「解体の見積もり出しても、結局は一番安いところに決まるでしょ?」 「うちは丁寧な仕事が売りだけど、値段で比べられると厳しい…」
日々、現場で汗を流されている解体業の経営者様から、このようなお悩みをよく耳にします。確かに、解体工事は「壊してしまえば終わり」と思われがちで、一般の方からは「どこに頼んでも同じなら、安い方がいい」と判断されやすいのが現実です。
しかし、本当に施主(お客様)は「安さ」だけを求めているのでしょうか?
実は、多くの施主が口には出さないものの、心の奥底で抱えている「3つの大きな不安」があります。この不安を解消できるかどうかで、選ばれる会社になれるかが決まります。
今回は、価格競争から抜け出し、「少しくらい高くても、あなたに頼みたい」と言われるためのホームページ(HP)の作り方についてお話しします。
施主が本当に恐れている「3つの不安」とは?
家を解体するという経験は、一生に一度あるかないかの大きな出来事です。施主は、安く済ませたいという気持ち以上に、失敗したくないという強いプレッシャーを感じています。

具体的には、以下の3つの不安を抱えています。
- 事故への不安: 万が一、解体中に事故が起きて、怪我人が出たり、隣の家を壊してしまったりしたらどうしよう…。
- 近隣トラブルへの不安: 工事の騒音や埃、業者のマナーが悪くてご近所さんと揉めたら、この土地に住めなくなるかもしれない…。
- 追加費用への不安: 最初に安い見積もりを出しておいて、工事が始まってから「あれもこれも追加です」と高額な請求をされたらどうしよう…。
これらの不安がある限り、いくら見積もりが安くても、「本当に大丈夫かな?」と不信感を抱かれてしまいます。逆に言えば、この不安を払拭してあげさえすれば、「安心できる会社」として、価格以外の価値で選んでもらえるようになるのです。
HPで伝えるべきは「安さ」ではなく「安心」
では、どうやって施主の不安を解消すればよいのでしょうか。そこで最強の武器となるのが、自社のホームページです。
HPは単なる会社案内ではありません。お客様の不安を先回りして解消し、「ここなら安心して任せられる」と確信してもらうためのプレゼンテーションの場なのです。
具体的に、どのようなコンテンツを載せるべきか見ていきましょう。
1. 「丁寧な仕事」を証明する施工実績

単に「解体前」と「解体後」の写真を並べるだけでは不十分です。施主が見たいのは、そのプロセスです。
- どんな風にしっかりと養生をしているか
- 重機が入れない狭い場所で、どのように手壊しをしているか
- 廃材がきれいに分別・搬出されている様子
こうした「現場のリアルな様子」を写真や動画で紹介することで、「ここまで丁寧にやってくれるのか」という安心感につながります。
2. 「顔が見える」スタッフ紹介とマナーへの姿勢

解体現場には、いまだに「怖い人が多そう」「マナーが悪そう」というネガティブなイメージを持つ人もいます。
だからこそ、HPでスタッフの顔写真や、「私たちが責任を持って作業します」といったメッセージを掲載することが効果的です。また、「現場での喫煙ルール」「挨拶の徹底」など、マナー研修への取り組みを紹介するのも良いでしょう。「どんな人が来るのかわからない恐怖」を解消することは、大きな信頼につながります。
3. 「近隣への配慮」を具体的にアピール

施主にとって最も気がかりな「近隣トラブル」。これを防ぐための取り組みを具体的に伝えましょう。
- 工事前の近隣挨拶回りの様子(挨拶状のサンプルなど)
- 騒音や振動を抑えるための工夫(防音シートの使用など)
- 毎日の清掃活動の様子
「お客様に代わって、ご近所様への配慮を徹底します」という姿勢を見せることで、施主は肩の荷が下りたような安心感を覚えます。
まとめ:HPで「考え方」と「仕事の進め方」を伝えよう
価格勝負の土俵から降りるためには、HPで自社の「仕事に対する考え方」や「具体的な進め方」を丁寧に伝え、「安さ」ではなく「信頼」で選ばれる会社へと変わる必要があります。
「うちは口下手だから、現場を見てもらえればわかる」という職人気質も素晴らしいですが、ネット社会の現代では、まずHPでその姿勢を伝えないと、現場を見てもらう機会すら訪れません。
あなたの会社の誠実さや、丁寧な仕事ぶりを、HPという「24時間働く営業マン」に語らせてみませんか?それが、質の高いお客様と出会い、適正価格で受注するための第一歩となるはずです。















こんにちは、愛知県豊橋市を拠点として全国の中小企業の皆さんの、集客と販売促進のサポートを、デザイナーとコンサルタント両方の視点でサポートしている、販促工房の笹野です。