はじめに
「営業が苦手なんです……」
これは、個人事業主の方からよく聞く悩みです。
あなたも、もしかしたら同じように感じているかもしれません。
「断られたらどうしよう」
「押し売りみたいに思われたらイヤだな」
「そもそも、私の商品って本当にいいものなのかな……?」
そんなふうに悩んでしまう優しいあなたへ。
今日は「売る」営業ではなく、「伝える」営業の考え方をお伝えします。
この考え方に変えるだけで、気持ちがグッと楽になりますよ。
3つのポイントの導入
営業がうまくいかないと感じる理由は、大きく分けて3つあります。
- ネガティブな反応への恐れ
- 売り込みへの罪悪感
- 商品・サービスへの自信のなさ
でも、これらは「営業=売ること」と思っているからこそ、起きている悩みなんです。
発想を変えて、「営業=伝えること」と捉えることで、これらの不安は驚くほど軽くなります。
それでは、具体的にその3つのポイントを見ていきましょう。
ポイント1:「断られるのが怖い」は当たり前。でも、個人の否定じゃない

営業をしていると、「いりません」「間に合ってます」なんて言われること、よくあります。
すると、自分自身を否定されたような気持ちになってしまいませんか?
でも、ちょっと考えてみてください。
たとえば、スーパーで試食販売しているお姉さんがいたとして、「今はいいや」って断った時に、その人を嫌いになったりしますか?
そんなことないですよね。
「断られる=自分が否定された」と思い込んでいるだけで、実際は「今は必要ない」だけなんです。
これは、自分に関係のない「タイミングの問題」や「相手の事情」であることがほとんど。
だから、「売る」ではなく「伝える」ことに集中すればOK。
相手の判断は相手の自由。あなたの価値とは関係ありません。
ポイント2:「売り込みしている感じが苦手」な人ほど伝える営業向き

「私の商品、ぜひ買ってください!」とお願いするのが苦手な人っていますよね。
特に真面目で優しい人ほど、「相手に迷惑をかけてないかな……」と気にしてしまうものです。
でも、実はこの“気づかい”がある人ほど、「伝える営業」に向いているんです。
なぜなら、伝える営業では「買ってください!」じゃなくて、「こういう悩み、解決できますよ」とお知らせするだけだから。
たとえば、道で困っている人に「この道まっすぐ行くと駅ですよ」って声をかけるのって、売り込みじゃないですよね?
それと同じで、営業も「お役に立てる情報をそっと伝える」イメージでいいんです。
「売る」ではなく「伝える」。
その意識に変えると、営業は“迷惑”ではなく“親切”になりますよ。
ポイント3:「自信がない」は、伝え方を知らないだけ

「商品やサービスに自信が持てません……」という方も多いですが、これは「自分が心から良いと思ってない」からではなく、「良さを伝える方法を知らない」だけの場合が多いです。
たとえば、あなたの友達が作ったハンドメイドのアクセサリー。
めちゃくちゃオシャレで可愛くても、「これ、手作りなんだけど……」と小さな声で言われたら、魅力が半減してしまいますよね。
逆に、「これは、金属アレルギーの方でも安心して使える素材で、どんな服にも合うようにデザインしたんです」って言われたら、すごく欲しくなりませんか?
つまり、自信は「伝え方」でカバーできるんです。
商品の魅力をきちんと言葉にして届ける。
これができると、「自信がない」が「伝えるのが楽しい」に変わっていきます。
まとめ:「売る」のではなく「伝える」から始めてみよう

営業が苦手だと感じる人は、決して「向いてない」わけではありません。
実際は、経験不足や誤解、ちょっとした準備不足が原因であることがほとんどです。
そしてなにより、「売らなきゃ」と思うから辛くなるんです。
まずは「伝える」ことから始めてみませんか?
営業とは、お客様が困っていることに気づき、
その解決方法をそっと伝えてあげる、そんな優しい行為です。
だからこそ、あなたのような優しい人にこそ、ぴったりのスタイルなんです。
無理にガツガツ売らなくても大丈夫。
「これ、あなたに合うかもしれませんよ」と、静かに、丁寧に、伝えていきましょう。
そうすれば、お客様もあなたのことを信頼してくれるようになります。
そして、自然と「買いたい」と思ってくれる日がやってきます。
あなたが「営業が苦手だな」と感じた理由、この記事の中にありましたか?
もしよければ、あなたの感じている営業のモヤモヤを教えてください。
販促工房では、あなたの悩みに合わせたアドバイスもご用意していますよ。
あなたの想いが、もっと届きますように。応援しています!


















こんにちは、愛知県豊橋市を拠点として全国の中小企業の皆さんの、集客と販売促進のサポートを、デザイナーとコンサルタント両方の視点でサポートしている、販促工房の笹野です。