「ホームページをリニューアルして、すごくスタイリッシュなデザインになったぞ!」 「動画をトップページに流して、他社とは違うかっこいいイメージにしよう」
もし、あなたが自社のホームページ(HP)に対して、このような「見た目のかっこよさ」ばかりを追求しているとしたら、少し危険かもしれません。
確かに、デザインが美しいに越したことはありません。しかし、解体業において、デザインが凝りすぎたHPは、時として「お客様を遠ざける原因」になってしまうことがあるのです。
なぜ、解体業のHPには「かっこよさ」よりも「分かりやすさ」が重要なのか。その理由を、お客様の心理から紐解いていきます。
1. お客様は「デザイン」を見に来たわけではない

当たり前のことですが、お客様があなたのHPを訪れる目的は、かっこいいデザインを鑑賞することではありません。
「自分の実家の解体はいくらかかるのか?」 「工事は何日で終わるのか?」 「うるさいご近所さんへの対応はどうしてくれるのか?」

こうした、切実な疑問に対する「答え」を探しに来ているのです。
それなのに、英語ばかりのおしゃれなメニューバーや、意味なく動き回るアニメーション、どこをクリックすればいいか分からない奇抜なレイアウトだったらどうでしょうか?
お客様は必要な情報にたどり着けず、イライラしてページを閉じてしまいます。どんなに高価なデザインでも、情報が伝わらなければ、それは「機能していない」のと同じなのです。
2. 専門用語の羅列は「不安」を煽るだけ

業界に長くいると、つい当たり前に使ってしまう専門用語。「RC造」「人力解体」「マニフェスト」「養生」…。これらは、一般のお客様にとっては外国語と同じです。
「RC造の解体も承ります」と書くより、「鉄筋コンクリートのビルやマンションの解体も可能です」と書く。 「人力解体で対応します」と書くより、「重機が入らない狭い場所は、職人が手作業で丁寧に壊します」と書く。
HPでは、中学生でも分かるような言葉で噛み砕いて説明することが鉄則です。難しい言葉ばかり並んでいると、お客様は「この会社、なんだか難しそうだし、相談しづらいな…」と、心理的な距離を感じてしまいます。
3. HPは「あなたの最高の営業トーク」を再現する場所
では、どんなHPが「分かりやすい」と言えるのでしょうか?

答えはシンプルです。あなたが普段、お客様の前でしている「一番丁寧な営業トーク」を、そのまま文章にしたHPです。
目の前にお客様がいたら、専門用語を並べ立てたり、一方的に自慢話をしたりしないはずです。相手の不安な表情を見て、「大丈夫ですよ、近隣の方へのご挨拶は私たちが責任を持って行いますから」と優しく語りかけるでしょう。
その姿勢をHPでも貫くのです。
- 「よくある質問」で、お客様が聞きにくい疑問に先回りして答える。
- 「工事の流れ」をイラストや写真付きで図解する。
- 料金の目安を、事例を交えて具体的に提示する。
これこそが、お客様が求めている「分かりやすさ」であり、ひいては「信頼」につながるのです。
まとめ:自己満足のデザインから、お客様のための「親切なHP」へ
かっこいいHPを作って満足するのは、事業者の自己満足に過ぎません。
解体業のHPにおいて最も大切なのは、不安を抱えたお客様が、迷わずストレスなく、欲しい情報にたどり着けることです。
今一度、自社のHPをお客様の目線で見直してみてください。「かっこいいけど、分かりにくいな」と感じたら、それは改善のチャンスです。デザインのこだわりを少し捨てて、「圧倒的な分かりやすさ」を追求するだけで、問い合わせの数は劇的に変わるはずです。













こんにちは、愛知県豊橋市を拠点として全国の中小企業の皆さんの、集客と販売促進のサポートを、デザイナーとコンサルタント両方の視点でサポートしている、販促工房の笹野です。