7月も中旬を過ぎ、夏本番の暑さが続いていますね。
冷たい飲み物や夏らしいメニューが人気となり、お店も一年の中でも忙しい時期を迎えているのではないでしょうか。
しかし、店舗経営では「今」だけでなく、一歩先を見据えた準備が欠かせません。
季節の販促は、早めに計画を立てて動き始めることで成果が大きく変わります。
今回は、少し先の2026年10月に目を向け、売上アップにつながる販促のポイントをご紹介します。
10月は秋のイベントが多く、さらに年末商戦へつながる大切な準備期間でもあります。どんな売場づくりや提案が効果的なのか、一緒に見ていきましょう。
10月販促は「秋を楽しむ提案」と「年末への橋渡し」が成功のカギ

10月は、「食欲の秋」「スポーツの秋」「読書の秋」といった季節ならではの楽しみが多く、お客様の購買意欲も高まりやすい時期です。
さらに、ハロウィンや運動会、遠足など家族で楽しめるイベントが続き、年末に向けたクリスマスケーキやおせちの予約も始まります。
つまり10月は、
という3つの需要が同時に動く珍しい月です。
売場では「秋だから売る」のではなく、「お客様がどんな時間を過ごしたいのか」をイメージした提案が重要になります。
「食べる」「遊ぶ」「飾る」「備える」という生活シーンまで提案できれば、客単価アップや関連販売にもつながっていくでしょう。

■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
食:旬の味覚とイベント需要で”食べる楽しさ”を提案
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
10月は、一年の中でも旬の食材が最も豊富になる季節です。
さつまいも、栗、きのこ、かぼちゃ、秋鮭、さんまなど、秋ならではの味覚が数多く並びます。
だからこそ、「旬だから売る」だけではなく、
“旬をどう楽しむか”
まで提案することが大切です。
例えば、
- 炊き込みご飯
- 秋野菜のシチュー
- きのこ鍋
- スイーツづくり
など、レシピPOPを添えるだけでも購入率は大きく変わります。
また、10月は運動会や遠足シーズンでもあります。
お弁当用のおかずや冷凍食品だけではなく、
- ピック
- おかずカップ
- 保冷バッグ
- 水筒
なども一緒に紹介することで、まとめ買いにつながります。
さらに忘れてはいけないのがハロウィンです。
最近では子ども向けイベントだけでなく、ホームパーティー需要も定着しています。
お菓子だけでなく、
- パーティーメニュー
- オードブル
- ピザ
- 唐揚げ
- 手作りスイーツ材料
などをまとめて展開すると、「家で楽しむハロウィン」がイメージしやすくなります。
そして10月は、年末商戦のスタートでもあります。
クリスマスケーキやおせちの予約受付を開始する店舗も多くなります。
まだ早いと感じるお客様もいますが、早期予約特典や限定商品の案内を目立つ場所に掲示することで、年末需要を早めに取り込むことができます。
10月の食品売場は、
「今楽しむ秋」
「イベント」
「年末準備」
この3つを意識した構成がポイントになります。

■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
衣料:衣替えだけではない”長く着られる提案”が選ばれる
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
10月は衣替えの季節です。
とはいえ近年は暑さが長引く傾向にあり、「冬物を前面に並べても動かない」という店舗も少なくありません。
そこで重要なのが、
暑さにも寒さにも対応できる服
という見せ方です。
例えば、
- 秋カラーの薄手シャツ
- 軽いニット
- カーディガン
- 羽織りもの
などは、今すぐ着られ、冬まで活躍するアイテムとして提案できます。
また、クールビズ終了に合わせて、
- ジャケット
- スーツ
- ビジネスシャツ
などの展開も本格化します。
仕事着の切り替え需要を意識した売場づくりも効果的です。
10月は七五三需要も始まります。
フォーマルウェアや子ども用衣装だけでなく、
- 靴
- バッグ
- アクセサリー
までトータルコーディネートで提案すると客単価アップにつながります。
さらに、スポーツの秋でもあります。
ウォーキングやランニング、ジム通いを始める方も増えるため、
- スポーツウェア
- シューズ
- キャップ
- インナー
などをまとめた売場も人気になります。
2026年は、
- モノトーン
- 深みのあるブラウン
- ボルドー
- ピンクやレッドを差し色に使うスタイル
などが注目されています。
トレンドを取り入れながらも、
「普段使いしやすい」という実用性を前面に出した提案が、お客様の購買につながるでしょう。

