その他大勢の中で死ぬな!!!
いきなり物騒な言葉で始めてしまって、本当にすみません。
でも、これからお話しする「過酷なビジネスの戦場」を生き抜くためには、どうしても最初にこの強い言葉をあなたに突き刺しておきたかったのです。
今日も読んでいただき、ありがとうございます。
駆け出しのホームページ屋さん、いわゆるWEBデザイナーとして独立したばかりのあなた。
毎日、一生懸命がんばっていますよね。
ブログを書いたり、SNSに投稿したり、地域の交流会に顔を出したり。
でも、ちょっと胸に手を当てて考えてみてください。
こんなお悩み、ありませんか?
これ、本当に辛いですよね。
せっかく「自分の腕一本で稼いでいくぞ!」と夢を持って個人事業主になったのに、誰にも見つけてもらえない。
まるで透明人間になってしまったかのような寂しさを感じている方もいるかもしれません。
でも、安心してください。
あなたが悪いわけでも、あなたの作るホームページの質が低いわけでもありません。
ただ、あなたが「その他大勢のホームページ屋さん」の中に、完全に埋もれてしまっているだけなのです。
今回は、そんな絶望的な状況から一発逆転するための「最強の生存戦略」をお届けします。
■ 圧倒的なヒーロー「シャア・アズナブル」に学べ
ビジネスの戦場で埋もれないために、私たちが今すぐお手本にすべき人物がいます。
それが、機動戦士ガンダムに登場する天才、シャア・アズナブルです。
アニメを見たことがない人でも、その名前や「赤い彗星」という異名は一度くらい耳にしたことがあるのではないでしょうか。
シャアはなぜ、あんなに有名なのでしょうか。
ただモビルスーツの操縦がズバ抜けて上手かったから?
いいえ、違います。
それだけなら、ただの「腕の良いパイロット」で終わっていたはずです。
彼が戦場で恐れられ、何十年もの間、多くの人に愛され続けている最大の理由。
それは、圧倒的な「セルフブランディング」を行っていたからなのです。

シャアの戦略は、驚くほどシンプルで、かつ強烈でした。
まず、自分の乗るモビルスーツをすべて「赤」に統一しました。
戦場といえば、地味な緑色や灰色をしたザクたちがウジャウジャいる場所です。
その中に、一機だけ真っ赤に塗られた機体が乱入してくるわけです。
目立たないわけがありませんよね。
さらに、彼は「通常の3倍のスピードで接近してくる」という、恐ろしいキャッチコピーを敵にも味方にも浸透させました。
これ、冷静に考えると凄まじいことですよ。
戦場にいる連邦軍の兵士たちが、画面を見ながら「レーダーに接近する機体あり!あ、赤い!まさか…通常の3倍のスピード…赤い彗星だ!」って恐怖に震えるんです。
自分の特徴を、敵(競合)や市場に完全に焼き付けている。
これこそが、ブランディングの本当の力なのです。
■ ブランディングって、オシャレなロゴを作ること?
さて、ここで個人事業主のみなさんがよく陥ってしまう、大きな勘違いについてお話しします。
こんな風に思っていませんか?
(ドキッとした方、いませんか?)
もしそう思っているなら、今すぐその考えをゴミ箱にポイッと捨ててください。
お金のない個人事業主が、そんな表面だけマネしても、1円の売り上げにも繋がりません。
私たちがやるべきブランディングとは、とても泥臭いものです。
簡単に言うと、「〇〇といえば、あの人!」と、お客様の記憶に一瞬で焼き付くような「自分の強み(カラー)」を決めることです。
例えば、あなたが「ホームページ作れます!」とだけ言って営業活動をしているとします。
でも、世の中にはホームページ屋さんが、それこそ星の数ほど存在します。
あなたが「ホームページ作ります!」と言った瞬間、お客様の頭の中では、
となってしまうのです。
これでは、その他大勢の「緑色のザク」と同じです。
その他大勢と同じということは、選ばれる理由は「価格が安いかどうか」だけになってしまいます。
これ、駆け出しの個人事業主にとっては、最も避けるべき地獄のルートです。

