最近、「AIで絵を描けるようになったんです!」という声をよく聞きます。
便利な時代ですよね。文章をちょこっと入力すれば、びっくりするぐらい上手なイラストを作ってくれるんですから。
でもね…ちょっと待ってください。
そのAIイラスト、「安心して使っていいもの」かどうか、ちゃんと考えたことありますか?
知らずに使ってると、あとでとんでもないことになるかもしれません。
今日は、**AIでイラストを作るときに気をつけたい「著作権マナー」**について、わかりやすくお話ししていきますね。
「AIが描いたから大丈夫」は間違いです
まず最初に、一番多い誤解から。
「AIが描いた絵だから、自分が描いたわけじゃないし、責任もないよね?」
これ、完全に間違いです。
AIが描いたとしても、それを公開したり、販売したりするのはあなた。
だから、もしそのAIイラストが他の作品にそっくりだったり、誰かの著作権を侵害していたりしたら…あなたが責任を取ることになります。
たとえば、「ディズニー風でお願い」と入力して、エルサっぽい女の子の絵が出てきたとします。
それを「オリジナルキャラです!」ってSNSに投稿したり、LINEスタンプにして販売したりすると、最悪の場合、削除されたり、法的なトラブルになることもあるんです。
どこまでが「セーフ」で、どこからが「アウト」なの?
ここが一番気になるところですよね。
ざっくりとした目安としては、こんな感じです。
✅ セーフの例
- 完全オリジナルのキャラを、AIに「オリジナル風に」描かせたもの
- 似てない、見た人が「誰かに似てる」と思わないイラスト
- あくまで個人で楽しむ範囲(販売・公開しない)
❌ アウトの例
- 「ディズニー風」「ジブリっぽく」など、特定企業のテイストを指示したもの
- 誰が見ても「これはあのキャラだよね?」と思うような絵
- 「ファンアート」として販売・公開して収益化している
とくに商用利用(お金がからむ)と判断されると、一気にリスクが高まります。
実際に起きた怖い話
あるクリエイターさんが、AIで描いた「ミッキー風のクマ」のLINEスタンプを販売しました。
「自分で描いたわけじゃないし、完全オリジナルだし」と思っていたそうですが、販売から数日後…
LINEから削除通知が届きました。
理由は、「既存キャラクターと類似しているため」。
しかもその後、LINEのクリエイター登録そのものが制限されたそうです。
たったひとつのスタンプで、全ての活動が止まってしまった…というわけです。
どうやってリスクを避ければいいの?
では、どうすれば安心してAIイラストを使えるのか?
そのための3つの著作権マナーを覚えておきましょう。
①「◯◯風」はやめよう
「ジブリ風に」「ピクサーっぽく」「ワンピースみたいな絵で」
この「◯◯風」って、AIにとってはかなり危険な指示になります。
なぜなら、AIは過去に学習したデータからそれっぽく描いてくれるけど、学習元に著作権のある作品が混ざっていたら…当然、似た絵を出してくるんです。
そして、それを使ったあなたが責任を負うことになる。
できれば、「◯◯風」ではなく、「かわいい感じ」「柔らかいタッチ」「水彩っぽい」など、抽象的な言い回しでスタイルを伝えるのが安心です。
②「商用OK」のAIツールを使おう
AIにはいろんなツールがありますが、中には商用利用NGのものもあります。
たとえば、無料で使えるものの中には「個人使用のみ」と書かれていることも。
「Adobe Firefly」や「Canva」「Microsoft Copilot」など、商用利用可能な範囲が明記されているツールを使うと、トラブル回避につながります。
また、画像を生成する際には「これはオリジナルですか?」と自分でもよく確認しましょう。
③ 似てるかどうか、誰かに見てもらおう
自分では「これはオリジナルだ!」と思っていても、第三者が見ると「えっ、これディズニーキャラじゃないの?」と感じることも多いです。
だから、販売や公開の前に、誰かに見てもらってください。
家族や友人、SNSのフォロワーでもOKです。
「これ、どこかで見たことある?」と聞くだけでも、予防になります。
「伝わるクリエイター」になるために
AIを使って絵を描くって、今やすごく簡単になりました。
でも、簡単になった分、「考える力」や「伝える力」が求められる時代になったとも言えます。
あなたが描いたイラストが、見た人の心に残って「買いたい」「もっと見たい」と思ってもらえるためには、安心して公開できる・正しいルールで発信できることが何より大切です。
販促工房では、そんな**「伝える」力を育てるお手伝い**をずっとしています。
ただ絵を描く、ただ商品を作る、だけじゃなくて、
「誰に」「どうやって」「どんな言葉で」届けていくか。
この視点を持てば、AIだってすごい武器になります。
まとめ|AIで描いたイラスト、安心して届けよう
最後にもう一度まとめますね。
✅ AIで描いたからといって、著作権は関係ないわけじゃない
✅ 「◯◯風」や「そっくり絵」は要注意
✅ 商用OKのツールを使い、販売前には第三者チェックを
✅ 知らなかったでは済まされない時代。知っていれば防げる
このブログを読んで「やばい、ちょっと気をつけよう」と思った方、
それだけでも一歩前進です!
安心して作品を届けて、お客さまと信頼を築いていく。
それが、本当の意味で「伝わる」クリエイターへの第一歩です。
販促工房では、そんなあなたを全力で応援しています。
またブログでお会いしましょう!


こんにちは、愛知県豊橋市を拠点として全国の中小企業の皆さんの、集客と販売促進のサポートを、デザイナーとコンサルタント両方の視点でサポートしている、販促工房の笹野です。