日差しがいっそう強くなり、夏本番を迎える7月となりました。蒸し暑い日が続きますが、体調を崩さないよう水分補給をしっかり行いながら、元気に夏を乗り切っていきましょう。暑さに負けず、充実したひと月になりますように。
さて今回は、2025年9月の販促の動きについて考えてみたいと思います。
9月は「食欲の秋」「行楽シーズンの始まり」「敬老の日」といったイベントが重なり、消費者の購買意欲が高まるタイミングです。さらに、防災の日や運動会シーズンなど、幅広い販促テーマが盛り込まれており、小売業や飲食業にとっては一年の中でも戦略的な販促が求められる月です。
それでは、「食」「衣料」「雑貨」の3つのカテゴリーごとに、9月に押さえておきたい販促のポイントを詳しく見ていきましょう。
食:秋の味覚とお弁当需要で売り場に季節感を!
9月といえば、やはり「食欲の秋」。気温が落ち着き始め、温かい食事やこっくりとした甘さの
スイーツが恋しくなる季節です。
◇ 秋の味覚フェアの実施
栗、さつまいも、かぼちゃ、キノコ類など、秋の旬食材を使った炊き込みご飯やスイーツは、毎年人気の定番アイテムです。店頭で「秋の味覚フェア」と題したコーナーを設け、レシピ提案と共に素材を並べると、購買意欲を高められます。
たとえば、「栗と鶏肉の炊き込みご飯セット」として、栗ごはんの素や国産鶏肉、調味料をまとめてPOP付きで陳列するのも効果的です。
◇ 行楽・運動会向け弁当商材の提案
9月は行楽シーズンの始まり、そして運動会シーズンでもあります。お弁当需要が高まるこの時期には、唐揚げ、ウインナー、卵焼きといった定番おかずだけでなく、簡単に調理できる冷凍食品やおにぎりの素などを特設コーナーで提案しましょう。
ランチボックスや重箱、使い捨てカトラリーなども一緒に並べることで、ワンストップで買い物できる売場づくりができます。
◇ 防災の日に合わせたストックフードの提案
9月1日の防災の日をきっかけに、保存食やレトルト食品、ミネラルウォーターの売上が伸びやすくなります。賞味期限や栄養バランスを考えたセット販売を行い、家庭の備えを促す内容にするとよいでしょう。
◇ 敬老の日ギフト需要を見逃さない
2025年の敬老の日は9月15日(月)。シニア層に喜ばれる柔らかいグルメや健康志向のお菓子セット、温かいお茶と和菓子の組み合わせなど、贈って嬉しい・もらって嬉しいギフトを打ち出しましょう。
衣料:夏物最終売り尽くしから秋のトレンド提案へ
9月は残暑が厳しい日もあれば、肌寒さを感じる日もある、季節の変わり目です。
衣料品売り場は、夏と秋をうまく使い分けた販促が求められます。
◇ 夏物商材のラストチャンス
温暖化の影響もあり、9月でもTシャツや薄手のシャツが売れることがあります。「夏物最終売り尽くしセール」として、在庫処分と同時に季節の変わり目に必要なアイテムとして提案しましょう。
「今すぐ使える夏物アイテム」など、訴求ワードを変えるだけでも売上につながります。
◇ 行楽シーズンのカジュアルウェア展開
ピクニックや運動会などのアクティブなシーンに向けて、動きやすいカジュアルウェアやスポーツミックススタイルが活躍する季節です。加えて、まだまだ紫外線対策が必要なため、UVカットアイテムや帽子、アームカバーなどの提案も忘れずに。
◇ 秋の新作シューズ・ブーツの導入
秋に向けたブーツやスニーカーの展開も9月がタイミングとして最適です。売り場の一角に「秋の足元トレンド特集」として、今年流行が予想されるクロップドジャケットとコーディネート可能なシューズをセット提案することで、ファッション全体の購買を後押しできます。
雑貨:敬老の日・防災・ハロウィンと販促の種が盛りだくさん!
雑貨はイベントや季節感を活かした演出がしやすく、売り場に季節の空気を取り込むのに最適なカテゴリーです。
◇ 敬老の日ギフトで思いやりを届ける
おじいちゃん・おばあちゃんへの贈り物として人気なのは、健康グッズや日用品、パーソナルケア用品など。加湿器や電動歯ブラシ、湯のみなど、日常に役立つアイテムをギフト用にラッピングして展開することで、客単価アップが狙えます。
「感謝の気持ちをカタチに」といったキャッチコピーを使うと、購買行動につながりやすくなります。
◇ 防災グッズの売り場拡充
9月は防災意識が高まる時期。乾電池、懐中電灯、モバイルバッテリー、携帯用トイレなどの防災グッズをまとめて展開し、「家族で備える安心セット」などとパッケージ販売するのも有効です。
非常用持ち出し袋に必要なアイテムリストを店頭に掲示するなど、情報提供を兼ねた売り場づくりが信頼感を生みます。
◇ 運動会向け小物の提案
子どもの運動会に向けて、ビデオカメラや三脚、レジャーシート、折りたたみチェアなどのニーズが高まります。「運動会応援グッズ特集」として売り場を設け、セット販売や割引を行うと効果的です。
◇ ハロウィンコーナーを早めに展開
最近は9月からハロウィングッズを探すお客様も増えています。仮装グッズ、お菓子袋、インテリア雑貨など、バリエーション豊かに展開し、SNS映えを意識した売り場づくりがカギになります。
まとめ:季節感とイベントを味方につけた9月販促を
9月は、秋の味覚や敬老の日、防災・行楽・運動会と、販促のチャンスが多い月です。それぞれのカテゴリーにおいて、季節感と消費者のニーズを的確に捉えた販促が売上アップのカギになります。
そして何より大切なのが「事前の販促計画」です。行き当たりばったりの施策ではなく、しっかりとした準備と戦略で差がつく時代。今からしっかり9月の計画を立てておきましょう。
「うちの業種ではどうすればいい?」「販促の切り口が見つからない…」とお悩みの方は、ぜひ【販促工房株式会社】までご相談ください。業種・業態に合わせた最適なご提案をさせていただきます。
一緒に9月の売上を最大化しましょう!





















こんにちは、愛知県豊橋市を拠点として全国の中小企業の皆さんの、集客と販売促進のサポートを、デザイナーとコンサルタント両方の視点でサポートしている、販促工房の笹野です。