はじめに
「こんなにがんばってるのに、誰も本気で相談できる人がいない…」
「経営のことは、社員にも家族にもなかなか話せない…」
こんな悩み、経営者の方なら一度は感じたことがあるんじゃないでしょうか。
実はそれ、あなただけじゃありません。
ギリシャ神話に出てくる神様――ゼウスも、同じような孤独を抱えていたってご存知でしたか?
今回は、「トップはなぜ孤独になるのか?」
そして、「どうすれば孤独を乗り越え、ビジネスを前に進められるのか?」
そんなヒントを、ゼウスの行動から学んでいきましょう!
そもそもゼウスってどんな神?
ゼウスは、ギリシャ神話に登場する“神々の王”。
オリンポスの頂上に君臨し、雷をあやつる力を持っています。
でもその実態は…けっこう人間くさい。
●神々の間のケンカを仲裁し
●気に入らない相手には雷で喝を入れ
●恋愛では失敗も多く
●家族との関係もうまくいかないことがしばしば…
そう、ゼウスって「最強の神」でありながら、めちゃくちゃ“苦労人”なんです。
【その1】決めるのは自分しかいない

ゼウスは、何か大きな問題が起きると、神々を集めて会議を開きます。
でも、最終的に「どうするか」を決めるのはゼウス自身。
誰かに背中を押されるわけでもなく、正解があるわけでもない。
これって、経営者が「今月の方針をどうするか」「大きな投資をするかどうか」悩む時と同じですよね。
もちろん、部下や専門家の意見を聞くことはできるけど、
「最終決定」は、いつだってトップに委ねられる。
このプレッシャーに耐えるのは、本当にしんどいこと。
でも、ゼウスもその道を通ってると思えば、少し気持ちがラクになりませんか?
【その2】信頼と不信のバランスが難しい

ゼウスは神々から敬われる一方で、ときに反発も受けます。
特に妻ヘラとの関係では「信頼」「裏切り」「駆け引き」が繰り返されます。
これって、現代の「会社と社員」の関係にそっくり。
経営者として、社員を信じたい。けれど、思うように動いてくれないこともある。
言いたいことがあっても、関係がこじれるのが怖くて飲み込んでしまう…。
そんなとき、ゼウスの姿がヒントになります。
彼は完全に正しいわけではないけど、「信頼する姿勢」は常に持ち続けているんです。
だからこそ、神々はゼウスを見放さず、最終的にはついていく。
これは、現代の組織でも通じる大事な感覚ですね。
【その3】孤独は避けられないけど、耐える必要はない

「トップは孤独」って、よく言われます。
でも、本当にそうなんでしょうか?
ゼウスだって、時には弟のポセイドンや兄弟たちとぶつかり合いながら、
うまく「役割分担」することで、自分の孤独を和らげていました。
経営者だって一緒です。
全部を自分で抱えこむんじゃなくて、相談できる仲間、壁打ちできる相手を持つこと。
たとえば…
●同じ立場の経営者同士で話す会
●気軽に相談できる専門家やパートナー
●自分の考えをまとめる“相談ノート”を持つ
こうした小さな仕組みが、「トップの孤独」をちょっとずつ解消してくれるんです。
おわりに:ゼウスは孤独でも、決してひとりじゃなかった

ゼウスの人生(?)は、決して順風満帆ではありません。
反乱も起こるし、家庭もごたつく。
でもそれでも、彼が“神々のトップ”で居続けられたのは、
「孤独を乗り越える知恵」と「仲間との関係づくり」に力を注いでいたから。
経営者のあなたも同じです。
どれだけ事業が成長しても、どれだけ社員が増えても、
「決めるのは自分」「抱えるのは自分」という瞬間はやってきます。
でも、だからこそ、あなたには「経営者としての教訓」が必要なんです。
ゼウスも、ずっと孤独だったわけじゃない。
時に悩み、時に怒り、時に支えられながら、王としての道を歩いていました。
あなたも、完璧じゃなくていい。
でも「自分で決める勇気」と「誰かに頼る柔らかさ」は、
ゼウスから受け取っていいギフトだと思います。
もし、孤独に耐えるのがつらくなったら、
ゼウスのことを少し思い出してみてください。
あなたがトップとして、今日もがんばっていること――
それ自体が、もう立派な“神様レベル”のリーダーシップかもしれませんよ。





















こんにちは、愛知県豊橋市を拠点として全国の中小企業の皆さんの、集客と販売促進のサポートを、デザイナーとコンサルタント両方の視点でサポートしている、販促工房の笹野です。