最大5億円の支援!令和7年度「HACCP等対応施設整備事業」がスタート
食品の海外輸出を目指す企業に向けて、心強い補助金が始まりました。農林水産省が実施する「令和7年度 食品産業の輸出向けHACCP等対応施設整備事業」は、HACCPやISO22000など、輸出に必要な認証取得にかかる施設や機器の整備を幅広くサポートしてくれる国庫事業です。
【この補助金の目的とは?】
日本の農林水産物や食品の輸出をより一層拡大させるため、輸出国が求める基準に対応する施設や体制づくりを支援するのが目的です。HACCPやFSSC22000、有機JASなどの認定・認証の取得を目指す事業者にとって、設備投資は大きな負担。そこで国が費用の1/2まで支援してくれるという仕組みです。
【支援内容の概要】
支援は大きく2つに分かれます。
①施設等整備事業
施設の新設や改修、必要な設備の導入にかかる費用を支援します。例えば以下のような整備が対象になります。
・床や壁、排水溝などの改修
・冷蔵・冷凍庫の導入
・清浄区と汚染区の区分け(パーティションなど)
・異物混入を防ぐ専用ミキサーの導入
②効果促進事業
認定・認証取得を目指すための人材育成やコンサルティングにかかる費用が対象です。こちらは①の支援額の20%以内という上限があります。
具体的には、
・HACCP導入に関する社員研修
・衛生管理手順の策定支援
・指摘事項への対応指導
などが含まれます。
【補助金額と交付率】
この補助金は、国が費用の1/2を補助してくれる制度です。令和6年度補正予算と令和7年度当初予算の2つの枠があり、それぞれ以下の金額が上限・下限となっています。
・令和6年度補正予算:上限5億円、下限250万円
・令和7年度当初予算:上限1億円、下限なし
中小規模の事業者から、大規模な投資を考える企業まで、幅広いニーズに対応できる設計です。
【対象者とエリア】
全国の食品製造業者、流通業者、中間加工業者が対象です。特に輸出に注力している企業にはおすすめの補助金といえるでしょう。
【注意点と申請タイミング】
申請受付は2025年5月7日(水)からスタートしています。ただし、締切日は都道府県によって異なるため、詳細は各地域の窓口や公式サイトで確認が必要です。
公式サイト:
https://www.maff.go.jp/j/shokusan/export/gfp/haccp.html
輸出のために必要な認証取得には、時間もお金もかかります。しかし、この補助金を活用すれば、必要な投資を大幅に軽減できます。海外展開をお考えの事業者は、ぜひ早めにチェックし、申請の準備を進めてください。





















こんにちは、愛知県豊橋市を拠点として全国の中小企業の皆さんの、集客と販売促進のサポートを、デザイナーとコンサルタント両方の視点でサポートしている、販促工房の笹野です。