「補助金って、申請すればもらえるんでしょ?」
「うちは採択されたから、あとは安心!」
そんなふうに思っていませんか?
実は――
小規模事業者持続化補助金は、申請前から採択後まで「落とし穴」だらけ。
書き方を間違えれば“書類落ち”。
ルールを知らずに進めると“補助金がもらえない”なんてことも。
この記事では、これまで多くの申請サポートに関わってきた経験から、
【申請前】【申請中】【採択後】にわたる失敗例20選をまとめてご紹介します。
最後まで読むだけで、「落選」「返金」「損する」リスクをグッと減らせますよ。
🔷【STEP1】申請前にやりがちな準備不足10選

① 補助金の目的を理解せずに申請している
「広告費を出してほしい」「なんか買いたいから」だけでは通りません。
補助金の本当の目的は“事業の売上アップ”。その流れが伝わらないと落選です。
② 対象経費・対象外経費の違いを知らない
チラシやWeb広告はOK。でも家賃や人件費はNG。
勝手な判断で予算を組むと、支出が認められないことも。
③ スケジュール管理が甘く、締切に間に合わない
「なんとかなるでしょ」で始めると、見積もりや証明書の準備が間に合いません。
余裕を持って逆算を!
④ 申請書を過去のコピペで済ませてしまう
内容が今と合っていなかったり、前回の熱意がそのまま伝わらなかったり…。
手抜きはすぐにバレます。
⑤ 商工会議所や専門家への相談をしていない
一人で申請を進めると、見落としが増えます。
プロのアドバイスで合格率アップ!
⑥ 補助対象者の条件を確認していない
法人限定?個人OK?業種に制限?
これを間違えると、そもそも出す意味がなくなります。
⑦ 計画書が“夢”だけで、課題と解決策が曖昧
「こうしたいです!」だけでは不合格。
課題→原因→対策の流れをきちんと書きましょう。
⑧ 見積書や証拠資料の準備が甘い
金額が合わない、発行日が抜けている、宛名が個人名…。
これでは信頼されません。
⑨ 他の補助金との併用ルールを知らない
別の補助金と同じ経費で出すのはNG。
あとから返金の可能性もあります。
⑩ 社内で誰が書類を出すのか決まっていない
社長?事務員?確認不足で提出漏れにならないよう、役割分担を明確に。
🔷【STEP2】申請中にやってしまう書類・提出ミス10選

⑪ 文字数制限や記入欄を守っていない
書きたいことが多くても、枠外には書かないこと!
ルール違反は即マイナス評価。
⑫ 誤字脱字や意味不明な表現が多い
「信頼感」がなくなります。
読み返し&第三者チェックを忘れずに。
⑬ 図や表が使われず、読みにくい計画書になっている
見やすさも評価されます。図解・表をうまく使いましょう。
⑭ 数字の整合性がとれていない
売上目標・経費・見積もりがバラバラではダメ。
一貫性があるか確認を。
⑮ スケジュールや実施内容が曖昧
「やります!」だけじゃ伝わりません。
“いつ・何を・どのように”を明確に書くこと。
⑯ 成果や波及効果が弱い
「売上が上がる」だけじゃ不十分。
地域への影響や雇用などの効果も書くと加点につながります。
⑰ 経費の根拠資料が添付されていない
見積書やカタログ、忘れていませんか?
“これ何に使うの?”と疑問を持たせないこと。
⑱ 提出形式を間違えている
「紙で出したら実は電子だった」「郵送したら締切後だった」など、ミスは多発中。
公募要領をよく読んで。
⑲ 必要書類が1つでも抜けている
納税証明書・履歴事項全部証明書など、うっかり抜けがないか提出直前に再確認。
⑳ 提出前に第三者チェックをしていない
「自分は大丈夫」と思っていても、ミスは起きます。
専門家・仲間の“最終チェック”を忘れずに!
🔷【STEP3】採択後にやらかす実行・報告ミス10選

㉑ 勝手に事業内容を変えてしまう
「違う方法でやった方が効果あるかも」と計画を変更→NG!
変更は事前相談が必要です。
㉒ 補助事業の開始前に着手してしまう
「発注しちゃった…」はNG。
指定の開始日を過ぎてから動き出すのがルールです。
㉓ 領収書や証拠資料の保管がずさん
領収書・請求書・納品書は5年間の保管義務あり。
整理しておかないと精算で困ります。
㉔ 完了報告の提出を忘れる
提出しないと補助金は支払われません。
「通ったのにお金が出ない…」なんてことも。
㉕ 実績報告が適当で経費が認められない
いい加減な報告書は差し戻されます。
何をしたか、どう成果が出たかを丁寧に書きましょう。
㉖ 補助対象外の支出を計上してしまう
名刺・交通費・会食代など、NG経費を混ぜないよう注意。
㉗ ロゴや告知など「広報要件」を守っていない
補助金を使ったツールには「ロゴ掲載」が必須!
入れ忘れると支出が認められないケースも。
㉘ 事前着手申請を出し忘れていた
着手前に申請が必要なパターンも。
忘れると、その経費はアウトです。
㉙ 他の補助金と“二重取り”になっている
経費の使いまわしはトラブルの元。
複数の制度を利用する場合は必ず確認を。
㉚ 申請書や報告書の控えを保存していない
「何書いたか忘れた…」では対応できません。
データでも紙でも、控えは必ず残しましょう。
おわりに|“通す力”と“もらう力”を両方身につけよう!

小規模事業者持続化補助金は、
「通す」ことも、「もらう」ことも、両方大事。
実際には「通ったけど、最後にもらえなかった…」という悲しいケースも少なくありません。
だからこそ、申請前・申請中・採択後、どの段階も丁寧にルール通りに進めることが成功のカギです。
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こんにちは、愛知県豊橋市を拠点として全国の中小企業の皆さんの、集客と販売促進のサポートを、デザイナーとコンサルタント両方の視点でサポートしている、販促工房の笹野です。