「これでいいのかな…」
「もうちょっと考えた方がいいかな…」
そんなふうに、決断に時間がかかってしまうことって、ありますよね。
でも、実は──
5秒で決めたときと、30分以上悩んで決めたとき、結果は86%同じって知ってましたか?
これ、「ファーストチェス理論」っていう心理学の話なんですけど、
この理論が示すのは「考えすぎても意味ないよ」ってこと。
とくに、個人でビジネスしてる人にとっては、ものすごく大事なヒントになります。
今日はそんな「決断力の真実」について、3つのポイントに分けて、わかりやすくお話していきますね。
はじめに:ファーストチェス理論って何?
ファーストチェス理論は、心理学者マルコム・グラッドウェル氏の著書『Blink』で紹介された考え方です。
プロのチェスプレイヤーが、最初の5秒で直感的に選んだ一手と、30分考え抜いて出した一手が、ほとんど同じだったという実験から来ています。
つまり、時間をかけてじっくり考えたところで、実は結果はあまり変わらないっていうこと。
むしろ、直感でサッと決めた方が、判断のスピードも上がるし、ストレスも減ります。
ではこの考え方、ビジネスにどう生かせるんでしょうか?
次の3つのポイントで解説します。
✅ポイント①「決断の早さ=行動の早さ」になる

まず大前提として、行動が早い人のほうが、結果も早く出るというのは、誰もが納得できることだと思います。
たとえば、
▶︎「インスタで告知してみようかな…どうしようかな…」と2週間悩む人
▶︎思い立って5分で投稿した人
当然、後者の方がチャンスを掴む確率は高いですよね。
完璧じゃなくても、行動が早い人には「試行錯誤する時間」も、「反応を見て改善する余裕」もあります。
個人でビジネスをやっていると、誰かに「これで合ってるよ」って言ってもらえることって、あまりないですよね。
だからこそ、自分で早く決めて、まずやってみる力が大事なんです。
✅ポイント②「悩んでいる時間=売上ゼロの時間」

「ちゃんと考えなきゃダメ」
「もっといい方法があるかも」
そうやって慎重になる気持ちはわかります。
でも、そこで立ち止まっている時間、実は1円も生まれていない時間なんです。
実例を出すと──
ある個人事業主のAさん。
「メニューをどう見せたらいいか」と悩んで、2ヶ月間ホームページの更新を止めていました。
一方、同じような業種のBさんは、「とりあえず仮でもいいから出す!」とサッと公開。
数件の問い合わせが来て、そこから仕事につながっていきました。
後でAさんが公開した内容は、結局Bさんのものとほぼ同じ。
違ったのは「スピード」だけ。
ビジネスは、悩んだ量ではなく動いた量で決まるんです。
✅ポイント③「“直感”にはちゃんと理由がある」

ここでよくある誤解があります。
「直感で動くって、ただの感覚でしょ?根拠がないのは不安…」というものです。
でも、実はその直感にはちゃんと裏付けがあります。
人は日々の経験や学びから、膨大な情報を無意識に処理しています。
その積み重ねが、5秒の判断にギュッと凝縮されて出てくるんです。
たとえば、お客様との会話中に「この人は今、悩んでるな」とパッと感じるのも、
経験から得た“無意識の分析”が働いているから。
つまり直感は「今までのあなたの努力や経験の集大成」とも言えるんです。
だったら、それを信じてみる価値は、十分にありますよね。
おわりに:5秒で決められる人が、次の景色を見る

もちろん、すべてを即決すればいいというわけではありません。
大きな契約や投資、信頼関係に関わるようなことは、慎重に考えるべきです。
でも、
「Instagramに投稿するかどうか」
「この商品名でいくか」
「まず1人に声をかけてみるか」
こういった日々の小さな判断なら、迷う時間は最小限にして、一歩踏み出すことが大事です。
5秒で決められる人には、「行動」という武器があります。
行動した人にだけ、反応が返ってきて、修正できて、前に進めるんです。
もし今あなたが、何かを迷っているなら──
それ、5秒で決めてみませんか?
あなたの「今の直感」こそが、未来をつくる第一歩かもしれません。
この記事を読んで、「あ、自分もやってみようかな」と感じた方へ。
販促工房では、行動に移せる人を応援しています。
「ちょっと聞いてみたいことがある」「背中を押してほしい」そんなときは、お気軽にご連絡くださいね!





















こんにちは、愛知県豊橋市を拠点として全国の中小企業の皆さんの、集客と販売促進のサポートを、デザイナーとコンサルタント両方の視点でサポートしている、販促工房の笹野です。