「もっと売りたい」「頑張ってるのに儲からない」
そんなふうに感じたこと、ありませんか？
実はその原因、価格の決め方にあるかもしれません。
今回は、ボウリングをヒントにしながら
“ラクに売れて、しっかり利益が残る価格の考え方”をお伝えします。
はじめに：なぜ「3割でOK」なのか？
ボウリングを思い出してみてください。
プロでも毎回ストライクを出すのは難しいですよね。
でも、毎回スペアを取れる人は「うまい！」って思われます。
ビジネスもまったく同じ。
全員に買ってもらうのは無理でも、
10人に3人が買ってくれたら「大成功」なんです。
でもここで問題がひとつ。
▶︎「3人に売れたけど、ほとんど儲かってない…」
▶︎「価格が安すぎて、売れるほど疲れる…」
こんな状態になっていませんか？
だからこそ大切なのは、
“利益がちゃんと出る価格”で売ること。
では、どうすればその価格が見つかるのでしょう？
本題：ラクに売れて利益が残る！価格の考え方3つのポイント
①「100点を狙わない」発想を持とう
まず大切なのは、完璧を目指さないことです。
「全員に好かれたい」「全部売りたい」と思うと、
どうしても価格を下げたくなります。
でも、これは危険！
たとえば、あなたが1,000円で商品を売っても、
利益が100円しか残らないなら、10個売っても1,000円の儲けです。
一方、3,000円で売って利益が1,500円の商品を3つ売れたら、
それだけで4,500円の儲けになります。
つまり、「3人に売れればOK」という発想があれば、
ちゃんと利益を出しながら、気持ちにも余裕が持てるんです。
ボウリングでいう「ストライクを狙わず、確実にスペアを取る」感じですね。
②「価格は“価値”で決まる」と知ろう
「高いと売れない…」って思い込んでいませんか？
でも実際は、価格ではなく“価値”で人は買うんです。
たとえば、500円のランチと2,000円のランチ。
2,000円のほうが高いですが、
「特別な日に行きたいお店」「雰囲気がいい」「体にいい食材を使っている」など、
そこに“納得できる理由”があれば、ちゃんと選ばれますよね。
あなたの商品やサービスも同じです。
✅お客様の悩みをどれだけ解決できるか？
✅その人の人生やビジネスにどんな良い影響を与えるか？
ここをしっかり伝えれば、安くしなくても選ばれます。
③「ターゲットを絞って、届け方を変えよう」
「誰でもいいから買ってほしい」と思うと、伝え方がぼやけます。
でも、「この人に届けたい！」と決めて言葉を選ぶと、
相手の心にちゃんと響くメッセージになります。
たとえば…
×「初心者にもわかりやすいです」
◯「Zoomが苦手な50代女性でも使いこなせる、ペライチ講座です」
これだけで、伝わり方がまったく変わります。
価格も同じ。
その人が「これは私のためのサービスだ！」と感じれば、
値段ではなく“価値”で選んでくれるようになるんです。
おわりに：あなたの価格、見直してみませんか？
「成約率3割でOK！」って聞くと、少し気がラクになりますよね。
完璧を目指すより、ちゃんと利益が残る価格設計をして、
“あなたのサービスを本当に必要としている人”に届けば、それで十分なんです。
今日のポイントをもう一度おさらいすると…
✅100点よりも“確実にスペア”でOKの発想
✅価格じゃなく価値で選ばれる理由を伝える
✅届けたい人を決めて、伝え方を工夫する
この3つを意識すれば、売ることが怖くなくなります。
「高くても売れる」は、才能じゃなくて“設計”です。
あなたのビジネスが、もっとラクに、もっと楽しくなるヒントになれば嬉しいです。
こんにちは、愛知県豊橋市を拠点として全国の中小企業の皆さんの、集客と販売促進のサポートを、デザイナーとコンサルタント両方の視点でサポートしている、販促工房の笹野です。