「今月もまた、こんなに引かれるのか…」
ポストに届いた国民健康保険の決定通知書を見て、思わず大きなため息をついてしまった経験はありませんか?
頑張って売上が上がったのは嬉しいはずなのに、翌年の税金や保険料の負担を考えると素直に喜べない。フリーランスとして独立し、事業が少しずつ軌道に乗ってきた多くの方が直面する「リアルな壁」です。
個人事業主にとって、「このまま国保(国民健康保険)でいくべきか、それとも思い切って法人化して社保(社会保険)に入るべきか」は、まさに永遠の悩みですよね。
今回は、今のお財布の負担と、将来の安心感という2つの視点から、この悩ましい問題を分かりやすく整理してみましょう。
「国保」と「社保」の決定的な違いって?

難しい仕組みの話は置いておいて、ここではすごくシンプルに考えましょう。
- 国保(国民健康保険+国民年金):
- 言ってみれば「完全な自己責任・全額自己負担」の仕組みです。前年の所得(儲け)に応じて保険料が計算され、全額を自分のお財布から支払います。しかも、もらえる年金は「基礎年金」のみなので、将来の金額はどうしても少なめになります。
- 社保(健康保険+厚生年金):
- 会社(法人)と個人で「半分ずつ出し合う(労使折半)」仕組みです。お給料の額に合わせて保険料が決まります。さらに、厚生年金が上乗せされるため、将来受け取れる年金額が手厚くなるのが大きな特徴です。
負担額と「将来の安心感」を比べてみよう

「じゃあ、社保の方がお得なの?」と思うかもしれませんが、そう単純ではありません。
【今の負担】
社保は会社と「半分こ」とはいえ、その「会社のお金」も、もともとはあなたが稼いだ事業の売上ですよね。法人化して社保に入ると、会社としての固定費(社会保険料の会社負担分)が毎月確実にのしかかってきます。目先のキャッシュフローだけで見ると、実は国保の方が安く済むケースも多々あります。
【将来の安心感】
一方で、10年後、20年後、あるいは老後のことを考えてみましょう。
もし万が一、ケガや病気で長期間働けなくなったとき、社保には「傷病手当金」という、お給料の約3分の2を補償してくれる心強い制度があります(国保には原則ありません)。さらに、老後の年金受給額も大きく変わってきます。
つまり、「今の現金のゆとりを優先する(国保)」か、「コストをかけてでも、将来のセーフティネットを厚くする(社保)」かという、経営の大きな選択なのです。
「とりあえず」で決めるのが一番もったいない
ネットで調べると「売上が〇〇万円を超えたら法人化して社保に!」といった情報がたくさん出てきますよね。
でも、本当にそうでしょうか?
「独身で身軽だから今はキャッシュ優先」という方と、「家族が増えたから、万が一のときの補償が絶対に欲しい」という方では、正解は全く違います。誰かの正解が、あなたの正解とは限らないのです。一番もったいないのは、自分の状況に合っていないのに「周りがそうしているから」「なんとなくお得そうだから」と判断してしまうことです。
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こんにちは、愛知県豊橋市を拠点として全国の中小企業の皆さんの、集客と販売促進のサポートを、デザイナーとコンサルタント両方の視点でサポートしている、販促工房の笹野です。