
交流会やSNSで「また会いたい」と思われる人、思われない人。決定的な違いを解説します
こんにちは、販促工房の笹野です。
毎日お仕事、本当にお疲れ様です。 個人事業主として活動していると、どうしても避けて通れないのが「集客」という壁ですよね。
今の時代、SNSをやっていない事業主さんの方が珍しいくらいですし、異業種交流会やZoomでのお茶会など、新しい出会いの場に積極的に参加されている方も多いのではないでしょうか。
もしかしたら、あなたもそんなお一人かもしれませんね。
「今日はインスタの投稿、頑張って画像を作ったぞ」 「明日は朝からZoom交流会に参加して、人脈を広げるぞ」
そうやって毎日コツコツと種まきをしている。 その努力、本当に素晴らしいと思います。 誰もができることではありません。
でも、ふとこんな風に感じることはありませんか?
「あれ? 毎日頑張って投稿しているのに、なんで仕事の問い合わせが来ないんだろう?」 「交流会で名刺交換(LINE交換)したのに、その後誰からも連絡が来ないな…」 「あの人はいつも周りに人が集まっているのに、私と何が違うんだろう?」
もし、少しでもドキッとしたり、モヤモヤした気持ちがあるなら、この記事はあなたのためのものです。
実は、SNSや交流会で「仕事につながる人」と「つながらない人」の間には、
目に見えないけれど、とても大きな**「決定的な違い」**があるんです。
それは、センスの有無でもなければ、扱っている商品の良し悪しでもありません。
もっと根本的な、**「人としてのあり方」**に関わる部分です。
今回は、販促のプロとしての視点から、 「また会いたいと思われる人」と「思われない人」の違いについて、
じっくり、そして分かりやすくお話ししていこうと思います。
決定的な違いを生む「3つのポイント」とは?
結論から言いましょう。 SNSや交流会で仕事が増えない人が、最初に見直すべきポイント。
そして、「また会いたい」と思われる人が自然とやっていること。
それは、大きく分けると次の3つのポイントに集約されます。
- 「自分矢印」になっていないか?(会話の主語を見直す)
- 「売り込み」と「お役立ち」を履き違えていないか?(価値の提供を見直す)
- 「画面の向こう」に生身の人間を見ているか?(想像力を見直す)
「えっ、そんなこと?」と思いましたか? 「もっと劇的な裏技や、SNSのアルゴリズム攻略法を教えてくれるんじゃないの?」と思ったかもしれません。
でもね、断言します。 この3つの土台ができていない状態で、どんなに最新のマーケティングテクニックを使っても、残念ながら穴の空いたバケツに水を注ぐようなものなんです。
逆に言えば、この3つさえしっかりと腹落ちしていれば、どんな時代になっても、どんなSNSが流行っても、あなたは「選ばれる人」であり続けることができます。
それでは、一つずつ丁寧に紐解いていきましょう。
ポイント1:「自分矢印」になっていないか?(会話の主語を見直す)
まず1つ目のポイントです。 これは、Zoom交流会やリアルな対面の場で、特によく見かける光景です。
あなたは、こんな経験ありませんか?
交流会でよくある「残念な光景」
あるZoom交流会でのこと。 5〜6人のグループに分かれて、自己紹介やフリートークをする時間になりました。
そこに参加していたAさん。 主催者の方とは以前からの知り合いのようで、とても仲が良さそうです。
「あ、〇〇さん! こないだはどうも〜! 例のあれ、どうなりました?」
「実は昨日、僕のビジネスでこんなことがあってですね…」 「あ、それ僕も知ってます! で、僕の場合はですね…」
Aさんはとても楽しそうです。 でも、画面上の他の4人の参加者はどうでしょう?
