こんにちは、笹野です。
10月に中旬に入り、朝晩の涼しさに秋の深まりを感じる季節になりました。
そろそろ年末年始の販促準備を意識し始める絶好のタイミングですね。
今回は、2026年1月に向けた販促活動のポイントを整理し、小売業や飲食業での具体的な売り場戦略をお伝えします。年末商戦から引き続き、しっかりと準備を進めることで、1月の売上を最大化しましょう。
それでは、「食」「衣料」「雑貨」のカテゴリーごとに、1月に注目すべき販促ポイントを見ていきます。
食：新年の食卓を彩る提案で売上アップ
1月は正月の祝い事や成人式など、食関連の需要が集中する月です。家庭向けの特別メニューから、受験生や健康志向に対応した商品まで幅広く提案すると効果的です。
◇ お正月料理の提案
おせち、雑煮、七草粥、お屠蘇などの伝統料理を中心に売り場を整えましょう。小売業では、セット販売や「詰め合わせおせち」の提案が効果的です。飲食店では、新年の特別コースや予約限定メニューを用意して、早めに告知することで集客につながります。
◇ 受験生応援食・成人式向けメニュー
1月は受験シーズンの始まりでもあります。ラーメン、鍋焼きうどん、栄養ドリンクなど、手軽で栄養補給ができる商品を「応援食」として強化しましょう。また成人式向けに祝い膳やケータリングサービスを展開するのも有効です。
◇ 暴飲暴食・胃腸ケア提案
年末年始で胃腸が疲れた顧客向けに、七草粥、消化の良いスープ・雑炊、発酵食品（納豆・漬物・ヨーグルト）、きのこ・山菜などの体にやさしい食材を提案しましょう。さらに、胃腸を整えるドリンクやお茶、漢方素材を使った食品を「新年の胃腸リセット食」コーナーとして目立たせると、健康志向の顧客に響きます。
◇ 恵方巻き・バレンタイン準備
年明けには恵方巻きの予約を開始する店舗が増えます。また、早めにバレンタイン商戦の準備を始め、チョコやラッピング商材の売り場を整えておくとスムーズに販売に移行できます。
衣料：冬商戦と成人式・新生活需要を狙う
1月は寒さのピークを迎え、防寒用品やフォーマル需要が高まる時期です。ボーナス商戦や福袋・バーゲンも活用し、高単価商品の販売機会を逃さないようにしましょう。
◇ 冬物防寒アイテムの本格展開
コート、ダウンジャケット、マフラー、手袋など、冬の必須アイテムを豊富に揃えます。店舗では「全身コーディネート提案」やギフト対応を強化することで、購買を後押しできます。
◇ 成人式向けフォーマル需要
成人式に向けた振袖、袴、スーツの販売・予約は1月から本格化します。特に早期予約特典やレンタルサービスを組み合わせると、予約率向上が期待できます。
◇ 春物・新生活準備
1月は早期の春物展開が効果的です。スーツや鞄、ブランドバッグなどの新生活用品を揃え、ボーナス商戦での高額商品購入層を狙いましょう。
◇ 福袋・バーゲン・セール
福袋は1月上旬に向けて12月中旬から予約受付を開始するのがおすすめです。さらに在庫一掃セールやタイムセールを組み合わせることで、効率的に売上を伸ばせます。
雑貨：新年のスタートに合わせた防寒・健康・新生活ニーズを後押し
雑貨分野では、防寒・健康関連アイテムや新生活準備グッズが売れ筋。家庭用からギフト向けまで幅広く提案し、新年の売上拡大を狙いましょう。
◇ 防寒・健康グッズ
寒さと乾燥がピークを迎える1月は、加湿器、空気清浄機、保温家電、マスク、抗菌グッズなどが好調。家庭用に加えてオフィス向け商品も揃え、「健康管理」をテーマにしたコーナーづくりが効果的です。
◇ 新生活準備グッズ
春の新生活に向けて準備を始める人が増える時期。収納用品、家電、文具、インテリア雑貨などを中心に、「新しい暮らしを応援する売り場」を展開しましょう。
受験や仕事始めなど、新たなスタートを応援するメッセージ付きPOPもおすすめです。
◇ バレンタインギフト雑貨
食品売り場と連動し、ラッピング用品、メッセージカード、キャンドル、ハンドクリームなど“プチギフト”アイテムを展開しましょう。
「感謝を伝える」「癒しを贈る」などテーマを広げた提案が、食と雑貨双方の相乗効果を生みます。
まとめ
2026年1月は、正月・成人式・受験・新生活など、特別なイベントや季節需要が重なる重要な販促月です。
- 食では「お正月料理・成人式お祝い・受験生応援食」
- 衣料では「防寒アイテム・成人式用衣料・新生活向け商品」
- 雑貨では「防寒・風邪予防・新生活・バレンタイン準備」
これらをしっかり押さえ、早めに売り場や販促計画を整えることで、競合が活発になる中でも成果を出すことが可能です。
販促工房株式会社では、販売戦略のトータルサポートをしています。
「何から始めればよいか分からない」という方も、ぜひお気軽にご相談ください。
こんにちは、愛知県豊橋市を拠点として全国の中小企業の皆さんの、集客と販売促進のサポートを、デザイナーとコンサルタント両方の視点でサポートしている、販促工房の笹野です。