こんにちは!今日は、個人事業主として「お客様を理解することがデザインにどのように活かされるのか」についてお話しします。例えば「2ヶ月に1回2万円の美容院代を支払うお客様層」を考えたとき、どんなデザインやメッセージが響くのか想像できますか?数字や具体例を交えながら、ターゲット層を分析し、その結果をどうデザインに反映させるか、一緒に考えてみましょう!
3つのポイントから考える
お客様層を知ることで、あなたの商品やサービスの魅力を伝えるための「効果的なデザイン」が見えてきます。以下の3つのポイントをもとに解説します。
1:美容院代からお客様の年間支出とライフスタイルを読み解く
2:お客様の価値観を反映したデザインの方向性を考える
3:お客様層に響くメッセージとデザインの具体例を紹介
それでは、それぞれ詳しく見ていきましょう!
ポイント1:美容院代からお客様の年間支出とライフスタイルを読み解く
まずは数字に注目してみましょう。
例えば、2ヶ月に1回美容院に通い、1回2万円を支払うお客様がいるとします。この場合、年間支出は次の通りです:
2万円 × 6回 = 12万円/年
この「12万円」という金額は、美容に特化した支出です。これを家計の全体像から見ると、美容関連支出が家計の1~3%であることを考慮すると、支払える世帯年収は600万円〜1,200万円程度が見込まれます。
さらに、これだけの支出をするお客様は、美容や身だしなみを「自己投資」と捉え、質の高いサービスや商品を求める傾向があります。つまり、この層は「価格よりも価値」を重視する人々だと言えます。
ポイント2:お客様の価値観を反映したデザインの方向性を考える
ターゲット層が見えてきたら、その人たちの価値観に寄り添ったデザインを考えます。
例えば、以下のようなデザインの方向性が考えられます:
●高級感のある色合いとレイアウト
ゴールドやシルバーのアクセントを使い、シンプルで洗練されたデザインを採用すると、余裕のある層に響きやすくなります。
●直感的でわかりやすい情報設計
「時短」や「効率」を重視する層には、情報を簡潔に伝えるデザインが好まれます。
●高品質を伝える素材感やビジュアル
商品の写真やサービスのビジュアルは、クオリティを直接伝える重要な要素です。例えば、美容院での「仕上がり後のイメージ」をリアルに伝える写真を使うことで、顧客の期待値を高めることができます。
このように、お客様層がわかることで、どんなデザインが響くのか具体的に想像しやすくなります。
ポイント3:お客様層に響くメッセージとデザインの具体例を紹介
具体例として、美容に特化したターゲット層に向けた広告デザインを考えてみます。
例1:美容院のチラシ
ターゲット層:30代~40代女性、世帯年収800万円以上
●メッセージ例:
「あなたらしさを輝かせる贅沢なひとときを」
「2ヶ月に一度の特別なケアで、髪も心もリフレッシュ」
●デザインポイント:
高品質な施術中の写真、落ち着いた色合い(クリーム色や薄いピンク)を基調としたレイアウトで、「上質な時間」をイメージさせます。
例2:ウェブサイトのランディングページ
ターゲット層:美容や身だしなみに投資する意識の高い層
●メッセージ例:
「毎日を輝かせる、あなただけのビューティープランをご提案します。」
●デザインポイント:
スマートフォン対応で直感的に操作できるインターフェースを採用。訪問後すぐに予約や問い合わせができるボタンを配置し、行動を促進します。
美容院代から読み解くお客様層と効果的なデザインの考え方のまとめ
いかがでしたか?「2ヶ月に1回2万円の美容院代を支払う」という数字から、ターゲット層の生活スタイルや価値観を分析することで、デザインの方向性が明確になります。
もう一度ポイントを振り返りましょう:
美容院代からお客様の年間支出とライフスタイルを読み解く
お客様の価値観を反映したデザインの方向性を考える
お客様層に響くメッセージとデザインの具体例を紹介
お客様の視点に立ったデザインを考えることで、より効果的な販促活動が可能になります。ぜひこの考え方を取り入れてみてくださいね!次回もお楽しみに!
こんにちは、愛知県豊橋市を拠点として全国の中小企業の皆さんの、集客と販売促進のサポートを、デザイナーとコンサルタント両方の視点でサポートしている、販促工房の笹野です。