今回はちょっと変わった切り口で、ビジネスのヒントをお届けします。
登場するのは、ギリシャ神話の神さま「ポセイドン」。
海の神として知られるポセイドンですが、実はけっこう“怒りっぽい神様”なんです。
海を揺らし、大地を震わせ、嵐を巻き起こす——
その激しい感情と力強さは、ビジネスで言えば“パワー系社長”みたいな存在。
でも、もしあなたがそのままポセイドンみたいな行動をしたら……
知らないうちに、お客さんやスタッフから引かれてしまうかもしれません。
今回は「感情で損しない」ために、
ポセイドンから学べる【3つの教訓】を紹介していきます。
そもそもポセイドンってどんな神?
ポセイドンは、ギリシャ神話に出てくる“海”と“地震”の神。
オリンポス十二神のひとりで、ゼウスの兄でもあります。
彼の武器は“三叉の矛(さんさのほこ)”。これを振るえば嵐が起こり、地震すら引き起こすという超パワーの持ち主。
でも、それだけに“感情的に爆発しやすい”という弱点も持っていました。
気に入らないことがあるとすぐ怒る。自分の思い通りにいかないと海を荒らす。
力はすごいけど、人間関係ではうまくいかないことも多かったようです。
ここに、ビジネスの落とし穴があるんですね。
ポセイドンに学ぶ!感情で損しないための3つの教訓
ではここからは、怒りっぽい神ポセイドンの行動から
「ビジネスで損しないために気をつけたいこと」を3つに絞ってお話しします。
●教訓①:「感情」より「目的」を優先しよう

ポセイドンは、怒りに任せて嵐を起こしたり、気に食わない人間の町を沈めたりしていました。
でも、ちょっと考えてみてください。
その行動で得られたのって、気持ちのスッキリ感だけですよね?
ビジネスも同じで、「イラッとしたから」や「ムカついたから」という感情で
部下や取引先に厳しく当たってしまうと、結果的に信頼を失ってしまいます。
例えるなら、「売上が上がらない!」と怒って広告を全部止める、みたいなことです。
一時的にはスカッとするかもしれませんが、本当にやりたいこと(目的)とはズレています。
▶︎感情は一時的。でも、信頼は長く残る。
感情を爆発させそうになったら、「自分の目的って何だっけ?」と立ち返ることが大事です。
●教訓②:感情に“波”はつきもの。沈まない「仕組み」を作ろう

海の神ポセイドンが操る海は、時に穏やかで、時に大荒れ。
ビジネスの感情もこれと同じで、波があるのは当然です。
問題は、その波に飲み込まれること。
「今日は気分が乗らないから、対応はテキトーに」
「昨日クレームが来たから、もう営業やめたい」
これでは、安定した経営なんてできません。
だからこそ必要なのは、気分に左右されない“仕組み”を作っておくこと。
たとえば…
▶︎気分が乗らない日でも配信できるよう、SNS投稿を事前に予約設定しておく
▶︎怒りそうなメールには、必ず一晩寝かせてから返信する
▶︎売上が落ちた時でも見直せる「数字のチェックリスト」をつくっておく
感情は波。でも、仕組みはイカリ(=船を安定させる重り)みたいなもの。
荒れた日でも、ビジネスが沈まないための準備をしましょう。
●教訓③:強さの中に“やさしさ”を忘れない

ポセイドンは強い神です。
でもその力は時に、恐怖や破壊を生みました。
ビジネスでも「強い発信」「大きな決断」は大事。
でもそれだけだと、人はついてきてくれません。
お客様に寄り添うこと、
スタッフの不安に耳を傾けること、
競合と勝負する前に、仲間と作戦会議をすること。
▶︎やさしさ=相手を思いやる心
それを持ってこそ、本当の“強さ”なんじゃないかなと思います。
ポセイドンも、海の豊かさを与える神でもありました。
嵐を起こすだけじゃなく、恵みを与える存在だったからこそ、人々に崇められたんです。
まとめ:ポセイドンを“反面教師”に、理想の経営者像を目指そう

今回は、怒りっぽい海の神・ポセイドンから
「感情で損しない経営術」を学んできました。
✅ 感情より目的を優先する
✅ 感情の波に飲まれない仕組みをつくる
✅ 強さだけじゃなく“やさしさ”も持つ
この3つを意識することで、感情に振り回されず、信頼される経営ができます。
どんなに才能があっても、
どんなにスキルが高くても、
感情の爆発で信用を失ってしまったら、もったいないですよね。
あなたの力が、周りに「恵み」をもたらすものになりますように。
販促工房は、そんなあなたのビジネスを応援しています!





















こんにちは、愛知県豊橋市を拠点として全国の中小企業の皆さんの、集客と販売促進のサポートを、デザイナーとコンサルタント両方の視点でサポートしている、販促工房の笹野です。