はじめに
創業初期の事業者さんがよくハマってしまう罠があります。
それが、いわゆる「全部屋さん」です。
「全部の人に売りたい」「誰にでも自分の商品を届けたい」と思うあまり、ターゲットがぼやけてしまうケースですね。
実はこれ、創業初期に売上が伸びない最大の理由になりがちなんです。
逆に言えば、ターゲットを絞り、誰に売るかを明確にするだけで、売上や反応が大きく変わります。
今回は、創業初期でもすぐに実践できる「売れるターゲット設定」の秘密をお伝えします。
まず押さえたい3つのポイント
ターゲット設定は、ただ「年齢や性別を決める」だけではありません。
ここで押さえてほしい3つのポイントがあります。
- 誰に売るかを明確にする
- お客様の困りごと・悩みを知る
- ターゲットに刺さる言葉で伝える
この3つが揃うことで、創業初期でも効率よく売上を伸ばせます。
では、一つずつ具体例を交えながら見ていきましょう。
ポイント1:誰に売るかを明確にする

創業初期の人によくあるのが、「とにかく全部の人に売りたい!」という考えです。
私も昔、セミナーでこんな相談を受けたことがあります。
「笹野さん、私は誰にでも役立つ商品を作ったんです。だから、ターゲットを絞らず、広く告知したいんです」
話を聞くと、結局ターゲットがぼやけてしまい、広告や投稿を見た人も「これは自分向けなのかな?」と迷ってしまう状態でした。
ここで大事なのは、まず1人でも具体的にイメージできる人物を決めることです。
年齢・性別・職業・生活スタイル・困りごと…可能な限り具体的に書き出しましょう。
これを「ペルソナ」と呼びます。
例えば、あなたの商品が手作りの保存食だとします。
ターゲットを曖昧にして「全ての家庭向け」としてしまうと、広告文や投稿も抽象的になり、反応は薄くなります。
ですが、ペルソナを「小さな子どもがいる30代後半の共働き家庭」と決めると、広告文も料理に忙しいママ・パパ向けにピッタリの内容にできます。
ポイント2:お客様の困りごと・悩みを知る

次に大事なのは、ターゲットの悩みや困りごとを知ることです。
ここを押さえると、商品説明がただの「特徴羅列」から「役立ちの提案」に変わります。
例えば、先ほどの「小さな子どもがいる共働き家庭」をペルソナにした場合。
困りごとはこうです。
- 平日は帰宅が遅く、夕食を作る時間がない
- 子どもに安全で美味しい食事を食べさせたい
- 買い物の手間を減らしたい
この悩みに直接応える形で商品を伝えると、ぐっと刺さります。
「忙しいママ・パパでも、手作りの味をすぐ楽しめる保存食」といった具合です。
この考え方は、営業やSNS発信でも同じです。
自分目線ではなく相手目線で価値を伝えることが、信頼や購入につながります。
ポイント3:ターゲットに刺さる言葉で伝える

最後に重要なのは、言葉の選び方です。
ターゲットが誰で、どんな困りごとを持っているかが分かれば、自然と刺さる言葉も見えてきます。
例えば、セミナーでこんなケースがありました。
ある参加者さんが、「自分の商品は便利です!」とだけアピールしていました。
しかし参加者の反応は薄く、質問もほとんどなし。
そこで、「忙しい朝でも5分で作れる、子どもも喜ぶおにぎりセットです」と言い換えたところ、反応が一気に変わりました。
ポイントは、「便利です」「良い商品です」ではなく、ターゲットの困りごとを解決する具体的な言葉に変えることです。
ここでも内輪ネタや抽象的な表現はNGです。
交流会やSNSでも同じです。ターゲットが「自分向けだ」と感じる言葉だけを使いましょう。
まとめ:創業初期に売れるターゲット戦略
まとめると、創業初期の売上を大きく左右するのは「ターゲット設定」です。
「全部屋さん」にならず、次の3つを押さえましょう。
- 誰に売るかを明確にする
- お客様の困りごと・悩みを知る
- ターゲットに刺さる言葉で伝える
この3つを意識するだけで、広告・営業・SNS投稿の反応が劇的に変わります。
最初は少し手間に感じるかもしれませんが、1人の具体的なペルソナを描くことが、あなたの商品を本当に必要とする人に届ける近道です。
実践例:簡単ワーク
ここで簡単なワークを紹介します。
紙やスマホのメモに書き出してみてください。
- 商品・サービスを必要としてくれる「理想のお客様」を1人思い浮かべる
- その人の年齢・性別・仕事・生活スタイル・困りごとを書き出す
- 困りごとを解決する言葉で商品・サービスを説明する
たったこれだけで、反応率は変わります。
実際に私のセミナーでも、参加者がこのワークを実践しただけで、SNS投稿や広告の反応が明らかに向上しました。
最後に
ターゲットを絞ることは、創業初期のあなたにとって最強の武器です。
「誰に売るか」を意識しながら商品・サービスを届ければ、売上はもちろん、ファンも増えます。
販促工房では、こうしたペルソナ設定やターゲット戦略の具体的なサポートも行っています。
一歩踏み込んで「売れるターゲット設定」を身につけたい方は、ぜひ相談してみてください。















こんにちは、愛知県豊橋市を拠点として全国の中小企業の皆さんの、集客と販売促進のサポートを、デザイナーとコンサルタント両方の視点でサポートしている、販促工房の笹野です。