さて今回は、2023年3月の販促の動きについて考えていきたいと思います。
3月は、ひな祭りに新生活準備などがキーワードに。
また、3月21日は春分の日で、暦の上でも春の訪れとなります。
3月に向けて、どんなことに注目して販促を進めていけばいいのか
詳しく見ていきましょう。
ひな祭りは“食”の強化で売上アップ

まず、3月のビッグイベントと言えば「ひな祭り」ですよね。
ひな祭りは、女の子の健やかな成長を願ってお祝いをする「桃の節句」とも言われる行事です。
ひな祭りは、桃の花やひし餅を飾ったり、縁起の良い料理を食べる風習があります。
ここで押さえたいのが、ひな祭りで食べられる縁起の良い料理です。
ひな祭りは“食”を強化することで、売上アップを狙うことができます。
ひな祭りで食べられる料理(飲み物含む)としては、
●ちらし寿司
●ひなあられ
●ひし餅
●はまぐりのお吸い物
●甘酒(子どもが飲めるノンアルコールのもの)
などが挙げられます。
それぞれの料理や使われている食材には意味があり、
例えば、ちらし寿司の食材でよく使われる海老には
「腰が曲がるまで長生きできるように」という意味が込められています。
錦糸卵は金銀財宝を表し、
レンコンも「将来の見通しが良くなるように」といった意味があります。
ちらし寿司など、すでに出来上がった料理の販売強化をすることはもちろん
ご家庭で子供と一緒にちらし寿司を作りたい!なんて方もいますから
それぞれの食材の売場拡充も必要になってきます。
また、ひなあられは飾ることはもちろん
お子様が食べて美味しいということも想定して
様々な種類を用意しておくと良いでしょう。
このように、“食”に関する商品も含めて
ひな祭り関連の商品をまとめた特設コーナーを設けると
ひな祭り関連の商品を一気に購入していただける可能性もあります。
ひな祭りを有効に使いましょう!
卒業シーズン!新生活準備も活発に

3月は卒業シーズンも到来。
4月からはいよいよ新生活が始まるということで、
新生活準備も活発化します。
●卒業式・入学式用のフォーマルスーツ・ドレス
●新学期用の子供衣類
●フレッシャーズスーツ
などの、卒業・新生活用の衣類の販売強化を引き続き進めましょう。
ギリギリになっても駆け込み購入も考えられます。
また、新生活に向けて家具・インテリアなんかも強化しましょう。
「新生活セット」として、新生活に必要なグッズを
ひとまとめにして販売するのも一つの手です。
最近の若者は、安さだけでなく見た目も重視している人が多いです。
オシャレさも大事に、新生活向けの商品の強化をしていくと良いでしょう。
春の準備を本格的に

3月21日は春分の日で、暦の上でも春が訪れます。
春に旬を迎える食材としては、
春菊/春キャベツ/よもぎ/菜の花/タケノコ/イチゴ/サヨリ/はまぐり
などが挙げられます。
これらの食材の売場を拡充しながら
春食材を使ったレシピをチラシに載せたり
スーパーなどでは試食を行うと良いでしょう。
また、3月はまだ寒さも残る中
下旬にかけては少しずつ暖かくなってくる
気温変動の大きい月にもなります。
ジャケットやマウンテンパーカーなどのアウターも揃えつつ
●ニット
●シャツ
●パーカー
●Tシャツ
●ブラウス
など、春仕様のインナーも取り揃えていくように。
2023年の春トレンドカラーは
デジタルラベンダー/トランキルブルー/ヴェルディグリ(グリーン)/サンダイアル/ラシャスレッド/テラコッタ
などが挙げられます。
また、大本命は「グリーン」!
グリーン系統の衣類を幅広く取り揃えていくと良いでしょう。
春物衣料への切り替えと同時に、冬物セールも開催し
売れ残り商品をここで一気に売り尽くしてしまいましょう。
さらに、春が近づくとやってくる問題が、「花粉症」ですね。
花粉症に毎年悩まされているという方も少なくないはず。
花粉症が本格化する前に、花粉症対策をしていきたいところ。
3月は、花粉症対策グッズをさらに強化し
お客様に早め早めの対策を促していきましょう。
新作の花粉症対策グッズがあれば、コーナーを作って売り出していくのも良いでしょう。
2023年3月の販促を考える_まとめ

3月の販促の動きについては、いかがでしたでしょうか?
ひな祭り・卒業・新生活準備・春到来
をメインのキーワードとして、販促の準備をしていきたいですね。
また、3月は記念月になりやすいため、カメラ類の家電の需要も増えます。
カメラ類の家電の売場拡充もプラスでしていきましょう。
併せて、画像編集・動画編集ツールの活用頻度も増えると考えられます。
クリエイターの方々は、ひな祭り用フォント・スタンプや、卒業用スタンプ・BGMなど、3月のイベントに合わせた素材等を用意すると良いでしょう。
新年の幕開けもあと少し。
少しずつ3月の販促準備も進めていきましょう。
















こんにちは、笹野です。
三が日も終わりまして、
日常が戻りつつありますね
新年もさらに楽しんでいきたい所です。