「今日もバタバタして終わっちゃった…」
「やろうと思ってたこと、結局できなかったなぁ」
こんなふうに思ったこと、ありませんか?
多くの個人事業主が「時間が足りない」と感じています。
でも実は、“時間がない”んじゃなくて、“時間をどう使っているかを見直していない”だけかもしれません。
今回のテーマは、スケジュール帳に書いた予定と実際の行動の「ズレ」に注目して、仕事の効率をぐっと上げる方法をご紹介します。
「時間の使い方」を変える3つの視点
ここからは、実際にどこを見直せばいいのか、3つのポイントに分けてお話ししていきます。
① 過去のスケジュール帳を「振り返って」使う

スケジュール帳って、未来の予定を書くものだと思ってませんか?
もちろんそれも大事なんですが、本当に効果があるのは“過去の予定を振り返ること”なんです。
たとえば、「資料作成に1時間」と書いていた予定が、実際には2時間かかっていたとしたら──
この差、見逃していませんか?
こういう小さなズレが1日5回あるだけで、予定は大きく狂ってしまいます。
ズレた原因を「記録」しておけば、次に同じ作業をする時の見積もりがグンと正確になります。
一例として、ある個人事業主の方は、
「毎日ブログを30分で書く予定だったけど、実際には平均1時間10分かかっていた」
という事実に気づき、ブログの時間を“60分”に修正しました。
それだけで1日のスケジュールが整い、ストレスがかなり減ったそうです。
② 「ズレ」を直すより、「ズレる前提」で予定を立てる

予定通りに進まないのが当たり前なんです。
むしろ、予定が1分の狂いもなく進む人の方が珍しいですよね。
だからこそ、最初から「ズレる前提」で時間を取っておくことが大事です。
たとえば、
「打ち合わせは1時間」と書いていたら、実際には挨拶や雑談も含めて1時間半かかっていませんか?
それなら次からは「打ち合わせ+整理時間」として、90分を確保する。
これだけで、後ろの予定がズレるストレスを避けられます。
キャベツを育てるのに“土壌づくり”が大事なように、予定も「余白づくり」が必要です。
ギチギチに詰め込むと、どこかが崩れた時に一気に崩壊します。
“ズレを前提にしたスケジュール”は、崩れにくくて長続きする時間管理術です。
③ 「予定通り進んだ!」をちゃんと記録する

ズレを記録するのも大事ですが、うまくいった予定も記録しておきましょう。
「30分でこの作業が終わった!」
「1時間でプレゼン資料を完成できた!」
そういう“できた時間”を残しておくことで、自信になります。
また、「この作業は朝にやると早く終わるな」といった“自分だけのゴールデンタイム”も見えてきます。
この気づきが、次の予定を立てる時に活きてくるんです。
スケジュール帳は「未来のメモ」ではなく、「自分の時間の使い方を見える化するノート」にしていくと、本当に強い味方になります。
まとめ:スケジュール帳は“育てる”もの

「時間がない」と感じている人ほど、スケジュール帳を“未来のことだけを書くもの”だと思いがちです。
でも本当は、【振り返り】【余白】【成功体験】を記録していくことで、
あなたの仕事や暮らしにピッタリ合った「時間の使い方」が見えてきます。
キャベツだって、いい土を作らなきゃ育ちません。
スケジュール帳も同じ。
自分の時間の使い方を知り、整えていくことで、ぐんぐん成果が育っていくんです。
時間の“ズレ”に気づくことは、未来の“成長”のヒントになります。
まずは、昨日のスケジュール帳を開いて、
「この予定、本当にこの時間で済んだかな?」と見直してみましょう。
それが、あなたの仕事を好転させる第一歩になりますよ。



















こんにちは、愛知県豊橋市を拠点として全国の中小企業の皆さんの、集客と販売促進のサポートを、デザイナーとコンサルタント両方の視点でサポートしている、販促工房の笹野です。