はじめに
「値段をどう設定すればいいのか分からない…」 個人事業主として商品やサービスを
販売していると、こんな悩みを持つことはありませんか?
・安くすると「怪しい」と思われてしまう。 ・高すぎるとお客さんが手を出しにくい。
・値下げすると利益が減る。
実は、お客さんが「この価格なら買いたい!」と感じるポイントには法則があります。 その鍵となるのが「値ごろ感」です。 今回は、お客さんが納得し、買いたくなる価格のつけ方について、3つのポイントを紹介します。
1. 「値ごろ感」を理解する

「この商品はこのくらいの価格」という、お客さんの中にある基準。
これが「値ごろ感」です。マーケティングでは「内的参照価格」とも言われます。
例えば、スーパーで500円の卵があったら「高すぎる!」と感じるでしょう。
でも、高級ブランドのスイーツが500円なら「まぁ、妥当かな?」と思うはずです。
同じ500円でも、商品の種類や市場の相場によって、お客さんの感じ方は変わります。
だからこそ、自分の商品が属する業界の「値ごろ感」を知ることが大切なのです。 まずは、競合商品や同じカテゴリーの価格帯をリサーチしてみましょう。
2. 「安い=お得」ではない

「安くすれば売れる」と思っていませんか? 実は、安すぎると逆に売れにくくなることが
あります。
例えば、100円の腕時計と10,000円の腕時計。 どちらが高品質だと思いますか?
ほとんどの人は「10,000円の方がしっかりしてそう」と考えます。
安すぎると、「本当に大丈夫?」と疑われ、信頼を失う可能性があるのです。
さらに、価格が安いと「クレームが多くなる」という問題も。 過去に「安すぎる商品」を
売ったことがある人なら、 値段以上のサービスを求める“ヤバい客”に出会ったことがあるかもしれません。
適正価格を設定することで、お客さんの質も変わります。 価格を安くするのではなく、「適正な価値」を伝える工夫をしましょう。
3. 「高いけど納得できる」価格をつける

「いいけど高い」と「高いけどさすがだ」は、全く違います。
「いいけど高い」は、お客さんが「この価格に見合わない」と感じる状態。
「高いけどさすがだ」は、「納得感がある」ということ。
では、どうすれば「高いけどさすがだ」と思ってもらえるのでしょうか?
ポイントは以下の3つです。
✅ 高くするなら、それに見合う理由を伝える。 ✅ 価格に対する「価値」をしっかり説明する。 ✅ 「特典」や「限定感」を加えることで、価格の納得感を高める。
例えば、コンサルティングサービスを販売する場合。 「1時間1万円」とだけ伝えると、
「高いな」と思われるかもしれません。
でも、 「1時間であなたのビジネスの売上が2倍になる戦略を伝えます」 「この内容を学べば、年間100万円の広告費を節約できます」 といった説明があれば、 「高いけど、それだけの価値がある」と思ってもらえます。
まとめ

お客さんが「買いたい!」と思う価格をつけるには、 ・「値ごろ感」を理解する ・「安すぎると売れない」ことを知る ・「高いけど納得できる」価格設定をする
この3つのポイントが重要です。
価格は単に「数字を決める作業」ではなく、 お客さんの心理に影響を与えるマーケティング戦略のひとつ。 適正価格を設定することで、売上も利益もアップします。
ぜひ、今日からあなたの商品・サービスの価格設定を見直してみてください!

















こんにちは、愛知県豊橋市を拠点として全国の中小企業の皆さんの、集客と販売促進のサポートを、デザイナーとコンサルタント両方の視点でサポートしている、販促工房の笹野です。