■ 誰もが陥る「何でも屋さんの悲劇」
わかりやすい一例を出しましょう。
あなたが今、どうしても「肉厚2センチの、ジューシーで肉汁溢れるハンバーグが食べたい!」と強烈に思っているとします。
お腹はペコペコ、口の中はすっかりハンバーグの口になっています。
その時、目の前に2つのお店が現れました。
A店:「和食も、洋食も、中華も、イタリアンも、なんでもあります!普通のファミレスです!」
B店:「うちは炭火焼きハンバーグ専門店です!メニューはハンバーグしかありません!」
さあ、あなたはどちらのお店に入りますか?
迷うことなく、B店を選びますよね。
なぜなら、B店はあなたの「ハンバーグを食べたい」という特定のニーズに対して、100%刺さる看板を出しているからです。
たとえB店のハンバーグが、A店のファミレスより500円高かったとしても、あなたは喜んでB店にお金を払うはずです。

ホームページ制作の営業も、これと全く同じです。
駆け出しのHP屋さんは、どうしても仕事が欲しいあまり、
と言ってしまいがちです。
でも、お客様から見たら、「なんでもできる」は「特徴が何もない(専門性がない)」と同じ意味になってしまうのです。
これこそが、多くの個人事業主が自らハマってしまう「何でも屋さんの悲劇」です。
■ あなただけの「赤」を決めよう
では、どうすれば良いのでしょう?
答えは簡単です。シャアのように、自分の「赤(テーマ)」を1つに絞り込むのです。
例えば、こんな風に尖らせてみるのはどうでしょうか。
●「整骨院・治療院のホームページ制作専門です」
●「女性向けのエステサロン専門の、可愛いデザインが得意なHP屋さんです」
●「文章を書くのが苦手な社長のための、取材丸投げ型HP屋さんです」
●「シャアと同じ!ご契約から最短3日で納品する、通常の3倍速いHP屋さんです」
どうですか?
ただの「ホームページ屋さん」と言われるよりも、グッと印象に残りませんか?
もし、あなたが「整骨院専門です」と名乗っていれば、たまたまホームページを新しくしたいと思っていた整骨院の院長先生に出会った時、一発で「あなたにお願いしたい!」と言ってもらえるようになります。
他社と同じホームページ制作という商品を扱っているからこそ、その差別化要因は
「あなた自身の見せ方」にあるのです。
でも、こう言うと、決まってこんな反論が返ってきます。
お気持ちはよーく分かります。
間口は広げておいた方が、たくさんのお客様が来てくれそうな気がしますよね。
でも、現実は真逆です。
間口を広げすぎると、誰の心にも刺さらず、結果として誰からも選ばれなくなります。
まずはどこか1つの戦場で「赤い彗星」として有名になること。
他のジャンルのお仕事は、有名になって信頼されてから、いくらでも後から入ってきますから安心してくださいね。

■ 交流会やSNSでやってはいけない「いらっとする行為」
自分の「赤」が決まったら、それをアピールしていくわけですが、ここでも注意が必要です。
人のふり見て我がふり直せと言うことで、自分の行動を再確認してみましょう。
ZOOMセミナーや異業種交流会、SNSの発信の席での話。
駆け出しのHP屋さんが、自分の凄さや専門性をアピールしたいがために、専門用語をガンガン使って話している姿をよく見かけます。
どうですか?
WEBのことをよく知らない一般の参加者からしたら、「は?何言ってるの?」って置いてきぼりになりますよね。
このような、うちわネタや同業者にしかわからない関係ない話ばかりしてないですか?
他の参加者を置き去りにして、違う話が展開するのも変な話です。
シャアが戦場で、敵に向かって「私の機体は、チタン合金の含有率が従来のモビルスーツと比べて〜」なんて、オタクっぽい説明を長々とするでしょうか。
絶対にしませんよね。
彼はただ、圧倒的なスピードと、赤い機体という「見た目の違い」だけで、自分の存在感を一瞬で知らしめたのです。
営業の場では、商品の小難しい魅力や専門知識を羅列するのではなく、
「あなたの強みが、お客様のビジネスにどのように役立つか」
を、小学校6年生でもわかるくらい、極限までわかりやすく伝えることが肝要です。
相手優先で「好かれる話」をすることを意識しましょう。
本人は気づかずやってるかと思いますが、知らないうちに嫌われ者になっていく可能性がありますから、皆さんも気をつけていきましょうね。