(…例のあれって何のことだろう?) (二人にしか分からない話がずっと続いてるな…)
(入っていけないし、置いてけぼりだな…苦笑いするしかないか…)
心の中でそっと「ミュートボタン」を押したくなるような感覚。 これが、**「内輪ネタ・関係ない話」**の恐ろしさです。
「自分矢印」の人は、無意識に時間を奪っている
Aさんには悪気はありません。 むしろ、場を盛り上げようとして話しているのかもしれません。
でも、ここに決定的なミスがあります。 それは、会話の矢印が**「自分(と特定の仲良し)」**にしか向いていないということです。
交流会やセミナーには、いろんな目的を持った人が集まっています。 新しい繋がりを作りたい人、勉強しに来た人、悩みを解決したい人。 みんな、貴重な時間とお金を使って参加しています。
その中で、自分にしか分からない話や、自分のビジネスの自慢話ばかりを延々とする行為。 これは、厳しい言い方をすれば、**「他人の時間を奪う行為」**に他なりません。
「人のふり見て我がふり直せ」ということわざがありますよね。 いらっとする行為を見かけたら、それは最高の教科書(反面教師)になります。
「また会いたい人」は、会話のパス回しが上手い
一方で、「また会いたい」と思われる人、Bさんの場合はどうでしょうか。
Bさんは、自分の話は手短に切り上げます。 そして、まだ発言していない人や、緊張してそうな人に、こんな風にパスを出します。
「はじめましてのCさんは、どんなお仕事をされているんですか?」 「Dさんのお話、すごく興味深いです! それってこういうことですか?」
Bさんの会話の矢印は、常に**「相手(周りの人)」**に向いています。 主語が「私が、俺が」ではなく、「あなたは? 皆さんは?」になっているんですね。
自分が話すのではなく、相手に話してもらう。 相手が話しやすい空気を作る。 内輪ネタになりそうになったら、「あ、ごめんなさい。これ内輪ネタになっちゃうので、後で個別に話しますね!」と、サラッと切り替える配慮がある。
こういう人が一人いるだけで、その場はパッと明るくなります。 そして、終わった後にみんなこう思うんです。
「Bさんのおかげで楽しかったな」 「Bさんともっと話してみたいな」
これが**「好感」**の正体です。 ビジネスは、この「好感」からしか生まれません。
商品を売る前に、まずは「感じのいい人」であること。 自分の話を聞いてほしいなら、まずは相手の話を聞くこと。
SNSのコメント欄でも同じですよ。 人の投稿のコメント欄で、自分の宣伝をしたり、投稿内容と関係ない自分語りをしていませんか? それは、交流会で空気を読まずに大声で話しているのと同じことかもしれません。
まずは、会話の矢印を「自分」から「相手」へ、クルッと180度回してみましょう。 それだけで、周りの反応は驚くほど変わります。
ポイント2:「売り込み」と「お役立ち」を履き違えていないか?
2つ目のポイントは、情報発信の中身についてです。 「SNSを頑張っているのに仕事が増えない」という人の多くが、ここでつまずいています。
あなたは、SNSやブログを「無料の広告宣伝カー」だと思っていませんか?
毎日が「特売チラシ」になっていませんか?
例えば、あなたが商店街を歩いているとします。 あるお店の前を通るたびに、店員さんが飛び出してきて、こう言ったらどう思いますか?
