はじめに
あなたは「デザイン」と聞くと、どんなことを思い浮かべますか？
「おしゃれなデザイン」「かっこいいデザイン」「アートのような美しさ」――そんなイメージを持つ人も多いでしょう。でも、実はデザインは「見た目の美しさ」だけではありません。
プロのマーケターやデザイナーは、売れる仕組みを作るためにデザインを活用しています。つまり、デザインには「売れるための仕掛け」があるのです。
この記事では、「デザインで売る」ためのプロの技を3つに絞ってご紹介します。あなたのビジネスにもすぐに活かせる内容になっているので、ぜひ最後まで読んでみてください！
お客様を迷わせない「シンプルなデザイン」
デザインの基本は「シンプルでわかりやすいこと」。
例えば、あなたがチラシを作るとき、情報を詰め込みすぎていませんか？
「このサービスはすごい！」「これも見てほしい！」と、たくさんの情報を載せたくなる
気持ちはわかります。
でも、お客様は短い時間で「自分にとって必要かどうか」を判断するので、
情報が多すぎると逆に伝わりません。
ポイントは、伝えたいことを1つに絞ること。
たとえば、
☑ キャッチコピーは短く、シンプルに ☑ 余白をしっかり取る ☑ 文字の大きさや色を統一して見やすくする
これだけでも、伝わりやすさが大きく変わります。
実際の例：
ある化粧品ブランドのLP（ランディングページ）では、商品説明をシンプルな言葉にまとめ、ボタンの色を目立たせたことで、購入率が約1.5倍にアップしたというデータがあります。
「伝えたいことが多すぎて絞れない…」という場合は、一番伝えたいメッセージを決め、それを中心にデザインを考えてみましょう。
「色」と「フォント」で印象を操作する
人は視覚から得る情報が全体の80%以上を占めると言われています。つまり、「どんな色を使うか」「どんなフォントを使うか」は、購買意欲に大きな影響を与えます。
例えば、
✅ 赤色 → 注意を引き、衝動買いを促す（セールのポスターによく使われる） ✅ 青色 → 信頼感を与え、冷静な判断を促す（銀行や保険の広告に多い） ✅ 黄色 → 楽しさやお得感を演出（ファストフード店でよく使われる）
また、フォントも重要です。
高級感を出したいなら、明朝体やスクリプトフォント。
親しみやすさを出したいなら、ゴシック体や丸みのあるフォント。
こうした細かいポイントを意識するだけで、デザインの効果が変わります。
実際の例：
あるECサイトでは、購入ボタンの色を「青」から「オレンジ」に変えただけで、購入率が30%以上上がったというデータがあります。
色やフォントを適切に使うことで、お客様に「この商品は自分に合っている！」と感じさせることができるのです。
目線の動きを意識したレイアウト
デザインには、「視線誘導」というテクニックがあります。
人の目は自然に左上から右下に流れる傾向があるため、この動きを利用して、重要な情報を目立たせる工夫をしましょう。
☑ キャッチコピーは左上、または中央に大きく配置 ☑ 商品画像は、視線の流れに沿って配置 ☑ 購入ボタンは、目線の最後にくる場所に設置（右下や中央下など）
実際の例：
大手通販サイトの「Amazon」では、
✔ 商品画像 → 商品名 → 価格 → 購入ボタン
この順番で配置されています。
これは、人の目の動きに合わせて設計されたもので、「自然に購入したくなる仕掛け」になっています。
あなたのチラシやホームページでも、視線の流れを意識したレイアウトにすることで、読まれやすくなります。
まとめ
デザインは単なる「見た目の美しさ」ではなく、「売れる仕組みを作るもの」です。
プロがこっそり使っている「デザインで売る」技をまとめると…
✅ シンプルなデザインで、お客様を迷わせない ✅ 色とフォントで、購買意欲をコントロールする ✅ 視線の動きを考えて、購入しやすいレイアウトにする
これらのポイントを押さえることで、あなたの商品やサービスの「売れる力」がぐっと上がります。
「デザインは苦手…」と思っている方も、ちょっとした工夫で売上アップにつなげることができるので、ぜひ試してみてください！
販促工房では、こうした「売れるデザイン」のコツを活かしたチラシ制作やWEBサイト作成のお手伝いもしています。「もっと詳しく知りたい！」という方は、お気軽にご相談くださいね！
こんにちは、愛知県豊橋市を拠点として全国の中小企業の皆さんの、集客と販売促進のサポートを、デザイナーとコンサルタント両方の視点でサポートしている、販促工房の笹野です。