■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
雑貨:”秋時間”を充実させる売場づくりが差を生む
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
10月の雑貨は、季節の変化を最も感じやすいカテゴリーです。
夏のアイテムから秋冬商品へ切り替えるだけではなく、
「秋を楽しむ暮らし」
を提案することがポイントになります。
例えば、読書の秋。
ブックカバーやしおり、読書灯、クッションなどをまとめて展開すれば、「家でゆっくり過ごす時間」をイメージしてもらえます。
また、秋は模様替えを考える方も増えるため、
- クッション
- ラグ
- インテリア雑貨
- アロマ
など、温かみを感じるアイテムを組み合わせるのもおすすめです。
ハロウィングッズも10月の主役です。
仮装用品だけではなく、
- 飾り付け
- バルーン
- ラッピング用品
- パーティーグッズ
まで一緒に提案すると、イベント需要を取り込みやすくなります。
さらに、乾燥が気になり始める時期でもあります。
加湿器や保湿用品、ハンドクリームなどを早めに展開することで、「これから必要になる商品」として手に取ってもらいやすくなります。
暖房器具も、寒くなってからではなく「冷え込み始める前」に売場を整えておくことが重要です。
加えて、衣替えシーズンに合わせた収納用品や圧縮袋、整理ボックスなども動き始めます。
「片付ける」「整える」「冬を迎える」
という生活シーンをイメージした売場づくりが、10月の雑貨販促では大きなポイントになります。

■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
すぐ使える販促アイデア
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
10月は「秋らしさ」を伝えるだけでなく、お客様が過ごす時間や体験をイメージできる売場づくりが重要です。商品を並べるだけではなく、「使う場面」が思い浮かぶ提案を意識しましょう。
① 売場づくりはテーマごとにまとめる
カテゴリー別ではなく、シーン別に商品をまとめることで関連購入につながります。
例えば、
- お弁当食材
- お弁当箱
- 水筒
- レジャーシート
- 保冷バッグ
- お菓子
- パーティーメニュー
- 紙皿・紙コップ
- 飾り付け
- ラッピング用品
- コーヒー
- スイーツ
- 読書グッズ
- アロマ
- バスグッズ
このように、「何を買うか」ではなく「どう過ごすか」で売場を作ることで、お客様の購買意欲を高めることができます。
② POPコピー例
商品の説明ではなく、暮らしをイメージできる言葉がおすすめです。
季節感や利用シーンを伝えることで、お客様が商品を手に取りやすくなります。
③ セット販売・クロス提案
客単価アップを目指すなら、関連商品を一緒に提案しましょう。
例えば、
食品
- 秋の炊き込みご飯セット
- コーヒーと焼き菓子のセット
- ハロウィンパーティーセット
衣料
- 秋カラーシャツ+カーディガン
- スポーツウェア+シューズ
- 七五三フォーマル+小物
雑貨
- 加湿器+アロマ
- 読書グッズ+ブランケット
- 収納ボックス+圧縮袋
「これも必要かもしれない」と思っていただける提案が、自然なまとめ買いにつながります。

■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今月のチェックリスト
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■

10月の販促準備ができているか、ぜひチェックしてみてください。
□ 秋の旬食材やレシピ提案を準備している
□ 運動会・遠足向けの売場を展開している
□ ハロウィンコーナーを早めに設置している
□ クリスマスケーキ・おせち予約の告知を始めている
□ 秋物から冬物への売場切り替え計画を立てている
□ 七五三やスポーツ需要を意識した商品展開を行っている
□ 加湿器・暖房器具・乾燥対策用品を売場に並べている
□ 衣替えや収納用品の売場を充実させている
□ POPは商品の特徴だけでなく、「使うシーン」が伝わる内容になっている
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
まとめ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■

10月は、秋の味覚やイベントを楽しむ需要と、年末に向けた準備需要が同時に動き出す重要な月です。
食では旬の味覚やハロウィン、運動会などのイベントを意識した提案、衣料では衣替えや気温差に対応できるアイテムの展開、雑貨では読書やキャンプ、模様替え、乾燥対策など「秋を快適に過ごす暮らし」をテーマにした売場づくりがポイントになります。
また、10月はクリスマスケーキやおせちなど、年末商戦への第一歩となる時期でもあります。
今の売上だけでなく、数か月先の売上につながる予約や情報発信も忘れてはいけません。
イベントごとに商品を並べるだけではなく、「誰が・いつ・どんな場面で使うのか」をイメージできる提案を行うことで、お客様に選ばれる売場へと変わっていきます。
ぜひ今年の10月は、「秋を楽しむ提案」と「年末への準備」を意識した販促で、売上アップにつなげてみてください。
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
販促でお悩みなら販促工房へ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■

そんな時は、一人で悩まずお気軽にご相談ください。
販促工房では、小売店・飲食店をはじめ、さまざまな業種の販促計画や売場づくり、POP・チラシ・SNSまで、現場に合わせたご提案を行っています。
季節のイベントを一時的な売上で終わらせるのではなく、その先のリピーターづくりまで見据えた販促を、一緒に考えていきましょう。
次回は、年末商戦のスタートとなる2026年11月の販促ポイントについてご紹介します。ぜひ次回もご覧ください。

















こんにちは、愛知県豊橋市を拠点として全国の中小企業の皆さんの、集客と販売促進のサポートを、デザイナーとコンサルタント両方の視点でサポートしている、販促工房の笹野です。