「私の店の商品、最高なんです! 買ってください!」 「今ならキャンペーン中です! お得ですよ!」 「私の実績はすごいんです! 信じてください!」
最初の1回くらいは「へぇ、そうなんだ」と思うかもしれません。 でも、会うたびに毎回これだったら…。
(うわ、また来た…) (売り込まれるの面倒くさいな…) (目を合わせないようにして通り過ぎよう…)
そうやって、距離を置きたくなりますよね。
実は、SNSで成果が出ない人の投稿は、この**「押し売り店員さん」**と同じになってしまっていることが多いんです。
「セミナーやります! 来てください!」
「新メニューできました! おすすめです!」
「お客様の声をいただきました!(自慢)」
「私はこんなにすごいんです!」
もちろん、告知は大切です。 自分の商品を愛しているのも素晴らしいことです。
でも、見る側(お客様)の心理としては、 「あなたの商品の凄さなんて、実はどうでもいい」 というのが本音なんです。
ちょっとショックですよね。でも、これが真実です。
お客様が興味あるのは、 「その商品が、私の生活をどう良くしてくれるのか?」 「あなたが、私の悩みをどう解決してくれるのか?」 ということだけなんです。
商品の魅力ではなく、「お客様への役立ち」を語る
ここで、参考事例にもあった大事な考え方を思い出してください。
「商品の魅力ではなく、お客様への役立ちを重視すること」
これが、「売り込み」と「お役立ち」の決定的な違いです。
「また会いたい」「この人から買いたい」と思われる人は、商品を売ろうとしません。 その代わり、**「お客様の未来」**を語ります。
例えば、あなたが「整理収納アドバイザー」だとしましょう。
【売り込み(自分本位)の投稿】 「私は収納検定1級を持っています! 私の片付けメソッドは画期的で、短時間で終わります。今なら初回限定価格でサービス提供中! ぜひお申し込みください!」
これだと、「ふーん、すごいね」で終わってしまいます。
【お役立ち(相手本位)の投稿】 「毎朝、お子さんの『靴下がない!』という声でイライラしていませんか? 実は、靴下をカゴに放り込むだけの『投げ込み収納』にするだけで、お子さんが自分で準備できるようになるんです。朝の5分がゆったりしたコーヒータイムに変わりますよ。もっと詳しく知りたい方は、ブログを見てみてくださいね。」
どうでしょう? 後者の方が、「えっ、それ知りたい!」「私のこと分かってくれてる!」と思いませんか?
商品を売るのではなく、 「あなたの悩み、こうすれば解決できますよ」 「こんな素敵な未来が待っていますよ」 という**「役立つ情報」**をプレゼントする。
これが積み重なると、どうなるか。
「この人は、いつも私の役に立つことを教えてくれる」 「この人は、私の悩みを理解してくれている」 ↓ 「信頼できる!」
この「信頼」という貯金が満タンになった時、初めてお客様の方から 「あなたにお願いしたいです」 と言ってもらえるようになるんです。
「GIVE & GIVE」の精神で
「無料で情報を出しちゃったら、商品が売れなくなるんじゃないの?」 と不安になる方もいるかもしれません。
でも、大丈夫です。 今の時代、情報はネットで検索すればいくらでも出てきます。 情報を隠すことに価値はありません。
むしろ、惜しみなく情報を出す(GIVEする)ことで、 「ここまで教えてくれるなんて、この人は本物だ」 「無料の情報でこれだけ役に立つなら、有料のサービスはもっとすごいに違いない」 と思ってもらえます。
即座に成果を期待してはいけません。 短期的な利益よりも、まずはお客様に喜んでもらうこと。 「好かれる話」をすること。
それが、遠回りのようでいて、実は一番の近道なんです。
ポイント3:「画面の向こう」に生身の人間を見ているか?
最後のポイントは、マインドセット(心構え)のお話です。
SNSやインターネットを使っていると、どうしても忘れがちなことがあります。
それは、**「画面の向こうには、血の通った人間がいる」**ということです。
数字の奴隷になっていませんか?
