「補助金って、もらえるとラッキー!」
そんな気持ちで申請してみたけど、結果は不採択。
理由はよくわからないし、なんとなくモヤモヤ…。
実は、小規模事業者持続化補助金の申請では、見落としやすい落とし穴がたくさんあるんです。
それも、書類の不備やミスだけじゃなくて、準備の段階から失敗してるケースがとても多い。
今回は、実際にあった失敗例をもとに、**補助金申請で「見落としがちな10のこと」**をご紹介します。
これを読むことで、あなたが同じような落とし穴にハマらないようになれば嬉しいです!
✅まず押さえるべき3つのポイント
申請前に特に気をつけたいのは、次の3つです。
① 補助金の「目的」を理解していないとズレた計画になる
② 書類だけじゃない!準備不足が“失格理由”になる
③ 「自分だけでやろうとする姿勢」が命取りになることも
この3つ、よくあるけど意外と見逃されがちなポイントです。
では、実際にどんな失敗が起きているのか、具体的に見ていきましょう!
1. 補助金の目的をよく理解せず申請している
補助金って「お金がもらえる制度」ってだけ思ってませんか?
でも、それぞれの補助金にはちゃんと**「目的」**があります。
たとえば、小規模事業者持続化補助金なら、
「事業の売上アップにつながる取り組み」
が対象なんです。
それを知らずに「業務を楽にしたいからPCを買いたい」「SNS広告を出したいから」で出しても、
“売上アップのストーリー”が見えなければ採択されにくいんです。
2. 対象経費・対象外経費の区別が曖昧
「これも補助金で出るでしょ?」と、よく確認せずに予算を組んでしまう人、結構います。
でも、補助金には対象経費のルールが細かく決まっています。
たとえば…
- ○対象:チラシ印刷代、ウェブ広告費、販促用什器
- ×対象外:スタッフの人件費、事務所家賃、飲食費 など
申請内容に対象外経費が含まれていると、全体の印象まで悪くなってしまうので要注意です。
3. スケジュールを把握しておらず締切に間に合わない
「あとでまとめて書けばいいや」
…と思っていたら、締切ギリギリで大慌て!
提出が間に合わず、せっかくのチャンスを逃してしまうケースも。
補助金申請には、
- 計画書の作成
- 見積もりの準備
- 商工会への確認・押印
など、やることがたくさんあります。
余裕を持って逆算してスケジュールを組むことが大切です。
4. 申請書類を前回の使い回しで済ませようとする
一度書いたからといって、コピペで出してしまうと、
その内容が今の計画や要件と合っていない可能性も。
また、審査員には「やっつけ感」がバレます。
申請書は「熱意」や「リアルな課題解決ストーリー」を伝える場。
その気持ちを伝えきれていないと、採択されるのは難しくなります。
5. 専門家や商工会議所への相談をせずに進めてしまう
補助金の申請って、独特な言い回しやルールが多いんです。
そのため、第三者のチェックが超重要。
商工会や専門家に一度でも見てもらうと、
・内容のズレ
・言葉の表現
・書類の不備
がすぐにわかります。
自分ひとりでがんばりすぎないのが、成功の秘訣です。
6. 補助対象者の要件を勘違いしている
法人限定?個人事業主もOK?
業種に制限はある?従業員数の条件は?
これらをしっかり確認しないまま申請すると、**そもそも対象外だった…**というケースも。
「申請するだけムダだった」とならないように、
事前に募集要項をちゃんと読むクセをつけましょう!
7. 事業計画が「やりたいこと」だけで、課題や解決策が曖昧
「新しいチラシを作りたい」「ネット広告をやってみたい」
それ、**なぜやるのか?**が説明できないとダメです。
補助金は“やりたいこと”を応援する制度ではなく、
課題に対して、具体的な解決策を提示する計画が求められます。
つまり、こうです👇
「売上が落ちて困っている」→「ターゲットに響くチラシで販路拡大したい」→「だからチラシ制作を申請します」
この“ストーリー性”があると、審査員に伝わりやすくなります。
8. 見積書や証拠書類の準備が不十分
見積書って、ただ添付すればOKだと思ってませんか?
でも実際は…
- 発行日や有効期限の抜け
- 項目名と申請内容のズレ
- 手書き・不鮮明なPDF
こういった細かいところが理由で、書類が「不備」扱いになってしまうんです。
証拠書類の準備は、事前にチェックリストで確認しましょう。
9. 他の補助金との併用ルールを知らない
補助金によっては「他の制度と一緒に使えない」ことがあります。
にもかかわらず、知らずに複数の補助金を重ねて申請してしまうと、あとで返金を求められるケースも。
併用ルールは、かならず公募要領や相談窓口で確認を!
10. 書類を誰が出すのか、社内で役割分担が曖昧
「社長が書く?事務員さんが出す?」
このあたりが決まっていないと、
「あれ、商工会に出してくれてなかったの?」という連絡ミスで不提出ということも。
申請の段取りをする時は、
- 誰が書く
- 誰が印鑑もらいに行く
- 誰が提出する
を明確にして、役割分担を共有しましょう。
まとめ|申請前の「準備」で8割が決まる!

補助金の申請は、書類を書くだけの作業ではありません。
実は、「準備」の段階で合否が決まっていることがほとんどです。
今回紹介した10個の失敗例をチェックして、
ひとつでも「やってるかも…」と思ったら、ぜひ見直してみてください。
そして、わからないことがあれば、ひとりで抱え込まず、相談することが大切です。
商工会議所や、私たちのような販促の専門家をうまく活用して、
「ちゃんと通る補助金申請」を一緒に目指しましょう!



















こんにちは、愛知県豊橋市を拠点として全国の中小企業の皆さんの、集客と販売促進のサポートを、デザイナーとコンサルタント両方の視点でサポートしている、販促工房の笹野です。