はじめに:五島市の事業者の皆様へ
近年、日本全国で外国人観光客(インバウンド)が増加しています。美しい自然と豊かな文化を持つ長崎県・五島市にも、多くの外国人が訪れるようになりました。
しかし、「メニューが日本語のみで説明に時間がかかる」「英語のホームページがなく、海外からの予約を取りこぼしている」とお悩みの事業者の方も多いのではないでしょうか。
言葉の壁をなくすことは、売上アップへの最短ルートです。今回は、五島市が提供する「外国人観光客受入環境整備事業補助金」を活用し、国や市のサポートを受けながらお店の多言語化を進める方法を、販促のプロがわかりやすく解説します。
ひと目でわかる!補助金の基本情報
まずは、この補助金で「何が」「いくら」もらえるのかを整理しましょう。
- 目的: 五島市への外国人観光客を増やし、観光消費を拡大するため
- 補助対象となる取り組み:
- パンフレット、リーフレットの多言語化(補助額:最大10万円)
- 自社ホームページの多言語化(補助額:最大30万円)
- 施設案内看板の多言語化(補助額:最大20万円)
- 補助率: かかった費用の2分の1(半額)
- 限度額: 1事業者あたり合計60万円まで
- 募集期間: 2026年4月1日〜2027年3月10日まで
ホームページの作成から翻訳費用、看板のデザインや設置費用まで、幅広く対象となる非常に使い勝手の良い補助金です。
私はもらえる?対象となる事業者の詳細
この補助金は、五島市内で以下のビジネスを行っている方が対象となります。
船舶運航事業者(フェリーや旅客船など)
旅客自動車運送事業者(バスやタクシーなど)
宿泊施設経営者(ホテル、旅館、ゲストハウスなど)
飲食事業者(レストラン、カフェ、居酒屋など)
体験コンテンツ提供事業者(マリンスポーツ、伝統工芸体験など)
観光客が直接関わるほとんどのサービス業が対象となっています。「うちのビジネスは当てはまるかな?」と迷った場合は、市の交付要領を確認してみましょう。
販促軍師のアイデア出し:補助金を売上に直結させる活用シーン
ただ日本語を英語に翻訳するだけでは、大きな売上にはつながりません。外国人観光客が「何を求めているか」を考えたツール作りが重要です。
- 飲食店のアイデア: 「五島名物の美味しい食べ方」をイラスト付きの英語メニューにする。食べ方がわかれば安心して注文できるため、結果として注文数が増え、客単価が上がります。
- 宿泊施設のアイデア: 施設周辺の「スタッフおすすめローカルスポットマップ」を英語で作成し、お部屋に置く。滞在の満足度が向上し、SNSでの良い口コミにつながります。
- 体験施設のアイデア: 予約までの導線を英語化したスマートフォン対応の専用サイトを作る。海外にいる段階で旅の計画を立てる観光客からの、事前予約を獲得しやすくなります。
申請から入金までの流れ
補助金をもらうためには、正しい手順を踏む必要があります。最も重要なルールは「市から許可が下りる前に、業者に発注してお金を払ってはいけない」ということです。
見積もりの取得: 制作会社や翻訳会社に、いくらかかるか見積もりを出してもらいます。
交付申請: 五島市へ申請書と見積書を提出します。
交付決定: 市から「補助金を出しますよ」という決定通知が届きます。
事業の実施: ここで初めて、業者に制作や翻訳を正式にお願いします。
支払と実績報告: 制作物が完成したら業者に料金を支払い、その領収書などを添えて市に「完了しました」と報告します。
補助金の入金: 審査後、指定した口座に補助金が振り込まれます。
採択のコツ:審査を通過するためのプロのアドバイス
補助金には審査があります。申請書を書く際は、単に「英語の看板を作りたい」と書くのではなく、目的意識をしっかりアピールすることが採用のコツです。
「看板を多言語化することで、外国人観光客の滞在中のストレスを減らし、スムーズに五島の魅力を楽しんでもらう。その結果、リピーターの増加や市内での消費額の向上に貢献できる」といったように、五島市全体の観光にどうプラスになるかを論理的に説明しましょう。
まとめ
インバウンド需要の拡大は、地域の事業者にとって大きなビジネスチャンスです。
この補助金を活用すれば、費用を半分に抑えながら、世界中のお客さまを迎える準備が整います。
予算には限りがあるため、早めの行動をおすすめします。
より詳しい条件や最新の交付要領については、五島市公式ページをご確認ください。



















こんにちは、愛知県豊橋市を拠点として全国の中小企業の皆さんの、集客と販売促進のサポートを、デザイナーとコンサルタント両方の視点でサポートしている、販促工房の笹野です。