの:「信頼性」「対応力」「実績」
- 刺さるコンテンツ:
- 保有している許可証、資格の明記(コンプライアンス)
- 保有重機、対応可能な構造(RC、鉄骨など)のスペック
- 具体的な施工実績(特に大規模・難易度の高い案件)
- スピーディーな見積もり対応のアピール
プロである法人の担当者は、ビジネスとして付き合える「実力」と「信用」があるかを見ています。ですから、情緒的なアピールよりも、事実に基づいた情報を淡々と載せる方が効果的です。
まずは「一番取りたい相手」を一人に絞る勇気を
このように、ターゲットが違えば、HPのデザイン、載せるべき言葉、写真の選び方まで、すべてが変わってきます。
HPで成果を出すための第一歩は、「今、あなたの会社が一番取りたいお客様は誰か?」を一人に絞ることです。

- 下請け体質から脱却して、直接受注を増やしたいなら、迷わず**「施主様向け」**に特化する。
- 安定した法人の太いパイプを作りたいなら、プロ向けの**「BtoB仕様」**に徹する。
ターゲットを絞ることは、他のお客様を切り捨てることではありません。メッセージを鋭く尖らせ、本当に来てほしい相手に「これは自分のためのサイトだ!」と深く刺さるようにするための戦略なのです。
あなたの会社のHPは、誰に向かって話しかけていますか?今一度、見直してみてはいかがでしょうか。













こんにちは、愛知県豊橋市を拠点として全国の中小企業の皆さんの、集客と販売促進のサポートを、デザイナーとコンサルタント両方の視点でサポートしている、販促工房の笹野です。