「ちょっと相談なんですが…」「ついでに教えてもらえませんか?」
仕事をしていると、こんな言葉を聞くことがよくあります。
特に、SNS運用やマーケティングに関することは「簡単に答えられる」と思われがちです。
しかし、これらの相談は実は立派な「仕事」の一部。
無料で答えることが当たり前になると、私たちの専門知識や時間が軽視されてしまいます。
この記事では、「無料相談」がなぜ問題なのか、
そして適切な対応方法について考えていきます。
「ちょっと聞くだけ」のつもりがプロの時間を奪っている

あなたがレストランに行ったとします。
「ちょっと味見させて」と言って、料理を無料で提供してもらえますか?
もちろん、そんなことはありませんよね。
それなのに、なぜビジネスの相談だけは「無料で聞ける」と思われるのでしょうか。
例えば、こんな質問をされたことはありませんか?
●SNSとメルマガ、LPの戦略もついでに考えています。どうすればいいですか?
●SNS広告を出そうと思います。何から始めればいいですか?
●これの戦略を考えています。やり方を教えてください。
これらはすべて、有料のコンサルティングに含まれるべき内容です。
「ちょっと聞くだけ」のつもりが、プロの時間を奪っていることを
理解してもらう必要があります。
情報には価値がある

無料で得られる情報はたくさんあります。
ネットで検索すれば、基本的な情報は手に入るでしょう。
しかし、プロが提供するアドバイスは違います。
経験や知識に基づき、具体的な課題に即した提案をするからこそ、
価値があるのです。
例えば、美容室に行って「この髪型にするにはどうしたらいい?」
と聞いて、美容師が無料でカットしてくれるでしょうか?
それと同じように、マーケティングや販促の相談も「有料」であるべきなのです。
「ちょっとだけ教えて」は関係を壊す

無料で相談に乗ることが当たり前になると、次の問題が発生します。
1:相談の内容がどんどんエスカレートする
最初は「少しだけ」と言っていたのに、いつの間にか本格的なコンサル並みに。
2:他のクライアントとのバランスが崩れる
正規の料金を払っている人との不公平感が生まれる。
3:「この人は無料で教えてくれる人」という印象が定着する
一度無料で教えると、次からも無料が当然だと思われる。
結果として、あなた自身の価値が下がってしまうのです。
「タダで聞こう」と思う人が気づいていないことのまとめ

仕事の相談は、プロの知識と経験に基づいた「価値のあるサービス」です。
「ちょっとだけだから」「ついでに」という軽い気持ちで無料相談を求めることは、
その価値を軽視する行為になりかねません。
対応策としては、
✅「基本的な考え方はお伝えしますが、詳しいご相談は有料で承ります」と伝える。
✅「無料で提供できる範囲」と「有料の範囲」を明確にする。
✅ 無料で答えることで失うものがあることを理解する。
情報には価値があります。
適切な対価を得ることで、
あなたの仕事も、相手のビジネスもより良いものになっていくはずです。
これからは、「無料で仕事の相談できると思うなよ!」
そう胸を張って伝えていきましょう!
















こんにちは、愛知県豊橋市を拠点として全国の中小企業の皆さんの、集客と販売促進のサポートを、デザイナーとコンサルタント両方の視点でサポートしている、販促工房の笹野です。