はじめに
個人事業主として仕事をしていると、こんな経験はありませんか?
「そのうちお願いするから、ちょっと質問だけ…」
そんな風に言われて、事前の質問がたくさん届く。 でも結局、その「そのうち」は来ない。
無料で情報を聞くだけ聞いて、肝心の依頼はしてこない。 そんなお客さんへの対応に困ったことはありませんか?
「せっかく質問に答えたのに、結局仕事につながらなかった…」
こういう場合、どうするべきなのでしょう?
今日は、販促のプロとしての私の考えと、実際に使える対応策をご紹介します。
3つのポイント
こうした「質問だけして依頼につながらない」ケースに対処するために、押さえておきたいポイントは3つです。
- 事前質問の対応ルールを明確にする
- 無料と有料の境界線をはっきりさせる
- 「依頼につながる質問」と「つながらない質問」を見極める
では、それぞれ詳しく見ていきましょう。
ポイント1:事前質問の対応ルールを明確にする

事前に質問を受けること自体は悪いことではありません。 むしろ、お客さんがあなたのサービスに興味を持っている証拠です。
でも、何でもかんでも無料で答えてしまうと、あなたの時間と労力だけが消費され、何も得られないことになります。
そこで大切なのが、「対応ルールを明確にする」こと。
例えば、こんな風に決めてみましょう。
✅ 初回の質問は無料で対応するが、2回目以降は有料相談になることを伝える。 ✅ 簡単な質問はOKだけど、具体的なアドバイスやノウハウ提供は契約後にする。 ✅ 事前質問の受付方法をメールやフォームに限定し、無制限な対応を避ける。
これを明確にすることで、相手にも「無料で質問し続けることはできない」と理解してもらえます。
ポイント2:無料と有料の境界線をはっきりさせる

ビジネスをする上で、お金をもらうことに抵抗がある人は意外と多いです。
「無料で答えるのが当たり前になってしまって、お金を請求しづらい…」
そんな風に感じたことはありませんか?
でも、あなたの時間と知識には価値があります。
例えば、美容院で「ちょっとだけ髪切ってほしいんだけど…」と言われたら、どう思いますか?
「それはサービスだから無料でやります」とはなりませんよね。
同じように、あなたの知識やノウハウも価値があるもの。
「具体的な仕事や販促のアドバイスは、ご契約後の対応とさせていただいております。」
こんな一文を用意して、無料と有料の境界をはっきりさせておきましょう。
ポイント3:「依頼につながる質問」と「つながらない質問」を見極める

すべての質問を有料にすればいい、というわけではありません。
中には、「この質問にしっかり対応すれば、仕事につながる」というものもあります。
例えば、
❌ 「どうやったら売れますか?」 → 抽象的な質問で、ただの情報収集目的の可能性大。 ✅ 「具体的にこんな販促を考えているのですが、どう改善できますか?」 → 実際に行動する意欲がある。
このように、「本気で依頼を考えている人の質問」と「とりあえず聞いてみたいだけの質問」を見極めることが大切です。
本気度の高いお客さんにはしっかり対応し、それ以外は事前ルールに沿って対応しましょう。
まとめ

事前質問が来ること自体は、あなたのサービスに興味を持ってもらっている証拠。 でも、そのまま対応していると時間を取られるだけで終わってしまいます。
そのために大切な3つのポイントをおさらいしましょう。
- 事前質問の対応ルールを明確にする → 無制限に対応しないようにルールを作る。
- 無料と有料の境界線をはっきりさせる → 「契約後の対応」と明確に伝える。
- 「依頼につながる質問」と「つながらない質問」を見極める → 質問の本気度を見極める。
こうしたルールを設定することで、無駄な対応を減らし、本当に価値のある仕事に集中することができます。
あなたの時間と知識を無駄にしないためにも、今日から実践してみてくださいね!

















こんにちは、愛知県豊橋市を拠点として全国の中小企業の皆さんの、集客と販売促進のサポートを、デザイナーとコンサルタント両方の視点でサポートしている、販促工房の笹野です。