「うちは特殊な業界だから、一般的なやり方じゃ通用しない」
そんなふうに思ったこと、ありませんか?
実は、このセリフ――
販促の相談を受けると、驚くほど多くの方が口にするフレーズなんです。
でも、ちょっと待ってください。
「特殊な業界」って、本当にそんなに珍しいのでしょうか?
よく考えてみると、どの業界もそれぞれに“独特なルール”や“慣習”があります。
つまり、「特殊」なのは当たり前。むしろ、それが“普通”なんです。
今回は、そんな「うちは特殊だから売れない」と思い込んでいる方へ向けて、
その“思い込み”から抜け出し、売れるきっかけを掴むための3つの視点をお伝えします。
視点1:「特殊=売れない」の勘違いに気づく

まず最初に知ってほしいのは、
「業界が特殊だから売れない」というのは、ただの思い込みだということ。
例えば、こんな相談がありました。
「うちは美容業界なので、一般的な営業ノウハウは通用しません」
でもその方のビジネスをよく聞いてみると、
・お客様の悩みを聞き出す
・信頼関係を築く
・リピートしてもらう工夫をする
という、ごくごく“ふつう”のことをしていたんです。
それって、飲食店でも、士業でも、コンサル業でも通じる内容ですよね?
つまり、「業界が特殊だから通用しない」のではなく、
“他のやり方を取り入れる勇気がない”だけかもしれません。
視点2:「業界」ではなく「お客様の悩み」に目を向ける

売れる人は、商品や業界のことばかり語りません。
共通しているのは、
「お客様の悩み」に寄り添っていること。
たとえば、あなたが整体師さんだったとして、
「骨盤矯正できます!」だけでは、お客様は興味を持ってくれません。
でも、「腰痛で寝返りがつらい夜、どうにかしたいと思いませんか?」と聞かれたら、
「それ、私のことだ…!」と反応が変わります。
業界のルールがどうだろうと、**お客様が求めているのは「自分の悩みを解決してくれる人」**なんです。
つまり、あなたのやるべきことは
「この業界では〇〇が普通だから…」ではなく、
「この人の困りごとに、私はどう役立てるか?」を考えること。
業界ではなく、“人”を見ることがカギです。
視点3:「特殊な業界」こそ、伝え方が9割

「うちは特殊な業界だから、理解してもらえない」
という悩み、実はよく聞きます。
でもそれは、“伝え方”の問題であることがほとんど。
専門用語をそのまま使ったり、業界ルールを前提に話していたりしませんか?
例えるなら、
・AI開発者が「APIのエンドポイントが…」と話すより、
・「スマホアプリの仕組みを支えてる“裏方”の仕組みです」と説明するほうが、相手は理解しやすいですよね。
お客様に合わせた「伝え方」をすれば、どんな業界だってちゃんと伝わります。
“伝える技術”は、どんな業界でも通用する最大の武器です。
まとめ:「業界が特殊」は、実はみんな同じ

ここまでの3つの視点をおさらいしましょう。
- 「特殊だから売れない」は思い込みにすぎない
- 業界ではなく、お客様の悩みに目を向けること
- 伝え方ひとつで、どんな業界も“わかりやすく”できる
「うちは特殊だから…」と口にするたび、ビジネスの成長のチャンスを自分で遠ざけてしまっているかもしれません。
売れる人ほど、自分の業界を“特別扱い”せず、
普遍的な視点で物事を見ているものです。
あなたの業界は確かに“独自”かもしれません。
でもそれは、他の誰かも同じように感じていること。
つまり、「みんな特殊」なんです。
それに気づいた瞬間から、あなたの販促はもっとシンプルに、もっと効果的に変わっていきます。





















こんにちは、愛知県豊橋市を拠点として全国の中小企業の皆さんの、集客と販売促進のサポートを、デザイナーとコンサルタント両方の視点でサポートしている、販促工房の笹野です。