こんにちは、販促工房の笹野です。
「営業って、どうも苦手なんです…」
そんな声を、個人事業主さんからよく聞きます。
商品やサービスはちゃんとしてるのに、なぜか売れない。頑張って話しても、お客さんに響かない。そんな経験、ありませんか？
でも実は、昔話にヒントがあるんです。
そう、あの有名な「わらしべ長者」。
え？ あれってただの運のいい話でしょ？
いえいえ、よーく読み解いていくと、今の時代にも通じる“売れる人の行動習慣”がたくさん詰まってるんですよ。
今日は、営業がちょっと苦手…というあなたのために、わらしべ長者の物語から学べる“売れる行動”のヒントを3つ、お伝えします。
はじめに｜「売る力」って、実は“話す力”じゃなかった！
営業というと、「話が上手な人」「押しが強い人」が得意そうに見えますよね。でも、本当に売れている人って、実は話し方じゃなくて、“行動の質”が違うんです。
行動の質ってなに？というと…
それは「誰かの役に立つ」「相手に合わせる」「ちゃんと動く」ってこと。
そのすべてが、実はわらしべ長者の中に描かれているんですよ。
ポイント①：まず「外に出る」からすべてが始まる
わらしべ長者の主人公って、最初どうしたか覚えてますか？
そう、「幸せになりたい」と思って、お寺にお参りに行ったんです。つまり、自分から動いたんですね。
これ、現代でいうと「営業に行く」「イベントに出る」「SNSで発信する」みたいなもの。
待ってるだけじゃ、何も始まりません。
「私、人見知りで…」
「うまく説明できないんで…」
そんな気持ちもわかります。でも、動かない限り、出会いも、チャンスも、ゼロなんです。
最初の一歩は「話すこと」じゃなくて、「動くこと」。
たとえ手ぶらでも、動けば何か拾えます。
わらしべ長者のように、道端で“わら”を拾うかもしれません。
つまり、
小さな行動が、後の大きな成果の第一歩になる！
ということです。
ポイント②：相手の困りごとに“自分ができること”で応える
わらしべ長者の物語、すごいのはここからです。
拾ったわらにハエを結びつけたら、子どもが「欲しい！」って言うんですよね。そこで男は「いいよ」とわらをあげて、代わりにミカンをもらいます。
つまり、自分の持ち物を相手のニーズに合わせて差し出している。
ここ、すごく営業の本質です。
営業がうまくいかない人ほど、「うちの商品は○○で、機能が△△で…」って、スペックの話ばかりしがち。
でも、それより大事なのは、
相手が何に困っていて、自分に何ができるか？
なんです。
実際に「ミカンを喉が渇いていた人に渡す」→「布をもらう」
「布を目隠しにして暴れる馬を助ける」→「馬をもらう」
と、目の前の人の“困った”に対して、自分が今持っているものでちゃんと応えている。
これって、商品がどうこうじゃなくて、「あなたが目の前の人に、ちゃんと向き合ったか」がカギですよね。
ポイント③：売るより「信頼を積む」が最終的に一番得
わらしべ長者は、最終的にお金持ちになります。しかも、それって「馬が欲しいですか？」と売ったわけでもなく、馬を通して“縁”がつながっていった結果ですよね。
これは、現代営業で言えば「紹介が来る」「リピートされる」という話。
つまり、「信用が信用を呼んでる」んです。
これ、短期的には成果が見えにくいかもしれません。でも、長期で見ると、営業の真のゴールってここなんですよ。
- 親切にした
- 困っていた人を助けた
- 見返りを求めなかった
この“行動の積み重ね”が、信頼となり、最終的に「売らなくても売れる」状態をつくる。
言い換えれば、
見えないところで、信頼の貯金をしている人が強い
ということです。
まとめ｜わらしべ長者式・営業の習慣、今日から始めよう！
営業が苦手な人こそ、わらしべ長者のように“人のために動く”を心がけてみましょう。
🔸 自分から外に出てみる（まず動く）
🔸 相手の困りごとに、自分のできることで応える
🔸 売らなくても信頼で選ばれる関係を育てる
これだけでも、営業の成果は少しずつ変わっていきます。
そして大事なのは、“特別な才能”ではないということ。
わらしべ長者も、最初はただの貧乏な男でした。
でも、行動を変えただけで、大きな結果を手に入れたんです。
あなたにも、きっとできます。
今日から始める“わらしべ営業”。
一歩ずつ、一緒にやっていきましょう！
こんにちは、愛知県豊橋市を拠点として全国の中小企業の皆さんの、集客と販売促進のサポートを、デザイナーとコンサルタント両方の視点でサポートしている、販促工房の笹野です。