逃げるのは、負けじゃない!!!
これ、いきなり乱暴な言葉ですみません。 でも、今回のテーマをお伝えする上で、あなたに一番最初にお伝えしたかった魂の叫びなんです。
いつも読んでいただき、ありがとうございます。
駆け出しのホームページ屋さん、いわゆるWEBデザイナーとして個人事業主になったばかりのあなた。
毎日、パソコンの前で必死に技術を磨き、営業活動に走り回っているかと思います。
でも、一人で夜遅くまで作業をしている時、ふと心のどこかで、こんな本音を抱えていませんか?
独立起業する時は、「絶対にこの道で成功してやる!」と熱い思いを持っていたはずです。
だからこそ、その道が自分に合っていないと薄々気づき始めても、
「ここでやめたら、ただの逃げだ」「周りから笑われる」と、無理をしてしがみついてしまう。
ドキッとした方、いませんか?

■カイ・シデンに学ぶ、本音ベースの生き方
そんな真面目で、ちょっと不器用なあなたに、今日ぜひ学んでほしい人物がいます。
機動戦士ガンダムに登場する、戦艦ホワイトベースのクルー、カイ・シデンです。
彼は、アムロたちと一緒に戦争に巻き込まれた民間人の若者でした。
でも、熱血漢でもなければ、正義感に溢れるヒーローでもありません。
超がつくほどの皮肉屋で、斜に構えていて、口を開けば「こんな仕事、やってられるか!」「俺は降りるぜ!」と不平不満ばかり。
実際に、軍隊の厳しい規律や恐怖に耐えきれず、途中でホワイトベースを降りて、本当に逃げ出してしまったこともあります。
普通のアニメなら、こういうキャラクターはダメ人間として描かれがちですよね。
でも、カイは違いました。 一度は逃げ出したものの、外の世界で現実の厳しさを知り、ミハルという女性との悲しい別れを経験します。
そして、「やっぱり俺は戦うしかないんだ」と、誰に命令されるでもなく、自分の意思でホワイトベースに戻ってくるのです。

嫌々やらされていた時とは違い、自分で「やる」と決めた後のカイは、ガンキャノンのパイロットとして目覚ましい活躍を見せます。
さらに興味深いのは、彼のその後の人生です。
戦争が終わった後、彼は軍にそのまま残ることもできたのに、あっさりとモビルスーツを降ります。
そして、持ち前の観察眼と皮肉屋な性格を活かして、「ジャーナリスト」として大成していくのです。
これこそが、今日一番お伝えしたい「キャリアのピボット(方向転換)」の素晴らしいお手本です。

■「せっかく〇〇になったんだから」という呪い
わかりやすい一例を出しましょう。
あなたが、美味しいラーメン屋を開きたくて独立したとします。
でも、毎日豚骨を大きな鍋で煮込む作業が体力的についていけず、しかも厨房にこもるよりも、実はお客さんとおしゃべりしながら接客する方が好きだと気づきました。
その時、「せっかくラーメン屋として高い機材も揃えたんだから」と、苦痛に耐えながら豚骨を煮込み続けますか?
それとも、仕込みが簡単なあっさりラーメンの店に変えたり、いっそのこと「夜はお酒も飲める、おしゃべりがメインの居酒屋」にピボットしますか?
個人事業主も、全く同じなんです。
駆け出しのホームページ屋さんとしてスタートしても、途中で「自分はデザインを綺麗に作るよりも、お客様のビジネスの悩みを聞いて、どうやって売り上げを上げるか一緒に考えるコンサルティングの方が得意かもしれない」と気づくことがあります。
その時、「せっかくWEBデザイナーと名乗ったんだから」という呪いに縛られる必要はありません。
コーディングやデザイン作業は、それが得意な外部のパートナーに任せてしまえばいい。
そして、自分はディレクターやWEBコンサルタント、あるいはセールスライターにピボット(方向転換)してしまえばいいのです。
一つの仕事に固執せず、自分の適性を見極め、状況に応じて軽やかに変わっていく生き方。これが、変化の激しい時代を生き残るコツです。

■廃業の最大の理由と、ピボットの重要性
なぜ、私がここまで柔軟な方向転換をお勧めするのか。 それは、自分に合わない仕事を無理して続けることが、あなたの会社を潰す最大の原因になるからです。
今回のシリーズで何度もお伝えしている、経済産業省が発表している中小企業白書のデータを確認しましょう。
1年後には約30パーセントが廃業。 5年後には約60パーセントが廃業。 10年後には約80パーセントが廃業。 10年後には、たったの2割しか残らないのです。
10人独立起業して、2人しか残っていないって想像すると、恐ろしい話ですよね。

どんな会社であっても、廃業してしまう理由とは、資金不足によるものが多いです。
なぜ、資金不足が起きるのか?
売り上げから経費を引いた金額がマイナスになってしまった。
貯金もなかったので、お金が不足した。簡単な図式としてはこんな感じです。
つまり、予定通り売り上げが作れなかったということです。
自分に合っていない、苦痛な作業を無理して続けていると、当然モチベーションも作業スピードも落ちます。
納品が遅れ、クオリティも下がり、結果として売り上げが作れなくなります。
開業したばかりの時は、潤沢な資金があるわけではないので、予定外の支出がかさなると支払えなくなり、廃業なんてこともありえますね。
毎月預貯金が減っていくのは恐ろしいほどのプレッシャーですよ。
だからこそ、自分が本当に価値を提供できる場所、自分が無理なく売り上げを作れる場所へと、戦略的に逃げる(ピボットする)必要があるのです。

