～個人事業主・新人教育で“あるある”な落とし穴～
Z世代（1990年代後半〜2010年頃生まれ）の社会人が増え、LINEやSNSが当たり前の世代が、今や企業の新人や個人事業主として活躍しています。
でも、この“LINE世代”がビジネスの世界に入ったときに、よくあるのが「メールのやらかし」。
✔ 「件名って“こんにちは”じゃダメなの？」
✔ 「宛名って書かないとダメ？」
✔ 「（笑）とか使っても伝わるでしょ？」
こんな“感覚のズレ”から、知らないうちに信用を落としてしまう人が後を絶ちません。
Z世代の社員教育担当者、そしてこれから起業する方・始めたばかりの個人事業主の方にこそ知ってほしい、メールでの大失敗4選をお届けします。
✅この記事で伝えたい3つのポイント
- LINE感覚は“ビジネスの常識”とはズレがある
- 信頼されるメールには「型」がある
- たった一通のメールが「信用」を左右する
① 件名が「こんにちは」だけではスルーされる！
LINEでは、件名なんて不要。でもメールは違います。
ビジネスメールの件名が曖昧だと、相手は「何のメール？」とスルーしがち。ときには
迷惑メールフォルダに入ることも…
🔻よくあるZ世代の失敗例
× 件名：「こんにちは」
× 件名：「よろしくお願いします！」
🔹正しい書き方の例
◎ 件名：「5月10日 営業会議資料のご送付について」
→ 内容がひと目で伝わります！
📌 新人教育ポイント
件名は、メールの“表札”です。何についての連絡か、具体的に書きましょう。
② 宛名を書かずに送信→「誰に送ってるの？」問題
LINEやチャットは相手が自動で分かる。でもメールは違います。
「お疲れさまです」から始まるメール、誰に向けたのか分からないまま削除されるかも…。
🔻個人事業主がやりがちな失敗
× 本文の冒頭が「こんにちは」や「お世話になっております」だけ
🔹正解パターン
◎「株式会社○○ 営業部 田中様」
→ 誰宛のメールか明確で、失礼もない！
📌 教育者向けアドバイス
メールの最初に「相手のフルネーム＋敬称」を入れることを徹底しましょう。
③ 名乗らないメールは、不信感MAX
LINEは名前が表示されますが、メールでは“誰から”が見えにくい。
Z世代にありがちなのが、「名乗らずに送る」こと。
🔻ありがちな例
× 「資料を送ります。ご確認ください」だけ
🔹好印象の例
◎「○○株式会社の○○と申します。○○の件でご連絡いたしました」
＋メールの末尾には署名を！
📌 社員教育の鉄板指導
メール＝ビジネス文書。
冒頭での名乗りと、文末の署名（会社名・部署名・連絡先など）は必須です。
④ 絵文字や（笑）はビジネスの場ではNG！
Z世代の特徴のひとつは「感情表現が豊か」なこと。
でも、メールで（笑）や絵文字をそのまま使うと、“軽い人”に見えてしまいます。
🔻失敗あるある
×「了解です！😊また連絡しますね（笑）」
🔹好印象な表現
◎「承知いたしました。改めてご連絡いたします。」
📌 感情表現のコツ
言葉で丁寧に伝えましょう。「ご安心ください」「精一杯対応いたします」などが◎。
まとめ｜メールは“信頼の武器”になる
LINEやチャット文化が当たり前のZ世代。
ですが、メールという文化は、今もビジネスの基本です。
とくに起業したばかりの個人事業主にとっては、
たった一通のメールで「この人なら任せられる」と思ってもらえるかどうかが勝負。
Z世代の社員教育をする企業も、メールマナーは最初にしっかり教えるべきポイントです。
📎この記事のチェックリスト（保存版）
✅ 件名は内容が一目でわかるように書く
✅ 宛名（誰宛か）を必ず記載する
✅ 自分が誰かを名乗る＋署名を入れる
✅ 絵文字やネットスラングは使わない
✅ 感情は「丁寧な言葉」で伝える
たった5つのことを意識するだけで、
あなたのメールは「読まれるメール」に変わります。
新人教育で教えるべき“ビジネスの基本”、
そして個人事業主として信頼されるための“第一歩”。
あなたも今日から、LINE感覚を卒業して、
“信頼されるメール術”を身につけてみませんか？
こんにちは、愛知県豊橋市を拠点として全国の中小企業の皆さんの、集客と販売促進のサポートを、デザイナーとコンサルタント両方の視点でサポートしている、販促工房の笹野です。