「フォロワー数が〇〇人増えた!」 「今日の投稿のインプレッション(表示回数)が下がった…」 「いいねの数が少ない…」
ビジネスでSNSをやっていると、どうしても数字が気になりますよね。 私も販促のプロですから、数字を分析することの重要性はよーく分かります。
でも、その数字の「1」つひとつが、一人の人間であることを忘れてはいけません。
「フォロワー1000人」というのは、単なるデータではありません。 あなたの発信に興味を持ってくれた、名前も顔も生活もある1000人の人間が、そこにいるということです。
SNSで「思われない人(嫌われる人)」は、この感覚が希薄です。 相手を「数字」や「見込み客リスト」として見てしまっています。
だから、平気でDM(ダイレクトメッセージ)でいきなり売り込みをしたり、 自分の都合だけで投稿を連投したり、 コメントをくれた人への返信を疎かにしたりしてしまいます。
デジタルもリアルも、本質は「人間関係」
想像してみてください。 リアルな店舗で、お客様が「これ素敵ですね」と話しかけてくれたのに、店員さんが無視してスマホをいじっていたらどうですか? 絶対に二度とその店には行かないですよね。
でも、SNS上ではこれをやってしまっている人が意外と多いんです。
せっかくコメントをくれたのに、「ありがとうございます」の一言だけで済ませたり、あるいは返信すらしなかったり。
それでは、ファンになってもらえるはずがありません。
「また会いたい」と思われる人は、デジタルであっても**「人間臭さ」**を大切にします。
コメントをくれたら、相手のプロフィールを見に行って、「〇〇さんも猫飼ってるんですね!」と会話を広げる。
自分の投稿だけでなく、相手の投稿にも「いいね」やコメントをしに行く。
綺麗なよそ行きの言葉だけでなく、たまには自分の失敗談や弱音もさらけ出す。
そうやって、画面越しに**「心と心の握手」**をするんです。
「あ、この人はちゃんと私を見てくれている」 「ビジネスライクな関係じゃなくて、人と人として付き合ってくれている」
そう感じてもらえた時、単なる「フォロワー」が、熱狂的な「ファン」に変わります。
修飾語一つにも「愛」を込める
文章を書くときも同じです。 誰に向けて書いているのか、具体的に特定の一人をイメージできていますか?
「皆さん」に向けて書いた文章は、誰の心にも刺さりません。 「たった一人」に向けて書いた手紙のような文章こそが、結果的に多くの人の心を動かします。
主語と述語の位置関係を分かりやすくする。 修飾語の位置に気をつける。 副詞や助詞の使い方に注意する。
これらは、単なる「文章テクニック」ではありません。 **「相手にストレスなく読んでもらうための配慮」であり、「相手への思いやり(愛)」**なんです。
読み手のことを本気で考えていれば、自然と分かりやすい言葉を選びますし、独りよがりな文章にはならないはずです。
まとめ:テクニック以上に大切なこと
ここまで、長々とお話ししてきましたが、いかがでしたでしょうか。 3つのポイントをもう一度おさらいしましょう。
「自分矢印」をやめて、相手に興味を持つ(聞き上手になる)
売り込みをやめて、相手の役に立つ情報をプレゼントする(GIVEの精神)
数字ではなく、画面の向こうの「人」を大切にする(人間関係の構築)
これらに共通しているのは、 「相手(お客様)への好意とリスペクト」 です。
結局のところ、ビジネスもSNSも、人と人とのコミュニケーションで成り立っています。 テクニックやノウハウも大事ですが、それ以上に大切なのが、この根本的な姿勢です。
あなたが営業する時、他社と同じ商品を販売している場合、お客様に好感を持たれなければ、お客様はあなたから商品を買おうとは思いません。 差別化要因は、製品そのものではなく、**「どれだけお客様に信頼され、好かれているか」**にあります。
これは、今日から、今すぐにでも始められることです。
特別なスキルはいりません。 まずは、目の前の人、画面の向こうの人に、 「ありがとう」 「応援しています」 「あなたの役に立ちたいです」 という気持ちを持って接してみてください。
その小さな積み重ねが、やがて大きな信頼となり、 「あなただからお願いしたい」 という最高の成果として返ってくるはずです。

こんにちは、愛知県豊橋市を拠点として全国の中小企業の皆さんの、集客と販売促進のサポートを、デザイナーとコンサルタント両方の視点でサポートしている、販促工房の笹野です。