「7月って、売上がイマイチ上がらないんだよなぁ」
「でも、夏のボーナスの時期だから、お客さんの財布のヒモはゆるむはずじゃ?」
…そんなふうに思ったこと、ありませんか?
実は、売れてる人は“価格戦略”をしっかり考えて動いています。
この時期をなんとなく過ごすか、狙い撃ちして売上につなげるか――。
その差は、思ってる以上に大きいんです。
今回は、「夏のボーナス」を味方につけるために、
個人事業主さんが7月にやっておくべき価格戦略を3つにまとめてお伝えします!
そもそも、なぜ7月がチャンスなの?
まず前提として知っておいてほしいのは、
7月は「お金が動く月」だということ。
●サラリーマンの多くは、夏のボーナスが入る
●子どもたちは夏休みに向けて準備を始める
●レジャー・旅行・ギフト需要も増える
●6月に溜まった“梅雨ストレス”をお金で解消したくなる
つまり、「財布がゆるむタイミング」なんですね。
でも、ただ商品を出してるだけじゃ売れません。
価格の見せ方や設定次第で、売れる・売れないが分かれます。
価格戦略①:値下げよりも“選びやすい価格帯”を用意しよう

よく「売れないから値下げしよう」と考える人がいますが、
それ、ちょっと待った!です。
実は、お客様の多くは「一番安いもの」よりも
“納得感がある価格”を選びたがる傾向があります。
たとえば、こんなパターンを見たことありませんか?
▶︎ Aコース:3,000円(基本)
▶︎ Bコース:5,000円(人気)
▶︎ Cコース:10,000円(高級)
この中だと、真ん中のBコースが選ばれやすいんです。
これ、マーケティングで「真ん中選びの法則(極端回避性)」って言います。
だからこそ、「価格を安くする」よりも、
お客様が“ちょうどいい”と感じる価格帯を用意することが大事。
特に7月はボーナス後で少しリッチな気分の人も多いので、
普段よりちょっと高めでも、「これいいかも」と選ばれる確率が上がりますよ。
価格戦略②:「価格」より「価値」が伝わる表現に変えよう

次にやってほしいのは、
商品の“説明の仕方”を見直すこと。
たとえば、ただ「5,000円です」とだけ書いてあると、
高いのか安いのか、よくわかりませんよね?
でも、こう書いてあったらどうでしょう?
▶︎「たった1回で髪がツヤツヤになる“魔法のトリートメント”、体験価格5,000円」
▶︎「通常60分8,000円の施術が、今だけ5,000円で受けられます!」
▶︎「リピーター続出!90%の方が“違いを実感”した整体コース、5,000円」
価格そのものじゃなくて、その価格に見合った価値が伝われば、
お客様は「高い」って感じません。
7月のような購買意欲が高まる時期こそ、
“価格だけの勝負”じゃなく、“価値を見せる勝負”が重要なんです。
価格戦略③:期間・数量を限定して“決断”を後押ししよう

「この商品、気になるけど…また今度にしようかな」
こういう“迷い中”の人、かなり多いです。
そんな人の背中を押すのが、
「期間限定」「数量限定」などの“限定感”。
▶︎「7月末までの申込みで10%オフ!」
▶︎「先着10名様にオリジナルプレゼント付き」
▶︎「夏季限定!7月だけの特別コース」
こうした限定ワードを入れると、
人は「今買わなきゃ損かも…」と思う心理(希少性の法則)が働きます。
特にボーナス後の7月は「ちょっと買い物したい気分」があるので、
この“ひと押し”があるだけで一気に決断される可能性が高まるんです。
まとめ:価格は「数字」ではなく「戦略」です

価格って、ただの数字のようでいて、
実はお客様の心を動かす“メッセージ”なんです。
【この商品は、このくらいの価値があると思っています】
っていう、あなたの想いの表れなんですね。
だからこそ、「安くするか高くするか」じゃなくて、
“どう伝えるか”“どう選ばせるか”を考えることが重要。
改めておさらいです。
✅ 値下げより“選びやすい価格帯”をつくる
✅ 「価格」ではなく「価値」が伝わる表現にする
✅ 期間・数量の“限定”で決断を後押しする
この3つを実践するだけで、
7月の売上は大きく変わってくるはずです。
最後に|売るより“伝える”を意識しよう
価格って、売上に直結するぶん、不安になることも多いですよね。
でも、「どうせ売れないから安くする…」と落ち込む前に、
まずは**お客様に価値が伝わっているか?**を見直してみてください。
そして、夏のボーナスが流れてくるこのタイミングで、
しっかり“伝える工夫”をしておけば、きっと結果はついてきますよ。
ではまた、次の記事でお会いしましょう!





















こんにちは、愛知県豊橋市を拠点として全国の中小企業の皆さんの、集客と販売促進のサポートを、デザイナーとコンサルタント両方の視点でサポートしている、販促工房の笹野です。