「業務範囲を絞ったら、仕事が減ってしまうのではないか?」
「せっかくの相談を断るなんて、怖くてできない」
独立して事務所を構える社労士先生なら、一度はこう思ったことがあるはずです。
しかし、実は「何でもできます」という看板こそが、あなたの事務所の成長を止めている原因かもしれません。
今回は、多くの先生が陥りがちな「業務を絞る=仕事が減る」という誤解を解き明かし、選ばれる社労士になるためのヒントをお伝えします。
「何でも屋」が選ばれない本当の理由
例えば、あなたがお腹の激痛に襲われたとします。 目の前に2つの病院があります。
あなたはどちらに行きますか?
十中八九、後者を選ぶはずです。
理由はシンプル。「自分の悩みを確実に解決してくれそうだから」です。
社労士業務も同じです。
「労務相談も、手続きも、給与計算も、助成金も、年金も全部やります」という先生は、顧客から見ると「広く浅く」に見えてしまい、「私の会社の深刻な問題を任せて大丈夫かな?」という不安を残してしまうのです。
専門特化すると仕事が増える3つのメカニズム
勇気を持って「◯◯専門」と旗を掲げると、不思議な現象が起きます。
仕事が減るどころか、増えていくのです。
①「第一想起」を取りやすくなる
「運送業の労務トラブルならA先生」「助成金ならB先生」というように、特定の分野でタグ付けされると、紹介のハードルがグッと下がります。
紹介する側も「あの先生は何でもできるよ」より「あの先生は〇〇にめちゃくちゃ詳しいよ」の方が言いやすいのです。
② 単価が上がる
専門医が一般的な医師より高単価でも納得されるように、特定の業種や業務に特化することで「専門家としての付加価値」がつきます。
価格競争に巻き込まれず、適正な報酬で仕事ができるようになります。
③ ノウハウが蓄積され、業務効率が上がる
同じ分野の案件を繰り返すことで、圧倒的なスピードと品質で対応できるようになります。
結果として、より多くの案件をこなせる体制が整います。
絞ることは、捨てることではない
「絞る」というと、他の業務を一切してはいけないように感じるかもしれませんが、そうではありません。 「入り口を絞る」だけでいいのです。
入り口は「飲食店の労務管理専門」と鋭く尖らせておく。そうして信頼を得て顧問契約を結んだ後で、「実は給与計算もできますよ」「助成金の提案もできますよ」と伝えればいいのです。
最後に
「何でも屋」からの脱却は、勇気がいります。 しかし、その一歩が「あなたにお願いしたい」と指名される社労士への最短ルートです。
まずはご自身の得意分野、あるいは好きな業種を一つ、書き出してみることから始めてみませんか?















こんにちは、愛知県豊橋市を拠点として全国の中小企業の皆さんの、集客と販売促進のサポートを、デザイナーとコンサルタント両方の視点でサポートしている、販促工房の笹野です。