■ZOOM交流会で嫌われないために
さて、新しい方向性が見えてきて、「よし、これからはディレクターとして頑張るぞ!」と決心し、ZOOMセミナーや異業種交流会に顔を出す機会もあるでしょう。
でも、ここでも注意が必要です。
人のふり見て我がふり直せと言うことで、自分の行動再確認ですね。
どんな態度や行動なのかといいますと。
例えば、あなたはディレクターにピボットしたのに、以前必死に勉強していたWEBの専門知識をどうしてもひけらかしたくて、交流会の席で他の参加者に「あのサイトのソースコード、古いタグが残ってますね」「最近のサーバーの仕様変更が」なんて、関係ない内輪ネタばかり話していないですか?
その交流会やお茶会の趣旨は、お互いのビジネスを知り、新しい人とつながって交流することですよね。
それを無視して、自分の過去の専門知識をガンガン話すのもどうかと思いますし、他の参加者を置き去りにして、違う話が展開するのも変な話です。

参加者全員がわかる話、参加者全員が聞いて得する話がいいですね。
自分の持っている知識をちょろっと話したくなる気持ちもわかりますが、それは相手が求めた時に簡潔に話すのが良いかと思います。
本人は気づかずやってるかと思いますが、知らないうちに嫌われ者になっていく可能性ありますから、皆さんも気をつけていきましょうね。
■商品を売り込むよりも大事な事
ピボットした後の営業活動で、絶対に忘れてはいけないことがあります。
あなたが営業する時、他社と同じ商品を販売している場合、お客様に好感を持たれなければ、お客様はあなたから商品を買おうとは思いません。
商品を売り込むよりも大事な事は、大きく分けて3つあります。
1つ目は、お客様に好感を持たれること。
2つ目は、商品の魅力ではなくお客様への役立ちを重視すること。
3つ目は、相手優先で好かれる話をすることです。

特にキャリアを方向転換した直後は、「自分が新しく始めたサービスを売りたい!わかってほしい!」という気持ちが先行しがちです。
しかし、最も重要なのは、お客様からの好感です。
売り込みは、単にあなたの新しい肩書きやサービスの機能を羅列するのではなく、それがお客様の生活やビジネスにどのように役立つかを具体的に示すことで行います。
短期的な利益よりも、お客様の興味やニーズに焦点を当て、彼らにとって価値のある情報や知識を共有することで、信頼と親近感を築きます。
お客様に寄り添うことで、持続的な関係と信頼を構築し、結果としてビジネスにプラスの影響をもたらします。
■個人事業主が陥る負の無限ループ

そして、ピボットがうまくいって順調に仕事が入り始めた時こそ、個人事業主が陥る罠に気をつけてください。
こんな経験ありませんか?
少し仕事が重なると、その業務に追われてしまいバタバタと忙しく過ごす。
その業務が終わると、仕事の波が途切れ急に暇になる。
焦って営業活動をするんだけど、すぐに仕事が受注できない。
やっと仕事を受注できたけど、幾つかの業務が重なり忙しくなり、次の営業活動ができない。
こんな無限ループ。 一人親方とか、個人事業主さんに多いです、こういうパターン。 (ドキッとする方いませんか?)
この負のループの問題点は、常に営業活動をしていないって点です。
暇な時だけ営業活動ってのが問題なのです。
新しい分野にピボットしたばかりの頃は、特に認知度が低い状態ですから、日々の発信が途切れるのは致命傷になります。
そりゃ、営業活動してなかったら、仕事の受注はないですよね。(当たり前の理屈)
■時間を決めて営業活動、ルーチン化の勧め

この負の無限ループから脱却するためにやるべきことは、毎日必ず時間を決めての営業活動の実施です。
忙しくても暇であっても、必ずブログを書く。
FacebookやXなど、毎日10分でも20分でも良いので、時間を決めて投稿発信するようにしましょう。
もちろん、知り合いの方の投稿は閲覧して、コメントのやりとりなども重要ですよ。
この、時間を決めること、毎日少しでも良いのでやること、これがとっても大事です。
ダイエットなどでもありますよね。 毎日少しでも続けることが大事って!! いきなり1週間断食してもおかしな話になりますからね。 計画性を持って、コツコツやる。
どうしても自分で発信の時間が作れない場合は、ブログの代理投稿を外部に委託するなど、予算を組んででも日々の活動を大切にしましょう。
忙しいから出来なかった、だから新規客が取れない。この事態は絶対に避けた方が良いですよ。
■柔軟なキャリアのピボットのまとめ

廃業しないために、一番必要なことは売り上げを上げて、利益を作ること。
これは、当たり前ですよね。
会社の運営資金を潤沢に用意するために、まずは、しっかりお客様を得ることから考えましょう。
その過程で、「この道は自分には合わない」「別のやり方の方がお客様に喜ばれる」と感じたら、カイ・シデンのように本音を認めて、軽やかにピボット(方向転換)して良いのです。
合わない作業から逃げることは、決して恥ずかしいことではありません。
自分が一番輝けて、お客様の役に立てる戦場を探すための、立派な生存戦略です。
製品やサービスの質はもちろん大切ですが、それを上回る価値が人間関係の構築にあります。
変化を恐れず、お客様との信頼関係を築くことで、長期にわたるビジネスチャンスが生まれます。
この考え方をビジネスライフに取り入れることで、より大きな成功と顧客満足を実現できるでしょう。
お客様との関係性を大切にし、その中でご自身のキャリアとビジネスの成長を目指しましょう。
もし、「今の仕事が辛いけれど、どう方向転換していいかわからない」と一人で迷っている場合は、いつでも販促工房にご相談ください。
あなたの本当の適性を見つけ出し、新しい道を開くためのお手伝いを全力でさせていただきます。


















こんにちは、愛知県豊橋市を拠点として全国の中小企業の皆さんの、集客と販売促進のサポートを、デザイナーとコンサルタント両方の視点でサポートしている、販促工房の笹野です。