はじめに
「この前の話、ちゃんと覚えてくれてたんですね!」
そんなふうに言われたこと、ありますか?
もし、あなたが占い師さんなら――
このひとことは、お客様からの最高の信頼の証です。
でも、何人もの相談を受けていれば、正直なところ全部覚えておくのは難しいですよね。
だからこそ、**“記録カード”**というツールが、実はものすごく大きな力を持っているんです。
今回は、そんな「記録カード」がどんなふうにお客様との信頼を育てていくのか、実際の使い方も交えて、わかりやすくお伝えします!
1. “記録してくれていた”ことが、信頼につながる

お客様にとって「覚えてくれている」というのは、とても嬉しいことです。
✔「前回は仕事のことで悩んでいましたね」
✔「次の転職時期は秋頃が良いと言いましたね」
✔「あの時、お子さんの受験のことを心配されてましたね」
こういった前回の振り返りをスッと伝えられると、お客様の気持ちはグッとあなたに傾きます。
「ちゃんと見てくれている」「私のこと、考えてくれている」――そう思ってもらえるんです。
逆に、「あれ? 前回何見ましたっけ?」と聞き返してしまうと、
「なんだか流れ作業みたい…」と感じさせてしまうかもしれません。
記憶はあいまいでも、記録は正確です。
だからこそ、“記録カード”があるかどうかで、お客様との信頼感に大きな差が生まれます。
2. 記録カードに書いておくべき3つのポイント

「でも、何をどう書けばいいの?」と思った方のために、
最低限おさえておきたい3つのポイントをご紹介します。
▶︎①セッションの要点
たとえば…
・相談内容(仕事・恋愛・家族など)
・そのときお伝えしたアドバイスや運気の流れ
・「この時期は無理しないで」などの注意点
これらを簡単なキーワードで構いません。書いておくことで次回のセッションがスムーズかつ深く進みます。
▶︎②お客様へのメッセージ
セッションの最後に、お客様に向けて一言メッセージを書いてみてください。
「応援しています」「無理せず自分を大事にしてくださいね」など、
たった一言で、次回の来訪のきっかけにもなります。
▶︎③日付とメモスペース
「〇月〇日に来られた」「そのときの様子がちょっと落ち着いていた」
そんな“雰囲気メモ”も、意外と次回のセッションで役立ちます。
とくに定期的に通ってくださるお客様には、積み重ねが信頼そのものになります。
3. 活用の場面は思った以上に多い!

記録カードって、実はこんなシーンでも大活躍します。
●イベントでの複数鑑定のとき
1日に何人も見たときって、正直ごちゃごちゃしますよね?
でも、カード1枚あれば誰に何を伝えたかをサッと思い出せます。
●自分用の“控え”として
お客様用と別に、自分だけの記録ノートを作ってもOK。
次回の準備にも役立ちますし、リピーターが増えてくると管理の手間も減ります。
●販売アイテムとして
デザインやフォーマットを整えて、「鑑定記録ノート」として販売することもできます。
「おうちでも見返したい」と思うお客様には、喜ばれるアイテムになりますよ。
おわりに:小さなメモが、長いご縁を生む

記録カードを使うというのは、言ってしまえばちょっとした手間です。
でも、その“ひと手間”が、お客様にとっては**「大切にしてもらえている」サイン**になります。
たった一枚のカードが、「またお願いしたい」と言ってもらえるきっかけになり、
リピートにつながり、長く信頼関係を築く土台になる。
あなたの鑑定が、もっと深く、もっとあたたかくなるために。
今日から一枚、始めてみませんか?





















こんにちは、愛知県豊橋市を拠点として全国の中小企業の皆さんの、集客と販売促進のサポートを、デザイナーとコンサルタント両方の視点でサポートしている、販促工房の笹野です。