はじめに:創業時の「どれから作ればいいの?」問題
「名刺もチラシもホームページも、全部必要だと思うけど……何から始めたらいいの?」
創業したばかりの方から、よく聞く質問です。
確かに、すべての販促物にはそれぞれ大切な役割があります。
名刺がないと自己紹介ができないし、チラシがないとサービス内容を伝えにくい。
そしてホームページがないと、信頼性や安心感が伝わりにくい。
でも、最初から全部を完璧に作ろうとすると、たいてい途中で止まります。
「どれにいくらかける?」「時間が足りない」「中身がまだ固まっていない」――
そうしているうちに、何も形にならず、チャンスを逃してしまうケースが本当に多いのです。
販促工房では、これまで多くの個人事業主や小さな会社の販促物づくりをお手伝いしてきました。
その中で感じるのは、**“順番を間違えると遠回りになる”**ということ。
そこで今回は、
「これから販促物をそろえたいけど、何から手をつけていいかわからない」
という方のために、失敗しない優先順位の考え方をお伝えします。
3つのポイント
- ポイント1:最初に作るべきは“名刺”
- ポイント2:次に整えるのは“チラシ”
- ポイント3:最後に作るのが“ホームページ”
この順番には、きちんと理由があります。
「予算」や「時間」だけでなく、ビジネスの“成長段階”に合わせた流れなのです。
ポイント1:最初に作るべきは“名刺”
名刺は、あなたのビジネスにおける最初の信頼ツールです。
創業したばかりで実績が少なくても、「何をしている人なのか」「どんな想いを持っているのか」を伝えることができます。
たとえば、まだお店を開く準備段階の人でも、名刺があればイベントや知人の紹介の場で自分をアピールできます。
「オープンしたらぜひ行きますね!」という言葉がもらえるのは、名刺がきっかけで“あなたを覚えてもらえた”から。
名刺は、たった一枚でも“信頼”と“記憶”を残すツールです。
だからこそ、最初に作る価値があります。
名刺で大切なのは「あなたらしさ」
「おしゃれなデザイン」よりも、「どんな人なのか」が伝わることが重要です。
たとえば――
- 柔らかい印象にしたいなら、手書き風のフォントを使う。
- 信頼感を出したいなら、白と紺を基調にしたデザインにする。
- 想いを伝えたいなら、「こんな想いで始めました」と一言添える。
こうした小さな工夫が、相手の心に残る名刺を作ります。
名刺を渡した相手が、後日「そういえばあの人…」と思い出してくれる。
その一瞬の“記憶”が、次のチャンスにつながるのです。
ポイント2:次に整えるのは“チラシ”
名刺で“あなた自身”を知ってもらったあとは、
「どんなサービスを提供しているのか」を伝える番です。
それが、チラシの役割です。
チラシは、あなたの代わりに“営業してくれる”小さな営業マンです。
しかも、きちんと設計すれば、渡すたびに成果が出るツールになります。
チラシで伝えるべき3つのこと
- 誰に向けたサービスなのか
例:「子育て中のママに優しいリフォーム」など、明確に書く。 - 何を提供しているのか
例:「小規模店舗のロゴデザイン」「出張整体サービス」など、わかりやすく具体的に。 - どう行動してほしいのか
例:「LINEで予約」「まずは無料相談」など、行動を促す言葉を入れる。
ここがあいまいだと、せっかく配っても「ふーん」で終わってしまいます。
実際の一例
ある整体師さんは、開業当初に名刺だけで活動していました。
ところが「チラシを作って配り始めたら、体験予約が一気に増えた」とのこと。
理由は簡単。チラシには“どんな人におすすめなのか”が明確に書かれていたからです。
「自分のことだ!」と思った人が反応する。
これが、チラシの強みです。
ポイント3:最後に作るのが“ホームページ”
多くの人が最初に作りたがるのがホームページですが、
実は最後に作るのが正解です。
なぜなら、ホームページは「すべてをまとめる場所」だからです。
名刺やチラシを通じて、“どんなお客様が反応してくれたか”を見てから作ることで、
内容が格段に良くなります。
ホームページは“検証の結果”を反映させるツール
たとえば、名刺やチラシを配ってみると、
「こういう言葉が響いた」「こういう層が興味を持った」という発見があります。
それをホームページに反映すれば、ムダのない、成果につながるサイトができます。
逆に、最初からホームページを作ると、方向性がズレてしまうことも。
写真や言葉、サービス内容があいまいなままだと、更新の手間も増え、結果的に費用対効果が低くなってしまいます。
ホームページは、あなたの“実績”と“想い”を伝える集大成。
だからこそ、名刺・チラシで得たリアルな反応をベースに作ることが大切なのです。
まとめ:すべてを一度に整える必要はありません
よくある質問:「3つ全部作らないとダメですか?」
答えは、「いいえ」。
最初から全部そろえる必要はありません。
ただし、最終的には名刺・チラシ・ホームページの3つがそろうことで、ビジネスの信頼度と効果は大きく変わります。
- 名刺:あなたを知ってもらうための入口
- チラシ:サービスの魅力を伝えるための道筋
- ホームページ:信頼と広がりを生む基盤
この3つがつながったとき、あなたのブランドが一本の軸で伝わるようになります。
最初の一歩は、小さくても大丈夫です。
創業初期に大切なのは、**「完璧」よりも「行動」**です。
すべてを同時に進めようとすると、どれも中途半端になりがち。
まずは名刺で“あなた自身”を知ってもらい、
次にチラシで“サービスの魅力”を伝え、
最後にホームページで“信頼と広がり”を築いていく。
この順序を意識するだけで、販促の成果は確実に変わります。
名刺・チラシ・ホームページがそろうことで、あなたの想いとブランドが一つの軸で伝わり、販促効果はさらに大きくなります。
販促工房では、名刺1枚からホームページまで、一貫したデザインと戦略でサポートしています。
「何から始めたらいいか分からない」という段階でも安心してご相談ください。
あなたのビジネスの成長を、信頼できるパートナーとしてしっかり支えてまいります。


こんにちは、愛知県豊橋市を拠点として全国の中小企業の皆さんの、集客と販売促進のサポートを、デザイナーとコンサルタント両方の視点でサポートしている、販促工房の笹野です。