最近ですね、デジタル終活の勉強を始めまして
いろいろ知れば知るほど、驚きの連続な物で
その忘備録として、ブログを書き残しております。
今回驚いたのは、タイトルにもありますように
遺族は、故人のLINEを見ることが出来ないのですって。
みなさん、知ってましたか??
ここで覚えておいて欲しい単語は、
一身専属権(イッシンセンゾクケン)です。
権利の性質上、その個人の人格や身分等と密接に関わりがあるため、その者のみが行使できる権利であり、第三者に譲渡することができない権利。
簡単に言えば、本人以外はそのサービスを引き継いで使えないって事ですね。
LINEも、その一つになります。
LINEの利用規約には「本サービスのアカウントは、お客様に一身専属的に帰属します。お客様の本サービスにおけるすべての利用権は、第三者に譲渡、貸与または相続させることはできません(4条「アカウント」の7項)」と明記されています。
遺族がLINEのサポートに連絡・相談したとしても対応は不可となります。 アカウントの削除しか道は無いって事ですね。(厳密には勝手に見ている遺族は多いかと思いますが・・・)
LINEは、双方向でトークのやり取りをするアプリなので、故人だけの話ではなく、相手方とのプライバシーの話にも発展してしまいますからね、勝手には出せないんですね。
これが、アナログ時代の手紙でしたら、遺族が勝手に開いて見てたりとかありましたね。
※LINE「故人様のアカウント閉鎖方法」
https://linecorp.com/ja/safety/account
亡くなった方の他のSNSアカウントはどうなるの? 遺族が継承できる??
先ほどは、LINEの話を書きました
そうなると、別のSNSも気になりますよね
現代社会では、SNSを利用する事増えてきてますよね。
やっていない人の方が少ないのでは無いでしょうか?
そうなってくると、自分が亡くなった後のこと気になりますし
ご家族が亡くなることもあるので、事前に押さえておきたいですね。
ちょっと調べて見ましょう。
故人のFacebookアカウントはどうなるのか?
こちらは、一身専属権になります。
簡単に言えば、本人が死亡したら使えなくなります。
過去Facebookはこの辺り、裁判があったりしています
その結果から、追悼アカウントなるものが出来たのではないかと
推測されますね。
そうなると、追悼アカウントの事も気になってきますよね
・プロフィール内のアカウント所有者の名前の横に「追悼」と表示されます。
・故人様がシェアしていた写真や投稿などは、Facebookにそのまま残り、故人様の関係者は引き続きそのコンテンツを閲覧することができます。
・追悼アカウントには誰もログインすることはできず変更することもできないので、荒らしやなりすましの危険はなくなります(追悼アカウント管理人がいる場合は除く)。
追悼アカウントは、事前に管理人を設定しておく事になります。
管理人はどんなことが出来るのでしょうか?
・アカウントの削除をリクエストできます。
・亡くなった方のプロフィールに投稿を書いて固定できます(亡くなった方に代わって最後のメッセージのシェア追悼サービスについての情報を提供するなど)。
・プロフィール写真やカバー写真の変更をすることができます。
※Facebook「追悼アカウント」
https://www.facebook.com/help/1506822589577997/
※Facebook「追悼アカウント管理人」
https://ja-jp.facebook.com/help/1568013990080948
※Facebook「亡くなった家族のFacebookアカウント削除のリクエスト」
https://ja-jp.facebook.com/help/1518259735093203
故人のTwitterアカウントはどうなるのか?
こちらは、一身専属権になります。
利用規約によれば、ユーザーが亡くなられた場合、Twitterは、権限のある遺産管理人または故人の家族とともにアカウントを停止するようにします。となっていますね。
※Twitter「亡くなられた利用者のアカウントについてのご連絡方法」
https://help.twitter.com/ja/managing-your-account/contact-twitter-about-a-deceased-family-members-account
※Twitter「亡くなられた利用者や自身での対応が難しい利用者のアカウント削除のリクエスト」
https://help.twitter.com/forms/privacy
故人のInstagramアカウントはどうなるのか?
こちらは、一身専属権になります。
Instagramは、Facebook社の持ち物ですから
Facebookと同じような対応ですね。
なので、アカウントを削除か追悼アカウントへの移行するかの二択となります。
こちらも、Facebookのように情報が出ています。
・たとえご遺族であっても、アカウントへのログインはできなくなります。
・追悼アカウントになっても、外見上のプロフィールには変化はありません。
・故人様がシェアしていた投稿は、そのまま残り、それをシェアしていた利用者も引き続き見ることができます。
・追悼アカウントは検索などの公開スペースには表示されません。
・既存の投稿の変更や情報を追加することなどができなくなります。
※Instagram「亡くなった方のInstagramアカウントを報告」
https://ja-jp.facebook.com/help/instagram/264154560391256
※Instagram「追悼アカウント」
https://help.instagram.com/231764660354188
亡くなられた方のSNSはどうなるの?まとめ
各社対応が違いますが、基本的には遺族の方でも見ることが出来なくなります。
ID・passwordを突破できれば、勝手に見ている遺族もいるかもしれないですね。
追悼アカウントへ移行するか、閉鎖するかの選択がほとんどですが
閉鎖するにしても、遺族の身分証明書や故人の死亡証明書などが必要になります。
万が一がありますので
今のうちにSNS会社さんの利用規約を確認しておくと良いかもですね。
愛知県豊橋市を拠点として、集客と販売促進のサポートをしている広告代理店運営の笹野です。