■ 1回言っただけでは、誰もあなたの「赤」を覚えない
でも、ここで満足してはいけません。
ブランディングというのは、1回アピールしただけで完成するものではないからです。
以前、第1回の時にもお話ししましたが、個人事業主が陥る負の無限ループという罠があります。
少し仕事を受注して忙しくなると、その業務に追われてバタバタと過ごす。
その間、発信や営業を一切やめてしまう。
業務が終わると、仕事の波が途切れ、急に暇になって焦る。
慌てて営業するけれど、すぐには受注できない。
こんな無限ループ、心当たりはありませんか?
この負のループの最大の問題点は、「暇な時だけ営業活動や発信をしている」という点です。
(当たり前の理屈ですが、本当に多いのです)
シャア・アズナブルを見てみてください。
彼は、戦場にいる時だけ赤い軍服を着ているわけではありません。
ジオン軍の基地にいる時も、会議に出席している時も、いつでもあの真っ赤な軍服を着て、あのトレードマークの仮面をつけています。
お風呂に入っている時と寝る時以外は、おそらく24時間ずっと「シャア・アズナブル」というブランドを維持し続けているのです。だからこそ、みんなの記憶に強烈に残るわけです。
私たち個人事業主も、全く同じであるべきです。
忙しくても暇であっても、ルーチン化して発信を続けましょう。

毎日10分でも20分でも良いので、時間を決めてブログやSNSに投稿する。
「私は〇〇専門の、こんなお役立ちができるホームページ屋さんです!」
というメッセージを、コツコツと発信し続ける習慣づけをしましょう。
ダイエットなどでもありますよね。
毎日少しでも続けることが大事って!!
いきなり1週間断食してもおかしな話になりますからね。
計画性を持って、コツコツやる。これがとっても大事です。
忙しいから出来なかった、だから新規客が取れない。
この事態は絶対に避けた方が良いですよ。
■ 廃業しないために、選ばれる理由を作ろう
ここで、少し現実的で、ドキドキするお話をします。
今回のテーマであるブランディング、なぜここまで熱く語るのかというと、すべてはあなたの会社(事業)を潰さないためです。
経済産業省が発表している中小企業白書などデータを確認すると、
●1年後には約30%が廃業
●5年後には約60%が廃業
●10年後には約80%が廃業
という、恐ろしい数字が出ています。

独立起業して、10年後に残っているのは、たったの2人だけ。
想像すると、本当に恐ろしい話ですよね。
夢いっぱいで独立開業したのに、なぜそんなことになってしまうのか。
先ほどもお伝えした通り、最大の理由は「資金不足」です。
そして資金不足が起きる原因は、「予定通りに売り上げが作れなかったから」です。
売り上げを作るためには、新規のお客様を増やし、客単価をアップさせ、リピートしてもらう必要があります。
では、どうすれば新規のお客様が増えるのか。
どうすれば、高い客単価でも納得して買ってもらえるのか。
その答えこそが、今回のテーマである「ブランディング(差別化)」なのです。
他社と同じようなホームページ制作を、同じような見せ方で販売していては、お客様はあなたを選ぶ理由がありません。
お客様に強烈な印象を与え、「ホームページを作るなら、あの人に頼みたい!」と好感を持たれて初めて、安定して売り上げを作ることができるようになるのです。
製品やサービスの質はもちろん大切ですが、それを上回る価値が、この「選ばれる理由(人間関係とブランディング)」にあります。
■ 「赤い彗星」という生存戦略のまとめ
それでは、今回の内容を簡潔にまとめましょう。
競合がひしめく激しい市場の中で、駆け出しのホームページ屋さんが生き残るためには、その他大勢の「緑色のザク」になってはいけません。
重要なポイントは以下の通りです。
① 自分の「赤(強み・専門ジャンル)」を1つに絞り込むこと
② 専門用語を使わず、お客様への役立ちを分かりやすく伝えること
③ 忙しくても暇であっても、自分のブランドを毎日コツコツ発信し続けること

完璧な準備ができるのを待つ必要はありません。
まずは、「私は〇〇の専門家です!」という旗を掲げて、戦場(市場)に飛び込んでみてください。
自分の特徴を絞り込み、お客様との信頼関係を築くことで、長期にわたるビジネスチャンスが生まれます。
この考え方を日々のビジネスライフに取り入れることで、より大きな成功と顧客満足を実現できるでしょう。
あなただけの「赤」をまとって、その他大勢から抜け出しましょう!
もし、「自分の強みが何なのかわからない」「どうやって差別化すればいいか思いつかない」という場合は、いつでも販促工房にご相談ください。
あなたがビジネスの戦場で「赤い彗星」として大活躍できるよう、プロの視点から全力でサポートさせていただきます。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!

























こんにちは、愛知県豊橋市を拠点として全国の中小企業の皆さんの、集客と販売促進のサポートを、デザイナーとコンサルタント両方の視点でサポートしている、販促工房の笹野です。