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バズっても売上ゼロ!? お祭り集客と毎日集客の決定的な違い

販促軍師

こんにちは、愛知県豊橋市を拠点として全国の中小企業の皆さんの、集客と販売促進のサポートを、デザイナーとコンサルタント両方の視点でサポートしている、販促工房の笹野です。

はじめに

SNSで突然バズった、テレビや雑誌に紹介されて一気にお客様が押し寄せた、イベントで大行列ができた──。
もしあなたが経営者や個人事業主なら、一度はこんな「夢のような瞬間」を想像したことがあるはずです。

実際にそれを経験した人は、あの独特の高揚感を覚えているでしょう。
スマホの通知は鳴りっぱなし、DMや注文メールが一気に増え、「ついに自分の時代が来た!」と感じる瞬間。

でも、です。
数日経って冷静になったとき、こんな現実に直面する人が多いのです。

  • あれだけ話題になったのに、売上は想像ほど伸びていない
  • リピーターがほとんどつかない
  • 一度来たお客様が、二度と戻ってこない

これはまさに「お祭り集客」の典型的な落とし穴です。
一方、地味だけれど長くビジネスを続けている人は、「毎日集客」というコツコツ型のやり方を選んでいます。

今日は、このお祭り集客と毎日集客の決定的な違いについて、数字と例え話を交えてじっくりお話しします。

お祭り集客と毎日集客を数字で比べてみる

仮定の数字でイメージしてみよう

ちょっと極端な例ですが、考えてみましょう。
もし、あなたのお店に1日だけ36,500人ものお客様が来たらどうなるでしょう?

・入店待ちの行列は数百メートル
・駐車場は満車、路駐でクレーム発生
・店内はすし詰め状態で、落ち着いて商品も見られない
・レジ前はパニック、スタッフは息つく暇もなし

さらに深刻なのは在庫と人員の問題です。
1日だけのために大量の商品を用意し、普段の数倍どころか数十倍のスタッフを確保するなんて現実的に無理です。
しかも、その日限りで終わるなら、次の日には大量の余剰在庫か、逆に売り切れによる機会損失が待っています。

これはまるで、海に向かって一気に水を流すようなものです。
一瞬は派手に波立ちますが、すぐに静まり返ってしまう。
これが「お祭り集客」の現実です。

毎日集客だったらどうなるか

同じ年間来客数36,500人でも、毎日100人ずつ来るとしたらどうでしょう。

  • 在庫は計画的に仕入れられる
  • スタッフのシフトは安定
  • お客様と落ち着いて会話ができる
  • 店舗規模も無理なく維持可能

毎日集客は、派手さはありませんが「無理のない経営」ができます。
さらに、お客様と接する時間が取れるので、信頼関係が築きやすく、リピーターも増えます。

バズる=儲かる、は幻想です

SNSの世界では「バズる」という言葉が魔法のように響きます。
数万再生、何千件のいいね。
でも、冷静に考えてください。

バズで集まる人の多くは、「ちょっと面白そうだから見てみた」という冷やかし層です。
その場限りで去る人がほとんどで、本当にお金を払ってくれるお客様はごく一部。

私が知っている飲食店の例ですが、ある日TikTok動画が拡散され、普段の5倍以上のお客様が来店しました。
ところが、1か月後には客足が元に戻り、それどころか「待ち時間が長すぎて料理が冷めていた」という悪い口コミまで残ってしまったのです。

一方で、毎日数人でも「ここの商品が好き」「また来たい」と思ってくれるお客様がいるお店は、長く続きます。
これは、量よりも質が大切だということの証明です。

3つのポイントでわかる「毎日集客」の強さ

1. 一度に人が集まりすぎると処理不能になる

お祭り集客は急激な負荷がかかるため、オペレーションが崩れます。
これは飲食店でも通販でも同じです。

過去に私の知り合いがSNSバズで急激に注文が増え、

  • 発送が1か月以上遅れる
  • 注文ミスが連発
  • クレーム対応に追われる
    という事態になりました。

結果、せっかくのチャンスが「悪評」という形で残ってしまったのです。
これは、大量の水を一気に流し込んだバケツが割れてしまうのと同じです。

2. 毎日型は経営の負担を最小化できる

毎日一定数のお客様が来る場合、

  • 仕入れ
  • 在庫管理
  • 人員配置
    すべてが計画的にできます。

たとえば、パン屋さんが毎日50本の食パンを焼くのと、年に1度だけ1万本を焼くのとでは、効率も品質もまったく違いますよね。
毎日焼く方が、焼き加減や発酵のタイミングを体で覚え、安定した品質が提供できます。

スタッフの疲労も溜まりにくく、品質やサービスも安定します。
これは“ビジネスの寿命”を延ばす最大の要因です。

3. 売上はよりで決まる

お祭り集客は見かけの数が大きくても、購入率は低め。
毎日集客は少人数でも購入率が高く、売上に直結します。

例:
イベントで500人来ても購入者が10人=成約率2%
毎日5人購入で月150人、年間1,800人=安定した売上

経営を安定させるのは、「買ってくれる人を継続的に集める仕組み」です。
これは、釣りで言えば「一度に大漁を狙う網漁」よりも「毎日少しずつ釣れる定置網」に近いです。

実際に毎日集客にシフトする3ステップ

  1. 安定した接点を作る
     SNSや広告だけでなく、メールやLINEで「継続的に情報を届ける場」を作りましょう。
     たとえば、SNSで興味を持った人をLINE公式に誘導し、定期的に情報を送ることで、一度きりではなく継続的な関係が作れます。
  2. ターゲットを明確化
     誰でも来てほしいではなく、「こういうお客様に来てほしい」という条件を絞る。
     これにより、発信の内容が刺さりやすくなり、来店や購入の確率も上がります。
  3. 日常発信を習慣化
     毎日のSNS投稿、週1回のブログ更新など、小さな積み重ねを続けることが重要です。
     ここで大切なのは、売り込み一辺倒ではなく「役立つ情報」「ちょっと笑える話」など、お客様が読みたくなるコンテンツを混ぜることです。

まとめ

お祭り集客は一瞬の華やかさが魅力ですが、経営負担やリスクも大きい。
毎日集客は地味に見えても、経営の安定と顧客との信頼構築に直結します。

ビジネスを長く続けるなら、「バズ狙い」から「毎日型」へ舵を切りましょう。
バズは一瞬、毎日集客は一生ものです。

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